選手時代のロードレーサーの整備をしています 先日取り外した Campagnolo のハンガー小物の洗浄をしました
今回はそれをフレームに取付けます オールドカンパと呼ばれる時代の四角テーパーの小物です
前回の作業でパーツクリーナーの洗浄力を比較しながら綺麗にしたハンガー小物です
今回はこれをフレームに取り付けましょう 今回は写真が多いので文字は少な目で行きます
年数が経っていますがボールレースもリテーナーも
まだ綺麗です
左側に使うロックリングです 何度も脱着をしているので
切込みの部分にバリが出ています
バリをヤスリで落しておきました
パーツと工具を用意して作業を始めます
ハンガーシェルの内部は錆も全く無くネジも綺麗な状態です
制作後 43年を越えたフレームです
ハンガー内部の埃をエアブロワで吹いておきます
今回は当時物のカンパグリスを使います これは
オールドカンパ愛好者の、ちょっとした拘りです
ハンガーシェル内部やネジにしっかりとグリスを塗り込みます
クロモリの自転車を長く使う為にはこれが必要です
左右のネジにグリスを塗り準備が出来ました
小物の取り付けは右ワンから行います
小物のネジやフレームと接触する所にはグリスを塗ります
量が多くてはみ出した物は後から拭き取れば良いです
ハンガーシェルへ手で入るだけねじ込みます 今回のハンガーは
JIS 規格で 右側は逆ネジです ハンガー巾は 68mm
右ワンの締め込みには専用工具を使います
HOZAN C-358 右ワンまわし
工具をセットしました
ハンドルを差し込み手で回します この頃の部品に
推奨トルクなどの案内は有りません 右ワンは緩み易い
と言う事を念頭において、強く締め込みます
と言っても最近のトルクで管理する事に慣れた人には
難しいですよね シマノのカップは 35~50 Nm の
締め付けですが 少なくともそれ以上のトルクでは
締め込んでいます
はみ出したグリスを拭き取り右側は完了です
次は左側から仕事を進めます これらのパーツを
組付けて行きます
カンパニョーロの四角テーパーシャフトです
カンパテーパーと呼ばれ スギノのマイティコンペ等は
間違いなくこれを参考にしています
シャフト全体にグリスを塗り拡げます 錆予防です
リテーナーにも充分量のグリスを塗り込みます
シャフトの片方 右側にリテーナーを入れておきます
シャフトは左右の長さが違うので間違ってはいけません
右側のワン内部のボールレース=玉受けにグリスを
塗ります
ボールレース全体に塗りました
リテーナーの付いたシャフトを左側から差し込みます
左ワンの準備をします
ワンの内部、ネジにもグリスを塗っておきます
この時代の回転部分は防水対策がされていません
グリスの量は多く使いそれがはみ出す事で水の浸入を
止める位の考え方で良いでしょう
リテーナーにも方向が有ります
この方向で使います もし分らなければ組付け前に
ワンに入れてみれば手応えで解ります
グリスを塗ったリテーナーをワンに入れました
それをハンガーシェルにねじ込みます
手で回り難くかったらピンスパナで奥までねじ込みます
この段階ではかすかにガタが有っても OK です
ロックリングです これにも裏表が有ります ネジには
グリスを塗りました
ロックナットを取付けました あまりワンを締め込んで
いない状態でシャフトの回り具合を感じています
この後玉当り調整を行います
ワンを締め付け シャフトにガタが無く一番軽く回る所で
ロックリングを締め込み固定します この様にピンスパナで
ワンを押えフックレンチでロックリングを回して固定します
そして目的の回転具合になっているか確認します
自分が求めているのは一番良い一点だけです
中々一度では決まりません
ピンスパナより使い勝手が良いカニ目レンチに替えます
実は今回、それくらい微妙な調整をしています
自分が固定したい場所でしっかりとワンを押え
フックレンチでロックリングを締め込みます
ほんの少しの力具合でポイントが外れるので
今回は玉当り調整に 20分程掛りました カンパは
最高の状態で使いたいと言う思いです
このピンスパナより 先度のカニ目レンチの方が
確実な作業が出来ます でも昔はこれも買えなくて
玉当り調整には恐ろしく時間を掛けていました
これでハンガー小物の取り付けと 玉当り調整が
終りました
Campagnolo RECORD 今となってはこれ以上の回転性能を持っているパーツが有りますが
50年近く前にこの様な精度の高い物を作っていたのがカンパニョーロの凄い処ですね
さて次はチェーンホイールを取付けましょう
前回の作業 【 パーツクリーナー 比較 ハンガー小物 洗浄 】
次の作業 【 カンパニョーロ チェーンホイール 取付け 】
今回はそれをフレームに取付けます オールドカンパと呼ばれる時代の四角テーパーの小物です
前回の作業でパーツクリーナーの洗浄力を比較しながら綺麗にしたハンガー小物です
今回はこれをフレームに取り付けましょう 今回は写真が多いので文字は少な目で行きます
年数が経っていますがボールレースもリテーナーも
まだ綺麗です
左側に使うロックリングです 何度も脱着をしているので
切込みの部分にバリが出ています
バリをヤスリで落しておきました
パーツと工具を用意して作業を始めます
ハンガーシェルの内部は錆も全く無くネジも綺麗な状態です
制作後 43年を越えたフレームです
ハンガー内部の埃をエアブロワで吹いておきます
今回は当時物のカンパグリスを使います これは
オールドカンパ愛好者の、ちょっとした拘りです
ハンガーシェル内部やネジにしっかりとグリスを塗り込みます
クロモリの自転車を長く使う為にはこれが必要です
左右のネジにグリスを塗り準備が出来ました
小物の取り付けは右ワンから行います
小物のネジやフレームと接触する所にはグリスを塗ります
量が多くてはみ出した物は後から拭き取れば良いです
ハンガーシェルへ手で入るだけねじ込みます 今回のハンガーは
JIS 規格で 右側は逆ネジです ハンガー巾は 68mm
右ワンの締め込みには専用工具を使います
HOZAN C-358 右ワンまわし
工具をセットしました
ハンドルを差し込み手で回します この頃の部品に
推奨トルクなどの案内は有りません 右ワンは緩み易い
と言う事を念頭において、強く締め込みます
と言っても最近のトルクで管理する事に慣れた人には
難しいですよね シマノのカップは 35~50 Nm の
締め付けですが 少なくともそれ以上のトルクでは
締め込んでいます
はみ出したグリスを拭き取り右側は完了です
次は左側から仕事を進めます これらのパーツを
組付けて行きます
カンパニョーロの四角テーパーシャフトです
カンパテーパーと呼ばれ スギノのマイティコンペ等は
間違いなくこれを参考にしています
シャフト全体にグリスを塗り拡げます 錆予防です
リテーナーにも充分量のグリスを塗り込みます
シャフトの片方 右側にリテーナーを入れておきます
シャフトは左右の長さが違うので間違ってはいけません
右側のワン内部のボールレース=玉受けにグリスを
塗ります
ボールレース全体に塗りました
リテーナーの付いたシャフトを左側から差し込みます
左ワンの準備をします
ワンの内部、ネジにもグリスを塗っておきます
この時代の回転部分は防水対策がされていません
グリスの量は多く使いそれがはみ出す事で水の浸入を
止める位の考え方で良いでしょう
リテーナーにも方向が有ります
この方向で使います もし分らなければ組付け前に
ワンに入れてみれば手応えで解ります
グリスを塗ったリテーナーをワンに入れました
それをハンガーシェルにねじ込みます
手で回り難くかったらピンスパナで奥までねじ込みます
この段階ではかすかにガタが有っても OK です
ロックリングです これにも裏表が有ります ネジには
グリスを塗りました
ロックナットを取付けました あまりワンを締め込んで
いない状態でシャフトの回り具合を感じています
この後玉当り調整を行います
ワンを締め付け シャフトにガタが無く一番軽く回る所で
ロックリングを締め込み固定します この様にピンスパナで
ワンを押えフックレンチでロックリングを回して固定します
そして目的の回転具合になっているか確認します
自分が求めているのは一番良い一点だけです
中々一度では決まりません
ピンスパナより使い勝手が良いカニ目レンチに替えます
実は今回、それくらい微妙な調整をしています
自分が固定したい場所でしっかりとワンを押え
フックレンチでロックリングを締め込みます
ほんの少しの力具合でポイントが外れるので
今回は玉当り調整に 20分程掛りました カンパは
最高の状態で使いたいと言う思いです
このピンスパナより 先度のカニ目レンチの方が
確実な作業が出来ます でも昔はこれも買えなくて
玉当り調整には恐ろしく時間を掛けていました
これでハンガー小物の取り付けと 玉当り調整が
終りました
Campagnolo RECORD 今となってはこれ以上の回転性能を持っているパーツが有りますが
50年近く前にこの様な精度の高い物を作っていたのがカンパニョーロの凄い処ですね
さて次はチェーンホイールを取付けましょう
前回の作業 【 パーツクリーナー 比較 ハンガー小物 洗浄 】
次の作業 【 カンパニョーロ チェーンホイール 取付け 】