Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

ロードフレーム 塗装前の下地処理

2017-06-27 20:13:33 | 自転車 塗装
少し前から作業を進めているクロモリのロードフレームの再塗装 今回はフレームの古い塗装を剥がし
錆の除去など塗装に必要な下地の処理を行います





先日は試しにフロントフォークの塗装を仕上げ手前まで塗ってみました
今回はフレーム本体の塗装前の処理を行います




塗り替えを依頼されたフレームは強い洗剤で洗浄をして
保管していました 着手前にどんな状態か見ておきます




まずはハンガーシェル周り ここは一番時間が掛る部分です






この様な錆ですがこれの除去はしてやります
ただハンガー周りは特に道具が使えないので
難しいです




ラグの溶接部分 入り墨も時間が掛りますね








空研ぎ用のペーパーでやってみました 塗装は比較的剥がれますが
その奥に有る錆取りは時間が掛って仕方が有りません




電動工具のオービダルサンダーに手助けをしてもらいます






サンダーも塗装の削りかすで直ぐにまっ白になります
そして機械の入り難い所は上手く行きません






そんな時は違う道具に助けてもらいます




狭い所はワイヤーブラシは助かります





かと言ってこの様な道具も万能では無く仕事が粗くなります






ワイヤーの目が残るので最終的には手作業で行う必要が有ります






この様にペーパーを細く切った物や折り返した物を使います




ラグなどの際はこの様なペーパーを折り畳み
その角でチマチマと削ります 




何時もながらこの面倒な作業は避けて通れないので
時間を掛けて行うしかありません






今回は塗装を下地として残すので この作業の見栄えは
良く有りませんがこの様な感じです






今日の夜から雨の予報です 地肌がむき出しになった金属は
湿度が高いと直ぐに錆が発生します もう少し表面を均したいのですが
下地の塗料を塗ってしまいます 溶剤で塗装面の脱脂をします




簡易塗装台の用意をします その辺に有る物を
結束線で括っています






まだ湿度は高くはないですが少し曇って来ました
まずは塗料の密着力を高めるミッチャクロンを塗ります
透明の塗料でややネバツキ感が残ります






この時期ならミッチャクロンを塗ってから 15~20分経てば
次の塗装が出来ます プラサフを吹きます上塗りの下地です






BB シェルは塗料の入り難い所なので塗り残しの無い様気を付けます
少し厚塗りになっても仕方がないです ラグは逆に厚く塗ると
シャープさが失われるのでエッジを効かすくらい薄く塗っています






シートブリッジとトップチューブのワイヤートンネル
このトンネルの内部に塗料を入れ過ぎるとワイヤーが
通らなくなってしまいます あまり盛ってはいけません





塗装は気温や風、湿度で影響を受けます 私の様に屋外で塗っていると
塗装日和と言うのはそう有りませんが出来るだけ条件の良いタイミングを選んで行いたいですね
今回は雨が迫っていたので少し急ぎました この数時間急いだものが塗装の仕上がりに影響します
プラサフが乾燥したら下地の再調整が必要か良く見てみましょう

前回の記事 【 フレーム塗装 選んだ色は キャンディブルー 】

次の作業 【 フレーム塗装 下地の手直しと一色目を塗る 】

コメント (2)
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