CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

【読書】つまらない住宅地のすべての家

2021-07-10 20:53:22 | 読書感想文とか読み物レビウー
つまらない住宅地のすべての家  作:津村記久子

何の変哲もない住宅地に、脱獄囚が逃げてくる
そんなニュースに右往左往する住民たちを群像的に描いた小説でした
脱獄囚が、その近所の人の親類でといった感じから、
住人それぞれが、各々に事情を抱えていて、
結構危うい状況が見て取れるというか、
どこが「つまらない住宅地」なんだというほどに、
それぞれ差し迫ったというか、深刻な事情を抱えているのが面白い
そして、それがいくつか組み合わさったりしながら、やがて、
脱獄囚の目的がわかってきてと、入り組んでいるので序盤読むのに苦労したが
結末に近づくにつれて、物語が加速してくようで面白かった

登場人物が多いのと、子供が結構あれこれ出てくるので、
どれがどこの子で、誰がどういう子だったか、
読んでいて、すっと理解できないのがもどかしいというか、
自分の頭の悪さに辟易してしまったんだけども、
そんなのは瑣末なことで、読んでいくと自然にわかってくるというか、
あまり、どこの子がどうだというのは、事件というかイベントだけ覚えておいたら
それが結びついていくので、ああ、あの子がなんて、
読みながら理解できていくのが不思議で仕方なかった
まぁ、脱獄以外に、もうひとつ犯罪が起きそうな感じになっていることに
冷や冷やして読んでしまうのだけども

共感とまではいわないけども、なんとなくわかる、そんな気持ちになる人物が
いっぱい出てくるので、とっちらかった感じの物語なのに
なんだかんだ、読み込まされてしまって、心情に思いをはせたりできるのが凄いと
子供よりも、大人たちの事情について考えさせられてしまった
子供は子供で、事情と世界があるというのも面白いんだが、
それらが集まった「住宅地」という、隣近所が存在する世界というのが
狭いのか広いのか、親密なのか粗雑なのか
わからないまま、でも、リアルだなと思わされたりしたのでありました
ほどよい田舎というか、都会ではないというか、
まったく知らない人ばかりとはいわない、この不思議な感じというのが
いかにもと思えて面白いのでありました

【ドラマ】 いいね!光源氏くん し~ずん2

2021-07-07 20:50:31 | ドラマ映画テレビ感想
よるドラ枠のふり幅が激しいな
前が先鋭的な作品だっただけに、
実績あるとはいえ、ゆるい今作がきて、しかもあっという間に終わってしまって
なんというか、面白かったけど、もう続きはないのかとちょっぴり残念であります
なんだかんだ、出オチみたいな内容だけども
エピローグがついたといった感じで、
後日譚的な内容として、よくできていたと満足したのでありました

ようは、少女漫画というか、ドタバタコメディをしていただけと
そういう話なので、なんら不思議はないのでありますが
キーパーソンとして出てきた「むらさき」先生なる人が
いったい何者かというのが、
ああ、なるほどと、さほど気にもしていなかっただけにやられたというか、
そういう話かーと納得して、満足したのでありました
そして、メタ的な見方というのか、
そう考えたときに、このドラマの展開は新しい源氏物語なのかもなぁと
源氏という理想の男性像というのが、
イケメンの居候ヒモ男(ひどい)になるのが現代版だと
そういうことなのかとか思ってしまったのである
昨今、女性が独り立ちというか、イケメンを飼うという需要を欲するにあたると
そういうことが反映されてんじゃないかと思ったりしながら
いよいよ、光源氏になれない男子には
肩身の狭い世界観が広がってきたとか思ってしまったのだけども
とりあえず、伊藤沙莉がかわいかったのでなんでもいいのである
もっとコメディに振ってもいいのに、あえて抑えてきてたのがまたよかった
うまい女優さんだとつくづく思うのであった

別に何がどうしたという物語ではないのだが、
ちょっとの出番だったのに凄い印象的だったのが、
ホワイジャパニーズピーポーの博士で、
「あいついつも追われてんな」という伊藤沙莉の冷めた声がツボったのでありました
あのワンシーンだけなのに、しかも、さして役にも立ってないのに
凄い印象に残ったというか、不思議な存在感があるなと
このドラマに欠かせないピースだと感じたのでありました

妹と中将がなんかあったりとかするかと思ったら
そんな方に発展することもなく、かちっと綺麗に収まったというか
終わったのがすごくよかったなと思いつつ

さっき調べたら、原作が漫画だったと知って衝撃を受けたのでありました
てっきりオリジナルドラマだと思ってたんだが、そうか、そうだったのか…
原作再現度がどの程度かまったくわからんが
ドラマとして、よくできてたと思うばかりである

【読書】六人の嘘つきな大学生

2021-07-06 21:21:48 | 読書感想文とか読み物レビウー
六人の嘘つきな大学生  作:浅倉秋成

面白い推理小説だった
就職活動の最終選考が、ちょっと変わったグループディスカッションになって
そこに選ばれた6人の大学生たちの行動と、グループディスカッションで起きる
不穏な事件とを追っかけていく物語でありました
かなり凝っていて、凄く丁寧にヒントが積み上げられているので
しっかり読んでいったら、なるほどなと謎というか、
犯人がわかってしまうのは、ある意味惜しいというか、
そういう読み方せずにいたいのに、謎を解かせたがるような筆運びに
ついつい、あれこれと考えながら読んで
無事、その回答にたどり着いて満足だったのでありました
作者に踊らされてしまったようにも思うが、悔いは無い

謎解きを丁寧に、主人公と一緒になって進めていけるような感じなので、
達成感というか、解けたという感覚は楽しかったのだけども
結構、二転、三転と、他人の評価がめまぐるしく変わるという情景が
生々しいというか、訴えたかった内容と合致していて
なるほどなぁとも思わされてしまうのだが、
最終的には、とても救われた内容で〆てくれるので
清清しいお話になっておりました
ただ、それゆえにというか、えらい丁寧に逆転というか、
気持ちのよい答えへと行き着いてしまうので
若干物足りないと思ってしまうのもまた、
困ったものである、なんか、すわりがよすぎるんじゃないかとか
感じてしまったのだ

就職活動で、どれほどの人事担当が、
学生たちの本当のことをわかるというのだろうという、
ごく当たり前のそれを現実的に描いた内容だとも思えて、
結局人が、人を選ぶということは
つまりそういうことなのだなと
運といっても差し支えない揺らぎが存在する
システムとしてはきわめて不十分なそれで、
そこに向けて四苦八苦する学生たち、そして、人事担当者、
両者の喜劇めいたものでもあるなというのは
考えさせらられるというか、むしろ、考えることを止めさせられるような内容だった

運命を左右する数十分というのも間違いないところだが、
それは、選択が決定するだけで、正解を選ぶか選ばないかという
試験の結果とは異なるものだなと改めて思うのでありました
もっとも、どこもかしこも就職できなかったというならば、
この言は生ぬるいことになるので
おおっぴらに、就職活動を気に病むなというのもまた
違うなぁと反省ではないが、考えてしまうのでありました

【読書】オムニバス

2021-07-05 20:43:46 | 読書感想文とか読み物レビウー
オムニバス  作:誉田哲也

安心安定の姫川シリーズでありました
シリーズとか言ったけど、そんなにたくさん読んだことない身分でして、
それでも、ああ、あの姫川女史かとわかるくらい
キャラの立った刑事ものであります
今回も、その期待を裏切らないというか、前にも思ったんだが、
男が想像する最高に可愛い(?)女刑事といった感じで
相変わらずの舌鋒鋭い感じと、感覚的な物言いで解決していく様を
堪能できたのであります

基本的に、駄々洩れになっている心の声が軽妙というか、
毒がきいてて、読んでいるだけで楽しくなってしまうんだが
益体もなく繰り広げられるセクハラとかを意に介すこともなく、
ばっさりと切り捨てていくように事件を解決していったり、
変なところで弱気というか、弱腰になったりという様を見守っていくのが
とても楽しい小説であります
短編で、いくつもの事件をさくさく解決していく内容だったけども
今回も、いかんなく発揮される姫川観というのが
なるほどなぁと思ったり、そりゃねぇだろと笑ったり、
大変楽しませてもらったのでありました
基本的にひどい物言いというのがよいですね

印象的だった事件は、ものすごい美人モデルが虚偽のような内容で自首してきた話で、
ここでの辛辣さが、なかなか読み手にも刺さるようで面白かった
というか、記憶に残る内容でありました
誰かのためになんかしている自分に酔っている
この指摘はきついなぁと思いつつ、そういうのが姫川は本当に嫌いなんだというのもわかるんだが、
相手が美人すぎるから、やっかみついでにやってみてもいるんじゃないかと
ちょっと面白い感じでまとめているのがすごくよかった
そうでなかったら、結構重たいというか、
読んで、やだなぁという気持ちだけが残るような話だっただけに
これの絶妙な気の抜け方が、救われたような気持ちになれて面白かったのでありました

奇人変人めいた扱いを受けつつも、基本はしっかりしていて
明晰な論法だけではなく、ちゃんと客観的に解決するときもあったりして、
ここは違うんだ、みたいな楽しさが随所に見られて
とかく、暗い気持ちにならないのでありました
結構事件自体はかわいそうというか、悲惨なのもあったりするんだが
それを吹っ飛ばしてしまうような、刑事という仕事の怖さも見えるようで
興味深いと思ったのでありました

ほそぼそと続いてほしいシリーズだと思いつつ
少しずつ、人生というか、いろいろな物事が時間経過しているなと思わされたりして
また次回が出るのを楽しみにしたいシリーズであります

青天を衝け  篤太夫、遠き道へ

2021-07-04 20:59:30 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「青天を衝け」
視聴完了しました
まるで最終回みたいな回だった、まぁ、幕府は最終回だから
そういうことかとか、身も蓋もないことを書いてしまうんだが
オリンピック休みって挟むのか、どうなんだ
わからんが、ともかく来週がえらい楽しそうなので
パリ編が何回くらいなのか気になるところでありました

新章への幕開けという感じだったので、
割と、残っていた困ったことを丁寧に片付けていっていると
そんな感じにも見えたんだが、
なんだかな、喜作と楽しそうにしているシーンが
やっぱりいいなぁと、この物語における喜作の重要度が
改めてわかったのでありました
まぁ、見ている自分が、喜作のことを栄一以上に知らないから
わくわくするという意味もあって、いいのである
無事に幕末を潜り抜けるらしいが、心配はつきない

栄一の喋り方が、すっかり円四郎の生き写しみたいになってるのが
いい話にも思えるが、なんか違うよなとも思ってしまったりするところ
慶喜の前だけああいうのだといいんだが、
今後、あのテンションだと、なんともしまりがないなと思ってしまったのである
まぁ、杞憂というか、フランスいったらそんなことやってる暇なさそうだから
治るんだるけどもだな

名シーンといっていいのか、
慶喜と声をそろえて論語(?)をそらんじるあたりが
ステキでありました
いや、内容からすると孟子かもしれんと思いつつも、
教養がないのでさっぱりわからんが、ああいうのをすらすら言えるというのは
やっぱりかっこいいなぁと改めて思うのでありました
古典に限らず、かつてはドラマの台詞なんかも
一回聞いていいなと思ったら覚えたもんだが、
最近は覚えられないので、なんというか羨ましいと思ったりしたのであった

激動の幕末、最も激しい時期を運よくというべきか、
フランスで過ごすというのは凄いことだなと思ったりしながら
しれっと、福沢諭吉は出てくるし、なんだかんだ、小栗とはいい関係っぽい描かれ方だったし
かつての幕臣たちとの明治以降が楽しみになってくるのでありました
小栗はもう会えないのかと思うと残念極まりないんだが、
思いのほか出番が多くて驚いたのでありました
もう一旗、死ぬシーンが用意されるんだろうか気になるな
筋肉が躍動するのかどうか

そうとも知らず、ぬけぬけとパリを満喫するであろう栄一が
楽しそうで何よりだと、また次回を待つのである

追記
調べたら唱和してたのは、大権現様のお言葉だったんだそうで
よくそんなもん栄一が知ってたなと衝撃を受けてしまったんだが
尾高の兄上が教えてくれてたんだろうかな

【読書】時鐘の翼

2021-07-03 20:50:14 | 読書感想文とか読み物レビウー
時鐘の翼  作:ルカ・マサーリ

イタリア人作家の作品であります
第一次大戦の欧州を舞台にしたタイムパラドクスSFで、
正直このあたりの歴史とかよくわかってないから
なんともわくわくしながら読んだのであります
この頃のハンガリーとか、イタリア空軍とか、欧州東西の陣営争いと
ドイツのあり方というのが大変面白い小説でありました

また複葉機が大活躍するドッグファイトも満載で、
当時の騎士道精神や、飛行機乗りの矜持みたいなのも出てきたりして
とかくかっこいいというか、古臭いのがいいなと
活劇にしびれて読んだのであります
サボイアとか、カプローニとか、どっかで聞いた名前も出てくるしで
わくわくしてしまった

セルビア地域の紛争というのは、
現在もなお多くの問題を抱えているわけだけども、
その根本的な部分に立ち返ったような内容になっているようで、
いわゆる東欧と呼ばれる地域が、どういう勢力図であったか、
ロシアとどういう関係でいたのかというのが面白くて、
もうちょっとちゃんと読み込んだら、しっかり第一次大戦のありようというのが
見えてくるんじゃないかという、歴史小説としても面白かったと思うところ
それ以上に活劇が面白いので、そのあたりの難しい話はすっ飛ばして
がしがし読まされる感じも、またたまらなかったのでありました

最終的には、大団円となるのだけども、
結構あっさりというか、さっぱりした終わり方が
余韻もそこそこといった感じで読みやすくてよかった
テクノロジーがどうしたというのではなく、その時代の英雄的素養が
どの時代でも生きるのだという感じが心地よいし、
飛行機うんちくがふんだんにまぶされているのが楽しい小説でありました
かつて計器を使わずに風を感じて飛んでいたという
その生き方と、それだからこそという職人芸めいたもの
空戦が銃器によるものだけではないというところが一番かっこよくて
ロマンあふれる物語だったと思うのである

初出が1995年くらいになるようで、未来として出てくるのが2021年12月と今年の年末なんだと
このあたりが、ちょっと運命的で個人的に面白かったのでありました
この世界のようにはなっていないけども、なかなか、未来も楽しい

同級生リメイクと私 3

2021-07-02 20:50:09 | スポーツ
と、いうわけで、最後にしようと思う
ゲームそのもののレビウを少々と、実際にプレイした気持ちを記しておこう

思いのほか記憶が確かなもので、なんとなくでも、
さくさく二週でオールクリアを達成できた
さすが、学生時代にアホほどやりこんだだけあると
自分でも寒気がするほど、先の展開というか、
どこに、誰が、いつ居るのか
それが手に取るようにわかるというのが、ある意味恐怖であります
いや、一種の全能感に近いものを得たので
流行のことばで言うところの、チートだの、なろうだのと
そういうのに近しい体験をしたのである
そうか、知っているという感覚はこういうことなのか

まぁ、それは作業と何が違うのかという話のような気もしてしまうんだが
それはおいておこう、楽しかったからいいのだ
雑念もなく、没頭できたという体験を得たのがよかったのだよ

そういう感じでやっていて、つと気付いたのは
やっぱり、1はぬるいゲームだなというところでありまして、
2のときのようながちがちのフローチャートというか、攻略チャート、
スケジュール管理が必要ないところがいいなぁと
リメイクにあたり、おそらく難易度というものも考慮したのかと
思わされたりしたのであります
とはいえ、念には念を入れてということか、イージーモードというのもあるらしいんだが
使わなかったのでよくわからない、
街中ぶらぶらしてたら、とりあえずクリアできるんだから要るかそれ?とか
思ってしまったくらいである

ゲームとしては簡単極まりないので、あとはテキストを楽しむと
そういうことに従事するわけだけども、このあたりがWIN版のリメイクということで、
若干というか、結構残念だなと思ってしまうところ
シナリオが全体的にマイルドというか、なんか、おとなしい
なんなら、「たくろう」がおとなしすぎるので残念だと思ってしまう
このあたりは仕方ないんだろうが、個人的にシナリオとしては
真子先生の扱いが酷いことこのうえないので、そこは大きくマイナスだと思ったりしたのでありました
まぁ、今更いってもなぁ

さて、リメイクとして一番大きく変わった絵柄についてでありますが、
これが、全体的に見た目が幼くなっているので、なんだろう、
当時同級生に感じた、青春は年上の女性によって作られる(偏見)という感動というか、
そういう展開になっていくときのリードについての感激が
どうしても薄くなってしまって、正直なところ物足りないと思ってしまったのでありました
このあたり、夏子さんとよしこ先生が顕著で、やっぱりこの二人については
物凄くおねーさんだったり、先生であって欲しかったなと思うんだが
絵柄って重要なんだなと改めて認識した次第である

一方、よくなっていたところも当然あって、
予想もしていなかった「かおりさん」が、ほどよく幼さが足されたおかげか、
20歳という設定で、もともとのほうだと、絶対サバ読んでんだろという見た目だったのが
ほどよい感じになってて、よきかなと思ったのでありましたとさ
ただ、全体的にバストを盛りすぎているのだけ気になったんだが、
非現実的な体型になってるのが、なんというか、いまどきなのかしらと思うところであった

イベントCGは元CGをトレースしたみたいな感じだったせいか、
もともとの劇画調が残りつつ、なんとなく現代っぽい丸さがあって、
いいな、というよりも、頑張っているという感じ
背景とかが完全に劇画のままなので浮いているのも気になったが、そういうもんだろう

声については、正直、美沙だけ心配していたんだが
まったく美沙だったので安心したのでありますけども
このあたりはそういう造詣の深い人たちに言を譲りたい

と、まぁあれこれ書き連ねたわけだけども、
ゲームの感想というよりも、やはり、かつてのリメイクをどう楽しんだかと
体験のほうが重要なことであったと、描きながら思ったのである
誰が読んで、誰のために書いてというでもない
自分のためにまとめておいて、この一連の行為を正当化でもないが、
よかった思い出にしようともくろむばかりでありました

セールスがどの程度だったのかわからんが、
2までは規定路線じゃないのかなと思ったりするところ
だけど、2は流石に買わないかなぁと、書いておきつつ
結局買っている姿が見えるような見えないような

若い頃の自分のように3を待つようにして、2リメイクを待たされるという
醒めない悪夢にまた入っていくんじゃないかと
思ったりしたのでありましたとさ

とりあえず、思い出なぞりとしても楽しかったし
ちゃんとゲームとして遊べてよかったとメモっておくのだ