BB 付近からの音鳴りの為に預ったロードバイク 前回は Campagnolo のクランクを外しました
今回は BB カップを取り外しましょう
友人のロードバイクの BB 付近から異音がするとの事で自転車を預かっています
前回はクランクを外しましたが 今回は BB カップを外します 使われているのは
Campagnolo CHORUS ウルトラトルクです
自転車小屋で作業をしていると 別の友人から
そちらへ行って良いですか?とのメッセージが届き
直ぐにおいでになりました
自転車に乗っているとクランクが緩み抜けて来たので
自宅でクランクを脱着した処、左右同じ方向に取り付けて
しまったらしい 成る程これじゃ乗れないです(笑)
コッタレスクランクの抜き工具を持っていないので
助けて下さいとの事 はい、直ぐにやりますよこれは
今迄数知れずやって来た事です
一旦クランクを外し少し掃除をして四角テーパーに
グリスを塗ってから締め込みました こんな事なら
何時でも来て下さいよ 凄く上品な手土産を持って来て
下さったのがかえって申し訳無かったです 有り難く頂きました
BB カップ
さて予定していた作業を進めます これは右側のカップです
スレッドタイプの JIS 規格のはずです
このカップを外す為の工具は何種類か有りますが
今回は VAR のこのタイプを使います BP-99900
工具をカップに被せモンキーレンチで緩めます JIS 規格の
右側は 逆ネジです あら固くて緩まないな・・・
ここで BB 小物の規格をおさらいします
B.B小物の規格
JIS 左 正ネジ 右 逆ネジ 巾68mm
ITA (イタリアン) 左右共 正ネジ 巾70mm
FRE (フレンチ) 左右共 正ネジ 巾68mm が有ります
ワンの規格もそれぞれ異なり
JIS 1.37X24TPI
ITA M36X24TPI
FRE M35X1 となっています
まさかイタリアンと言う事は無いでしょうね 左側は
JIS も ITA も正ネジです こちらを外してみましょう
かなり固い手応えで外れました 最初から最後まで
固かったのでネジの緩め止め剤を使っているのでしょう
部品に書かれている文字は 1.370"×24TPI 間違いなく JIS です
もう一度右側に戻ります VAR の工具は結構滑り易く
スパナタイプの工具に変えます
この工具と言うより BB カップの形状は工具が外に逃げ易いので
工具が外れない様にしっかりと抑えます 工具が外れると自分が
怪我をします 怪我は恥だと思えば良いです
かなり固かったですが無事に外れました BB 小物の
固く締まっているのは良く有る事です
これでハンガー周りの駆動部が取り外せました
この後良く点検します
ハンガーシェルの中を覗いてみます 汚れています
パーツクリーナーを使い内部の掃除をしましょう KURE の
クリーナーは適度な乾燥時間が有り 使い易くて私は気に入っています
フレームにクリーナーがあまり掛らない様に気を付けながら
掃除をします特にネジは念入りに行いました
ハンガーシェルの内部が綺麗になりました 音鳴りの解消が
目的なのでネジには異物を残したく有りません
クランクを外すと今迄掃除がし難かった所が良く見えます
こんな時に綺麗にしておきます
これは Simple Green 洗剤のシンプルグリーンを薄めた物です
自分の手拭き用に何時も手に届く所に置いています これで汚れを
拭き取ります
その後はワックスを掛けておきます 汚れ落しと共に
カルナバロウが良い艶を与えてくれます 一つ用意
しておくと便利に使えます
少しは綺麗になりました 自転車整備とは違う作業ですが
少し手間を掛ける事で綺麗な自転車になります
鮮やかなピンクの花ですね 明るくて良いです近くの河原で咲いていました
音鳴りの解消の為に預った自転車ですがすでに幾つもの作業にお付き合いを頂いています
一つずつを確実に作業を進めると時間が掛ります あの時にやっておけば良かったと後戻りを
したくありませんしね・・ 次回は一番怪しいクランクのベアリングの状態を見てみます
またお付き合い下さい
前回の作業 【 Campagnolo カンパ ウルトラトルク クランクを外す 】
次の作業 【 Campagnolo カンパウルトラトルク ベアリングの清掃 】
今回は BB カップを取り外しましょう
友人のロードバイクの BB 付近から異音がするとの事で自転車を預かっています
前回はクランクを外しましたが 今回は BB カップを外します 使われているのは
Campagnolo CHORUS ウルトラトルクです
自転車小屋で作業をしていると 別の友人から
そちらへ行って良いですか?とのメッセージが届き
直ぐにおいでになりました
自転車に乗っているとクランクが緩み抜けて来たので
自宅でクランクを脱着した処、左右同じ方向に取り付けて
しまったらしい 成る程これじゃ乗れないです(笑)
コッタレスクランクの抜き工具を持っていないので
助けて下さいとの事 はい、直ぐにやりますよこれは
今迄数知れずやって来た事です
一旦クランクを外し少し掃除をして四角テーパーに
グリスを塗ってから締め込みました こんな事なら
何時でも来て下さいよ 凄く上品な手土産を持って来て
下さったのがかえって申し訳無かったです 有り難く頂きました
BB カップ
さて予定していた作業を進めます これは右側のカップです
スレッドタイプの JIS 規格のはずです
このカップを外す為の工具は何種類か有りますが
今回は VAR のこのタイプを使います BP-99900
工具をカップに被せモンキーレンチで緩めます JIS 規格の
右側は 逆ネジです あら固くて緩まないな・・・
ここで BB 小物の規格をおさらいします
B.B小物の規格
JIS 左 正ネジ 右 逆ネジ 巾68mm
ITA (イタリアン) 左右共 正ネジ 巾70mm
FRE (フレンチ) 左右共 正ネジ 巾68mm が有ります
ワンの規格もそれぞれ異なり
JIS 1.37X24TPI
ITA M36X24TPI
FRE M35X1 となっています
まさかイタリアンと言う事は無いでしょうね 左側は
JIS も ITA も正ネジです こちらを外してみましょう
かなり固い手応えで外れました 最初から最後まで
固かったのでネジの緩め止め剤を使っているのでしょう
部品に書かれている文字は 1.370"×24TPI 間違いなく JIS です
もう一度右側に戻ります VAR の工具は結構滑り易く
スパナタイプの工具に変えます
この工具と言うより BB カップの形状は工具が外に逃げ易いので
工具が外れない様にしっかりと抑えます 工具が外れると自分が
怪我をします 怪我は恥だと思えば良いです
かなり固かったですが無事に外れました BB 小物の
固く締まっているのは良く有る事です
これでハンガー周りの駆動部が取り外せました
この後良く点検します
ハンガーシェルの中を覗いてみます 汚れています
パーツクリーナーを使い内部の掃除をしましょう KURE の
クリーナーは適度な乾燥時間が有り 使い易くて私は気に入っています
フレームにクリーナーがあまり掛らない様に気を付けながら
掃除をします特にネジは念入りに行いました
ハンガーシェルの内部が綺麗になりました 音鳴りの解消が
目的なのでネジには異物を残したく有りません
クランクを外すと今迄掃除がし難かった所が良く見えます
こんな時に綺麗にしておきます
これは Simple Green 洗剤のシンプルグリーンを薄めた物です
自分の手拭き用に何時も手に届く所に置いています これで汚れを
拭き取ります
その後はワックスを掛けておきます 汚れ落しと共に
カルナバロウが良い艶を与えてくれます 一つ用意
しておくと便利に使えます
少しは綺麗になりました 自転車整備とは違う作業ですが
少し手間を掛ける事で綺麗な自転車になります
鮮やかなピンクの花ですね 明るくて良いです近くの河原で咲いていました
音鳴りの解消の為に預った自転車ですがすでに幾つもの作業にお付き合いを頂いています
一つずつを確実に作業を進めると時間が掛ります あの時にやっておけば良かったと後戻りを
したくありませんしね・・ 次回は一番怪しいクランクのベアリングの状態を見てみます
またお付き合い下さい
前回の作業 【 Campagnolo カンパ ウルトラトルク クランクを外す 】
次の作業 【 Campagnolo カンパウルトラトルク ベアリングの清掃 】