Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

ペダルの分解 整備で これをしては駄目

2009-06-23 08:24:46 | 自転車整備 ペダル
先日分解した シマノ105 SPD-SL のペダル 分解後は洗浄し
グリスアップと進めて行くのだが 今回は途中で手が止まって
います 自転車のメンテナンスでも やはりしては駄目な事も
有ります 何時もはこんな失敗談は載せないのですが今回は
ちょっと書いてみようかな




先日分解した シマノ 105 のペダル
この部品達を大きな写真で見てみましょう




ペダル・アクスルの一番先端に付いているのは
ロックナット その次がこのコーン 玉押しです
前回にも書きましたが ロックナットには 7mm
この玉押しには 10mm のスパナを使います






次に出てくるのがスチールボール
やけに小さいと思っていたら ノギス読みで 2.35mm
これは 3/32 規格の 2.3812mm 自転車でこのサイズを
使うのは本当に珍しい 1箇所に 12個使っています




次は左右対称の形状をした 玉受け


その玉受けの中に シャフトに通した
この樹脂製のブッシュが入っているのだが
これの役割は何なんだろう これは組み付ける時に
良く考える事にしましょう




玉受けのクランク側に入っている 金属製の
スペーサー
これは ロックボルトと回転部の押さえになるのだが
こんな精度の物で良いのかな?




これが シャフト ペダル軸です
光っている所が クランク側の玉押しですね




これがロックボルト 硬質の樹脂製です




ロックボルトとシャフトの間に入れる
ゴム質のシール材 これで良く水が止まるな
と言うくらい薄くて頼りないもの




さてさて

このペダル軸 アクスルを抜くのに専用工具が必要なのは
先日の日記に書きましたが
この形状ならプライヤーやウォーターポンププライヤーでも
行けるのじゃないかな? なんてプライヤーで緩めてみました






何の手応えも無く いきなり割れました
自分の仕事柄 陶器の器具を金属ボルトで締め付けるのは
日常的な事 そしてその限界は指先で感じるのですが

こいつは それを感じる前にいきなり割れましたよ
シマノのこのロックボルトを触る時は プライヤーは
御法度ですね 皆さんは絶対にしないように・・




このロックボルトは 展開図を見ると
Y-43Z13000 なんて品番で部品取りが出来ますが
この本体に残ったナットをどうして取るんだ

う~ん これはネジも長いし手こずりそうです
チクショウメ!(笑)






そんなんで 今日の大切なお勉強
シマノのペダルの分解には 専用工具 TL-PD40
ロックブッシュ工具 約100円を使いましょう

私だって たまに失敗はするさ 
今日の一言
『笑って誤魔化せ 自分の失敗 』 ははは

分解手順は過去日記 【 ペダル シマノ 105 分解 】 をご覧下さい

コメント (11)
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