Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

日曜大工のウッドテラス 木工事

2015-06-15 20:27:39 | ウッドテラス作り
ウッドテラスの工事を始めています 木工事は素人が行う奮闘記
ご自分で制作を計画されている方の 何かのお役にたてば幸いです
今回はここまでに用意した木材を組立てて行きましょう





前回は必要な長さに切った材木に防腐剤と木材の保護を兼ねた塗料を塗って終わっています
その塗料も一晩経ち 乾いたので今回はこれを組立てて行きましょう




塗料の説明では気温の高い季節で乾燥まで 2時間
との事ですが 木の裏側などは一晩おいてもまだ
湿っぽい感じがします 塗料の乾燥には気温だけ
では無く風通しも大切な条件ですね




でも思ったより綺麗に塗れているので次の作業に
掛りましょう 今日はこのカットした木材を組立てて
行きますが ビスを揉む前に下穴を開けます 
使うのは電気ドリルと木工用のキリです






木工用のキリです これは鉄鋼用やコンクリート用と
比べ先端に特徴が有ります 木の中に食い込んで行く
小さな螺旋状の先端をしています この部分の刃先が
駄目になると全く木の中に入って行かなくなります
今回使うのはビスの頭に合せた 8mm です




事前に墨出しをしておいた所にドリルのキリを当てます
一つの場所に 5ヶ所穴を開けます






ドリルを正転させるとこのサイズのキリなら簡単に
木の中に入って行きます 螺旋状の先端の効果です






切り屑は刃の形状から表に排出され 本当に良く
考えられた道具だと思います 深さは 45mm






また別の話なんですが 最近のスケールはケースの
巾が広くストッパーが付いた物が多く有ります
ケースにはゴムの保護が付いた物まで・・
これは独りで長さを測る時、先端を基準にし スケールを
伸ばした後 ストッパーを掛けスケールをこの様に置く
事が出来ます ゴムなどは滑り止めも兼ねているのでしょう
とても便利です






材木の下穴を開け終ったので一旦材料を片付け
作業スペースを確保します




材料を組立てて行きましょう 手前に有るのが大引き
床組の上になる部分で 奥の三本が束でコンクリートの
土台の上に乗ります それぞれの長さは以前に測った
土台の高さから計算して大引きが水平になる様にして
あります





窓から応援をしてくれています 名前は Duffy ダッフィー あまり大きくならない
カニヘンダックスフンドです 私の自転車小屋にもたまに遊びに来て水を飲んで帰ります






木材を接合するのに木ビスとインパクトドライバーを
使います 先端ビットはネジの頭に依り選びます
これは同じプラスの 2番ですがこんな違いが有ります




木工用のビスの頭の違い 最近はスリムビスと言う
細い物が有りそれは右の様な小さい頭をしています
これには先の小さなビットを使った方が良いですね
従来の大きさの頭には通常のビットを選びます






今回は材木が 90mm 角なので 105mm のビスを使います




各部材を組立てる位置は事前に全て墨を出しています
※ 記事の本文中に墨と言う言葉が良く出て来ますが
建築用語で必要な場所に印を付ける事だと解釈して
下さい

これからビスで組立て、接合して行きますが木材同士の
矩(かね)曲(かね)色々な字を当てますが直角を出したり
段差が付かない様に現場で工夫する事は大切です






下穴を開けた位置にビスを揉んで行きます






今回のビスは 105mmとかなり長い物ですが 下穴が
無ければビスの先が相手に届きません 45mm の穴を
開けておく事で必要な長さが相手に入って行きます
この為の下穴です






今回の接合部分にはホゾやホゾ穴、合い欠き等
木工事で使う継手の工作はしていません これらは
実際、私にはハードルが高くどうしようかと豊富な
知識と腕の良い工務店の社長に相談した処 今回
程度のテラスなら 束の頭を散髪し(高さを揃える)
その上に大引きを乗せてビス止めで良いですよ。
とアドバイスも貰ったのでその方法を取っています






ただ継手部分が開いたり傾いたりするのを防止するには 
筋交(すじかい)と言う斜めに木材を入れてやるのが
効果的ですが テラスの床下に出入りし易くする為に
この様な建築金物を使ってみようと思っています






施工スペースに勾配が有り組立てに苦労するかと
思っていましたが 思いの外順調に組み上がりました






ビスの為に下穴を開けましたがこれをそのまま
放っておきたくは無いですね




穴塞ぎにダボを使います 他に良い呼び方が無いかなと
思いますがこれ自体はダボが正解でしょうか 木を削って
穴を塞ぐのは木栓と呼びますね






ダボを下穴に入れハンマーで叩き込みます 
サイズは 8mm です




全部の穴を塞ぎました この状態ではダボを使おうが
自分で木を削ろうが 使った材料に関係なく木栓をした
(木を使い蓋をした)で良いですね






下穴の周りが少し汚いのでささくれた所をノミで
削っておきましょう




ちょっとした事ですがこんな事の積み重ねで
出来上がって行きます






折角全体に防腐材を塗っているのですから ここも
補修しておきましょう 小さな刷毛を使います




これで水に対しても多少保護が出来るかな・・
自転車で言えばカットしたアウターケーブルの
切断面を整えてやる様なものでしょうか小さな
事の積み重ねですね




   
私のブログにたまに登場する空流(Cool)君 この子はこのお家の子です
私が自転車を触っているとそれを見て真似をします その道具の使い方が
実に上手い 今回も何かしたくて気の毒な位 私がする事を見ています
少し出来そうな事を手伝ってもらいますが 色々な意味で良いセンスを
しています さて次は今回組立てた加工材を使い床を組んで行きましょう

前回の作業 【 ウッドテラス木材カットと防腐剤塗布 】

次回の作業 【 素人大工が作るウッドテラス 床組 】

コメント (4)
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