CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

自動車の話

2020-08-08 19:27:24 | スポーツ
男の一人暮らしなんだが、自家用車を所持しています

先日、3代目にあたる車を購入したんだが、
貰い事故をして現在修理中、買ったばっかりで凄いショックだったんだが、
相手方の過失が全量ということで、とりあえず安心したのでありました

で、修理の最中にレンタカーを代車で手配してくれるということで
やってきた車がなんと、レクサスのLS500、
こんな高級車乗ったことねぇし、今後乗ることねぇよと
驚きの待遇になったので、ラッキーとばかりに
あれこれ乗った感想をメモっておくのであります

まず、大きい
正直、運転が得意とはとてもいえないくらいの腕前なので、
小さい車を乗り継いできていたんだが、いきなりレクサス、しかも、LS500はでかすぎる
駐車場からも、正直鼻先がはみ出るような感じなんだが、
シーマとか、クラウンなんか目じゃないくらい長い、
タイヤも口径がえらい大きく迫力が違うと感激したのでありました

内装は革張りのシンプルなそれだったんだが、
まぁ快適すぎて驚きの連続であります
まず、シートとハンドル位置が勝手に動く、
電子制御で、エンジン切ったり、シートベルト外したりするのをきっかけに、
シートとハンドル位置が広がって、動きやすくしてくれるという
体験すると、すげぇ便利!とうなるんだが、別になくてもよくね?という機能が素晴らしい

ハイブリッドなので、音は静かというのは当たり前なんだけども、
それ以上にサスペンションの出来が段違いで、路面のでこぼこをほぼ感じない
物凄くゆったり、スムースに走ることができる、
ああこれが、快適なドライビング空間の提供というやつかと
トヨタの高級車を満喫できるのでありました、すげぇけど、
ちょっと段差とか、なんか踏んだりした感触すらないから怖いわ

メーター類がすべて電子化しているのは最近の車にはありがちなんだけども、
純正と思われるカーナビの画面が凄まじく大きくて
シフトレバーの近くにコンソールが設置されていて、
ノートパソコンのPADみたいに操作できるという
かっこよすぎる仕様にも驚いたのでありました
いや、このあたりはそこらの車でも当たり前に装備されてんのかな

あとは、全方向にカメラがついているらしく、
バックするときに自分の位置がカメラ情報で俯瞰することができたり、
接近する物体への警告も全方向で、サイドミラーに、後方接近のアラートが出たり
ちょっとかっこよすぎて信じられないくらいなのでありました

ハイブリッドをあんまり乗ったことないので、
燃費性能がどの程度かはさっぱりわからんのだけども、
パドルシフトまで搭載されているので、
オートマながら、シフトチェンジも楽しめるし、出足もスムーズで早いから
本当にもう、ステキすぎる車だと激賞してしまうのでありました

高級車というものは、乗らないとその価値がわからないというのが
運転して初めてわかったといった感じでありまして、
かれこれ20年くらいは自動車乗ってきたわけだが、
こんな快適な車が存在したのかと、衝撃を受けたのでメモっておくのでありました

これで、自分の車帰ってきたら、落差にまたショックを受けるんだろうなと思うと
なんか残念な気持ちがないでもないが、よい経験としてメモっておくのである
自動車は楽しい

【読書】愛すべき音大生の生態

2020-08-06 20:54:17 | 読書感想文とか読み物レビウー
愛すべき音大生の生態  著:辛酸なめ子

美術大出身の著者が、現在の名だたる音大を訪問して、
学生の実態を探る、というか、レポートする本でありました
ゆるく、ふんわりとしたインタビューと、学祭への参加等々、
3年間かけて、音大生OBでもある編集者と探ってきた
そんな本であります

読んで、ほんわか、そういう感じだろうねと
まったり楽しめる本でありまして、
とりわけ、優れた洞察だとか、物凄い新発見だとかは
まったく存在せず、漠然とというか、
口悪くいえば、素人が音大生に出会っただけのような
不思議な読み物でありました
著者の感想が、お金持ちそうだ、というところに集中しているのが
凄い気になって仕方なかったんだが、まぁそれはそういうものとして、
きらきらした学生たち、そう見えながらも、
裏では、想像を絶するような大変な苦労があるといったことを
つらつら書き連ねているのでありました

学祭が凄い楽しそうなのは、美大に似たところでもあるんだが、
音大の学生たちが、あっちこっちで安価にクラシックを聞かせていたり、
そのあふれる才能をそちこちで発揮しているのが興味深いところでありました
音楽を単純に楽しみたいという場合は、
名だたる演奏家よりも、こういう学生の安いものを聞くというのも
楽しみの一つなのかもなと、思ったりするのでありました

もう少しつっこんだところ、
恋愛事情と、パートの確約といった、裏取引めいた、
ある種枕営業的なものが存在しそうな話がでてくるんだが、
著者も考えてうえでか、そこまでつっこんだ聞き方をしていなかったけども、
一握りしか成功しない世界の恐ろしさが
少しだけわかったように思うのでありました
音大生は、音大生としか付き合えないのかと思ったら、
これは両極端だったようで、なかなか興味深いというか
まぁ、考えてみれば当たり前のお話であった

音大生でも、唄えない人がたくさんいるというのが
面白い話しでありました
楽器と自身の声は違うから、そりゃそうだって話だな

【読書】お見合い35回にうんざりしてアメリカに家出して僧侶になって帰ってきました。

2020-08-04 20:51:59 | 読書感想文とか読み物レビウー
お見合い35回にうんざりしてアメリカに家出して僧侶になって帰ってきました。  
著:英月

お寺に生まれた女性が、あれこれから逃げるようにアメリカに行き、
すったもんだして帰ってきたという自身の半生を書いた本でした
破天荒だし、なかなか大変だなというところなんだが、
人の一生、そういうこともあるんだろうなと
なぜか腑に落ちる感じの本でありました
やっぱり仏教の教えに、なんとなく説得されてしまったからなんだろうかしら

京都のお寺に生まれたけども、
色々と嫌で仕方ないとなったために、
アメリカへ逃亡したというお話でありました
喧嘩別れによる家出といった感じで、
面白おかしくというほどではないが、わりとライトに書かれているから
そういう不幸娘と、ご両親のお話かしらねと
はらはらすることもなく読めるのだけど、
よくよく考えると、なかなか凄い人生を歩んでおられる

一人で、相当に治安の悪い地域で、
英語もわからないのに、がむしゃらに生きていたというあたりは、
よくある海外で、揉まれてきた人の話っぽいんだけども、
ルーツである仏教、お坊さんという身分を利用して、
アメリカで、お寺を新しく開くかもといったところまで突き抜けているのが
なかなか面白いところでありました

人生をかけて、得度していくといった具合に、
あれこれ、これが縁か、これが仏かと、
仏教に開眼していくかのような語りが面白くて、
実際はもっと、様々に思うところはあるんだろうけども、
見えなかったものの見方がわかった、
それにより、どうであるか理解できたといった感じが、
自身の経験と感想から語られるので
つられて、悟るではないが、なんか、わかったような気分になれてしまう

アメリカで過ごすために、お見合い組織に登録して、
なんかしらんがサクラめいた立場に、知らぬ間になっていたお話とか、
この人のアグレッシブさに、感心するところも多々あるんだが
行き着くところが仏教であり、お坊さんになるというのが
非常に独特というか、ユニークだと読んでいて思い知らされたのであります

京都に戻っておられるそうなので
ちょっと行って見たいと考えたのだけども、
不思議な生き方をする女性のお話でありました

【読書】不良

2020-08-03 21:19:23 | 読書感想文とか読み物レビウー
不良  作:北野武

ビートたけしさんの本は初めて読んだ
不良少年の一生、というほどの大層な話でもないが、
昭和の頃の不良がどんな生涯を送ったか
それを書いている物語でありました
ヤクザもんが、ヤクザのようになり、ヤクザらしくおっちぬ
そんな按配で、心に来る何かというものは存在しないけども、
なんとなし、読み終わって、少しだけしんみりというか
しょんぼりしたのでありました
なんだかんだ、物語に引き込まれたってことなんでしょう

物凄い手のつけられない不良と一緒に過ごしたというお話なんだけども、
その不良も、ヤクザとなり、いけるところまでというほど
出世したわけではないまま、結局シャブ中になって死んだといった感じで
仕方ねぇなぁという人生が描かれているのでありました

それを少しだけ離れたところで観ていた主人公が、
やや生きながらえるけども、大した人生でもなく、
地べたをはいずって生きているだけという感じが
無常観を誘うのだが、いや、そういう難しい言葉じゃなくて
なんか、しょんぼりしたものを感じて、
でも、そこと、今現在の自分に、
善悪の大小多寡はあるけど、あんまり意味のあるなしでは
どっこいかなと思わされるみたいな感じで
なんか嫌いじゃないなぁという物語であったと思うのであります

もう一本、短編で野球の話があるんだが、
こっちは、よくある笑い話みたいな感じで、
目新しいこともなく、むしろどっかで聞いたことすらあるんじゃという
手軽な物語で、気分よく楽しめたのがよかった
どっかで、という感じはするものの
実際にはそんなことはないし、それを的確に形にしているところが
いいんだろうなと思ったりしながら、
難しくない言葉と、ありきたりとすら思える展開で、
期待どおりに進む物語を読める
楽しいと思えた時間を過ごしつつ、
読み終わると、なんかちょっとだけ物悲しいといった気持ちが残る
不思議な読み応えでありました

自分が感傷的になりすぎてんのか、
そういうところをひっかいてくる文章なのか
不思議だ

【テレビ】実況!決勝戦だけ見てみよう

2020-08-02 21:05:55 | ドラマ映画テレビ感想
NHKの実験的な番組でした
マイナースポーツの決勝戦を実況しながら楽しむという試みで、
なかなか興味深い、というか、
もっと色々なのを見たかった気がすると
番組構成とかおいといて、
マイナースポーツの妙をもっと楽しみたかったと思えた
なかなか楽しい番組でありました
ありていに言うとスタジオ収録要らなかったな

そんなわけで、やってる人からすれば、
マイナーとはけしからんと怒られそうだけど、
実際知らないスポーツばっかりで、
でも、世界的に観ると5万人とか競技人口を持ってたりして
世の中広いなと衝撃を受けるのでありました
特にヘディス、誰でも思いつきそうなそれが、
ドイツで相当人気になっているのが
まぁ、サッカー大国だしなぁという感じでもあるが
楽しそうで何よりでありました

というか、出てきたスポーツのうち、結構なところで
ドイツの名前が出てたように思うんだが、
ドイツ人、スポーツ大好きなんだな(そういうことなんだろうか)

あとは、何気に日本が強豪に入っていた
キンボールスポーツが面白くて、
あれはちょっとやってみたい感じでありました
というか子供向けに流行しそうな気がするんだが、
ボール用意するのが大変なんだろうな、広い割りに参加人数少ないし
惜しいと思いつつも、凄い楽しそうだと感じたのであります

ラート、ランニングバイクあたりは、マイナーといわれつつも
別のところで見たこともあるので、まぁそういうものかと
凄い技とか、それこれを見て楽しいといえば楽しかったけども
パンチが足らないと思ったり無責任な楽しみ方ができたのであります

残りはもう、ネタが尽きたのかという感じで
ちょっと残念極まりなかったんだが
もっと真剣に、あれこれマイナースポーツってあるんじゃないか、
日本でマイナーなだけで、世界的に人気とか、局地的に人気とか
そういうのを観たいと思わされた番組でありました
楽しいかどうかわからんが、
クリケットとか、カバディとか、セパタクローとか、
このあたりの、知られているけど、日本じゃ見る機会が少なそうなものを
同じコンセプトでやってくれんだろうかなと
思ったりするのでありました

と、こんな視聴をしていて、そういえば
オリンピックも、見たことなかった競技がなんか面白かったりしたなと
観戦するという楽しみは、知っているに問わず
ただ競うという行為を見ているだけで満足できるものかとも
合点がいったというか、勝手に思ったりしたのでありました

相撲も面白かったし、
今週はスポーツを結構楽しめた週であったな(日記か)

【読書】2000年前からローマの哲人は知っていた 怒らない方法

2020-08-01 21:06:41 | 読書感想文とか読み物レビウー
2000年前からローマの哲人は知っていた 怒らない方法  著:セネカ

ローマ人はすげぇな
前々から思っていたことが、
つらつら、またひとつ哲学の分野で教えられた
そんな本でありました

怒りについて書かれたそれでありますが、
「怒り」を悪ととらえて、それに感情を支配されるということの無益、
そのことによる大いなる損失をあげ、
また、怒りに我を忘れた例をあげることで、その恐ろしさ、
一種の愚かさを紡ぐことで、怒りを遠ざけようと解説する

怒りとはそもそもどこからやってくるか、
それは他人への寛容さの不足、
己の傲慢、無意味な嫉妬などなどと、
心が狭いからおきるのだということをあげて、
もっと優しく、穏やかに生きることを薦めている
また、怒ってすぐに何かをするのではなく、
一度、その状態から距離をとるように努力し、
頭を冷やすということの有益を語っているのでありました

非常にわかるというか、
怒りという強い力をどのように制御するか、
そもそも、制御できないから怒りなのだという話なんかを
あれこれ語っているところは面白くて、
人間の本質的な部分に触れていると、
時代がどうとか関係なく、怒りっぽい人やら、
自分が怒るときやらを想像すると、
いちいち当てはまり、反省を促されるようで面白かったのでありました

目新しい教訓なんざまるでないのだけども、
それは、2000年前にすでにこの著者によって喝破されていたことを
現代人が、何度も繰り返して唱えてきた結果なのかとも思ったりしつつ
人間でいる限り、怒りを忘れることはないのかもしれんけども、
それを御する方法を得るというのは
人生の目的のひとつに数えてもよいのではないかと
思えた本でありました

怒ってしまうと、修行がたらないなと反省する
これはまだ、序の口なのであります