Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

デュラエース ハブ HB-7800 分解 清掃

2010-10-02 21:12:00 | 自転車整備 ハブ
先日新たに購入した シマノ DURA-ACE デュラエース HB-7800
このフロントハブを分解清掃しグリスを入れ替えます 初めて
触るハブですが多くの写真を使い 細かな処までご覧頂きます






デュラエース HB-7800 28穴のフロントハブです








フロントハブに左右の方向は有りませんが 今回はハブに
印字されている文字を基準に右、左と言う事にします

このハブの玉押し部は左右で異なります 上が右側で
ロックナットが有りません 中が左側で通常のハブの様に
ロックナットが付いています 下は右側の中空部ですが
こちら側には 5mm の六角穴が開いています






このハブの回転部を分解するのには サイズの違う 2枚の
ハブスパナが必要で サイズは 17mm と 15mm






では分解しましょう ハブの左側の玉押しに 17mm の
ハブスパナを掛けます






ロックナットには 15mm のハブスパナです






ロックナットが外れました ※ ネジは全て正ネジです






玉押しを外す為にシャフトの右側に 5mm のアーレンキーを使います
こうしないと 力が入らず玉押しを回せません








玉押しにハブスパナを掛け緩めます 玉押しが外れました  
内部の模様です あら、リテーナーが使われています

このハブ スチールボールに関しては A タイプはバラ玉
B タイプはリテーナーと両方がラインナップされている様です






左側の玉押しです このダストキャップの外し方は解りません
玉押しにゴム系のシールリングが入っています






右側からハブシャフトを抜きます






この右側から抜いたシャフト シマノの展開図では ハブ・アクスルユニット
とし シャフトに玉押しが装着された図が載っています この玉押しは
通常の作業ではシャフトから取り外せないと理解するべきなんでしょう




ハブ本体の一番外は 樹脂製のインナーダストキャップが装着されて
います これを外さないとリテーナーが取り出せません






ダストキャップがどの様な構造で装着されているのか解らないのですが
ドライバーでこじてみましょう 良かった外れました 樹脂は直ぐに
破損するので半分壊れるのを覚悟していました・・・






インナーダストキャップを取り外すと リテーナーも取り出せます






この作業、左右ともする事は同じです これで回転部の分解は
終りです






今回の分解作業で使った工具と 分解した回転部




分解した各スモールパーツを洗浄します 樹脂部品も多いので
今回はガソリンは使わず デグリーザーを使います






洗浄後の玉押しとスチールボール 少し前に分解整備をした
アルテグラのハブと比べ 研磨が綺麗です この辺がデュラと
他のシリーズの違いです





洗浄脱脂が終わった各構成部品 ハブシャフトはアルミ製でかなり軽い物です ハブの胴が太いのは
このシャフトを入れる為ですね この樹脂ケースのリテーナーはオクタリンクの B.B 小物 デュラ BB-7700 にも
使われていますがシマノ独特の物ですね

さて長くなってしまいましたこの続き、マイクロロン処理とグリスアップは次回の日記にさせて頂きます
では次回もお付き合い下さい

この作業の続きはこちらをご覧下さい 【 デュラエース ハブ HB-7800 グリスアップ 組立 】

コメント (7)
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