Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

バーテープを巻く コットンテープ VEROX

2017-12-12 20:13:45 | ロード
自転車整備を進めている 私のロードレーサーにバーテープを巻きます
少し懐かしい VEROX ヴェロックスのコットンテープです




1974年制作のフレームです この頃はほとんどコットンのバーテープを使っていました
今回は貴重な VEROX のテープを後輩が贈ってくれたのでそれを使います






この黒いのはバーテープの下巻きです ワイヤーが
バーテープの下で暴れない様にする為です






下巻きに使っているのは ハーネステープと言い
車の電気コードを束ねるのに使う物です これは
熱に強く巻き戻しが少なく、糊も沸かないのが良いですね






これが今回使うバーテープです フランスの VEROX
我々の時代に大ヒットした綿テープです








一旦整備テーブルに戻り 作り物をします
バーテープを 8~9cm 切り取ります 角は
捲れ難い様に落しています






バーテプをハンドルに撒く時 ブレーキブラケット部分の
恥隠しに使います 糊が弱いので両面テープを使っておきます






恥隠しはここに使います 建築用語かと思いますが
恥= 見えてはいけない物が見える 隠す=それを
見えなくする為の物 と言う意味ですね








バーエンドの巻き始めに両面テープを使います
バーテープの糊が強ければ要らない作業です






バーエンドの方から巻き始めます
 
テープと言う物はどの様な物でも、何か意図が無い限り
下から上へと巻くのが普通です 上から下へと巻くと
重なった部分に汚れが溜まり易くなりますね それが
屋外であれば雨水の浸入にもつながります






テープの巻く方向は 外側から内側へ・・・
ハンドルは内側に絞る様に持つのでこれが
緩み難い方向です






初めてバーテープを巻く人はこのブラケットの部分が
解らないですよね






ここで何度も巻くと握りが太くなるので、あっさりと
巻いて行きます 








この部分の巻き方に特に決まりは無いので自分の好みや
手の大きい人はブラケットに巻き付けるのも OK です




この時の裏側の状態 先程の恥隠しが生きています






最後まで巻き終わればキリの良い所でテープを
カットします






最近は最後にエンドテープを使いますが ここは
両面テープで止めておきます






左側も同じ方法で進めました






これで両方巻き終わりました 毎日練習する自転車なら
巻き替えの頻度も多いですよね 良く練習する選手は
これの出費も大変だと思います





今回の VEROX のテープは後輩の丸山繁一君が送ってくれました 彼は世界マスターズで
過去 3 度の世界チャンピオンになり 先日行われた 2017全日本選手権マスターズの
500m TT で優勝しています 現在はパールイズミで頑張っています
私の自転車の整備も後わずかで完成です 次はペダルを取付けましょう

前回の作業 【 自転車を磨く ポリッシュ仕上げ 】

次の作業 【 ペダルとホイールを取付ける National ロードレーサー 】

コメント
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