Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

日本記録と世界記録

2013-12-09 20:02:01 | 自転車競技
UCIトラック ワールドカップ第2戦がメキシコ・アグアスカリエンテスで行われていました
そこで男子1km TTにおいて凄い記録が出ていました





まず中川誠一郎選手 34歳の現役競輪選手です
今回中川選手が 1分00秒017 と言う日本記録を樹立しています
今迄の記録は 伏見俊昭選手が 2002年に中国・昆明で記録した
1分02秒158 でした

私も何度か日本記録に立ち会った事が有りますが 一番最初は
初めて 1分10秒00 を切った時のスピードを凄く速く感じたのを
今でも覚えています それから 40数年 素晴らしい進化です

※ この写真は今回のものでは有りませんが 前回のワールドカップ第 1戦 
  イギリス・マンチェスターの時のものです





そしてフランソワ・ペルヴィス選手(フランス)が 56秒303 の世界記録
これまでの記録はアルノー・トゥルナン選手(フランス)が2001年に記録した
58秒875だったのでこれを 2秒半 更新 平均速度 69.939km/h 凄い記録だと思います
※ コメントで指摘して頂きましたが平均速度はリザルトでは 63.939km/h でした 
  訂正させて頂きます 2013.12.10 Kino 

今回のメキシコは高地に有り記録が出し易いバンクだと言われているそうで
他の種目でも世界記録と日本記録が出ていました

前出の中川誠一郎選手は 200m フライングスタートでの 9秒702 と言う
日本記録保持者ですが この記録も 2013年1月 同競技場で記録したものです

注) 写真は色々なサイトで紹介されていたものを拝借致しました、有難うございます

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ブレーキの交換 手入れ

2013-12-07 20:29:08 | ロードバイク スプートニク
新車組立時から全くブレーキが効かなかったロードレーサーでしたが
前回フロントブレーキを交換したら凄く改善されました 今回は後ろの
ブレーキも同じ物に交換します






これが前回フロントブレーキを交換したロード
ブレーキは DURA-ACE BR7700を使っています
フロントも同じ物を使っていたのですが全く
効きませんでした






ブレーキを外しましょう まずブレーキワイヤーを
解放します 使うのは 5mmのアーレンキーです






ブレーキの取付けネジはシートブリッジの裏側です
ここも 5mmのアーレンキーで緩めます 正ネジです






ブレーキワイヤーを本体から抜きます






ブレーキ本体を引っ張りフレームから外します






DURA-ACE BR7700 の刻印






取り換えるブレーキはこの LATIDO ラティードから
外します 使っているのは DURA-ACE BR7403
8速時代の古いタイプです








こちらも基本的な構造は同じで取り外し作業も
先程のブレーキと同じ手順です






DURA-ACE BR7403 デュラエースの 7400系が登場したのは
1984年で その後同シリーズで 1991年に STI 手元変速が
登場しています




外したブレーキをそのまま使うのでは無く
少し手入れをしてやりましょう






これは BR7700 を後ろから見ています




これは BR7403 ですが スプリングの保持部に
何か細工がしてあります






これは BR7700 には無い機能ですが マイナスドライバーで
この保持部を回す事が出来ます その機能は赤い指示棒の
先に見る事が出来ます






これを回す事で偏芯されたパーツが回り 
スプリングの強弱を選ぶ事が出来ます
7400シリーズは素晴らしいと良く言われますが
この様な細かな部分にそれが表れています






今度使う 7403の方のパーツを簡単に外しました
シャフトに付けているギザワッシャーが割れました
思っているより硬い材質の様です




油汚れをしているパーツは洗浄します






本体の可動部はテフロン樹脂をスプレーしオイルも
差しておきます このテフロン樹脂はオイルでは
有りませんが独特のスベスベ感を感じる事が出来ます






白いシューホルダーは私が塗装した物ですが
これはワックスで汚れを落しましょう

白い塗装の様子 【 ロード ブレーキシュー 交換の準備 】

ゴールドにも塗りました 【 ブレーキ シューホルダーを塗装する 】






ブレーキゴムの修正もしておきましょう
用意しているのはペーパーです




それ程距離は使っていませんがかなりリムの癖が
付いています このシューは BR7900の物です






綺麗に修正出来ました 2~3分で済む作業です
気が付いた時 食い込んでるアルミ片や砂の
除去に併せ修正もしてやれば良いですね




両方の面合わせが出来ました




ギザワッシャーも買い置きが有りました こんなに
直ぐに割れる物なら幾らか持っておいた方が良い
ですね






これで使う方のブレーキ本体の手入れが終わりました
少しの整備ですが部品が又活力を取戻します






どうして BR7700より古い BR7403 の方が良く効くか
その理由ですが 私が考えているのはテコの原理

BR7700のワイヤークランプと可動部の寸法
力点と支点の距離は 約 63mm






それに対し BR7403 はその距離が 約 69mmで
6mm の差が有ります おそらくこの違いでブレーキの
効き具合が変わってくるのでしょう





保護色、良く見ないと分かりません こんな寒い時期にバッタが居ました
さすがに近づいても動かなかったです 可哀想に越冬は出来るのかな?

じゃブレーキの取付けは次回に致します、次もお付き合い下さい

次の作業 【 ブレーキの交換 取り付け 】

フロントブレーキはこちら 【 効かないブレーキ 】

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効かないブレーキ

2013-12-05 20:46:18 | ロードバイク スプートニク
現在メインで使っている私のロードレーサー スプートニク 組立ててもう少しで
1年になりますがその当初からブレーキが全く効きません 今回はその対策を
施してみます





石川県のカツリーズサイクル&デザインさんのオリジナルブランドのフレームです
塗装は全てオーダーで塗ってもらっています






ブレーキレバーはシマノ DURA-ACE ST-7801
ブレーキ本体は DURA-ACE BR-7700 を使っています
このブレーキが全く効かない・・・ 
これはブレーキ本体とフレームの双方に原因が有ると
思います 但しこれは決して欠陥が有ると言う意味
では有りません






その効きの悪さを解消する為に 今まで乗っていた
LATIDO ラティードのブレーキ本体と交換してみます






少し子供の頃に習ったテコの原理を思い出し
力点、支点、作用点などを考えてみます 私に
解るのは精々この辺りまでです

スプートニクのブレーキは 力点~作用点
ワイヤークランプから駆動部までの寸法が
約 63mmです






それに対してラティードのブレーキは 約 69mm
この差が 6mm有ります






そしてブレーキゴム 作用点の位置がこれだけ違います
これはフロントフォークの長さの違いでこんな状態に
なります スプートニクを組んでいる時にブレーキが
効かないだろうなとは思っていました

スプートニクのフォークが何故長いのかそれには理由が
有ります シートアングルとの関係です フォークの寸法で
どの様に変わるか一度考えてみて下さい・・・








両方のブレーキ本体を外しました






DURA-ACE BR7700 と BR7403 この7400時代のシマノは
良い物を作ってやろうと言う気合が入っているのを部品で
感じます






取り換える BR-7403 のパーツを綺麗にしておきます
アジャストネジが少し潰れていたのでヤスリで修正も
してやりました






ブレーキ本体の駆動部も フッ素フイルムをスプレーし
オイルも差しておきます






簡単に一通りの手入れをしました






ブレーキを取り付けましょう 折角外したブレーキ部分
この機会に汚れを拭き取り、ワックスを掛けました




ブレーキ本体を取り付け






フォークの裏から取り付けボルトで軽く締め込んで
おきます




ラティードで使っていたブレーキシューの位置です
かなりの違いが有ります




ブレーキゴムを下に下げ ワイヤーを少し張って
おきます






ブレーキゴムを一度外し 細かな所を拭き取っています
作業テーブルの上でしておけば良かったですね 反省






ブレーキゴムの位置決めと、ややトウインに調整します




ブレーキゴムの位置が決まったので ブレーキシューの
本締めをします






ワイヤーの張り調整と本締め ブレーキのセンター出し
ゴムとリムの隙間を左右揃えて取付けボルトをしっかりと
締め込みます




はみ出したグリスなどを拭き取り取替えは完了です





少し古いタイプのブレーキです、私はブレーキにそれ程拘りは無いのでブレーキレバーと
本体が別の物でも全く気にしません 自転車が確実に止れば良いと思っています
それで有りながら交換前のブレーキは恐さを感じる程効かなかったですね

交換後少し乗ってみました とても良く効く様になって全く別物ですこれなら合格です
力点と支点の関係、中学校で授業を聞いておいて良かったです(笑) 今回は特に
効かなかった前だけ試してみましたが これなら続いて後ろも交換しましょう

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誕生日のお買い物

2013-12-04 21:39:35 | よもやま話
一年に一度皆のもとにやって来るお誕生日 そんな日の為のお買い物に
お付き合いをして来ました





赤い階段を 2階へ上がって行きます




そこは子供用自転車の売り場 この日のお誕生日は
空流(くうる)くん そのプレゼントを自転車にするので
そのお付き合いです






お店のお姉さんが一生懸命にサイズを選んでくれます
そしてちょと乗ってごらんって




直ぐに大きくなるから少し大きい奴を買っておきましょう
なんて私が居るのに言わせない お店のお姉さんもその
意見に賛成






こっちにもこんなのが有るよ~ とママとお姉さん
この色がいいと空流くん




ここにはJeep と言うブランドが並んでいました




何種類か乗って本人が選んだのがこの自転車
お姉さん、色々と出してくれて有難う






納車整備と事務手続きは 1階のカウンターで行います
本日のプレゼントは 16980円の 16インチ




納車整備が終わり受け取った自転車をお店から乗って
出る子も珍しいでしょう(笑)






お店から駐車場まで初めて乗る自転車なのに 
やたらと上手く乗っていたのには驚きました




車に積んで持って帰りましょう 余程気に入ったのか
車中でもずっと自転車を触っていました





これには獅子唐辛子が生っていました 薄いブルーと白いお花が綺麗ですね
帰宅後も早速嬉しそうに乗っていました

こんな子供の頃から、ただ乗せるだけでは無く交通法規も含め安全な自転車の
乗り方を教えてあげる事が出来れば本当に良いでしょうね

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少し変った お宝探し

2013-12-02 20:16:37 | よもやま話
少し仕事のお話をしましょう 宝探しって普通なら楽しいイベントだと思いますが
私の仕事では水が漏れているけど何処か全く解らない それを見つけるのを
お宝探しなんて言います




今回のお宝探しは ご家庭のキッチンの混合水栓
お湯と水が出る蛇口ですが その辺から水が漏れる
音がして 壁の外へ漏れているのを直して欲しいとの
依頼






依頼者がこの辺から漏れているので見て欲しいと
おっしゃる しかし経験的にこんな所の水漏れはまず
無いと思う でも先方が納得するようにタイルもハツリ
中を見てみます




こんなフレキシブルカメラを使っていますが
これでお客さんにも見て頂き納得をしてもらう 
結局ここでは無かったのでこれからが腕の見せ処






勘を働かせキッチンの外壁を開けると一発で発見
大きく開口すれば仕事がし易いですが 
壁を開けたのは 25cm角程度 これは補修を少なく
済ます為のちょっとした心遣い






しかし発見するのが仕事では無いこれから修理を
しないといけない ここが難しい場所で外と床下に
潜っての両方からの仕事 
漏水箇所を切り取ります 原因は経年劣化に依る腐食で
お湯の配管(銅管)に穴が開いていました この辺は
想像の範囲内です






切り取った部分の銅管を新しくします トーチランプを使い
半田付けで配管をしますが 壁の中や床下の木材に火が
移らない様に注意が必要です 炎の温度は約 1800℃






修繕が終わりグレーの保温材を巻いて漏水修理は
完了です






開口部の補修までやってしまいましょう 切り取った
バラ板(モルタル壁の下地の木材)をコンパネで
簡単に補修し その上からコンパネをビス止めします






開口部の周りにコーキング剤を塗って ステンレス板を
ビス止め 今後の点検口として使ってもらいましょう




さてキッチンのタイル回りの補修も必要です
ここは水が絶えず掛る部分で木材で補修と言う
訳には行きません






モルタルの厚塗りを一発で決めるのは難しい仕事です
ラス網(モルタルを塗る下地に使う網)を中に貼って
固めに練ったモルタルをタイル面まで塗りました

モルタル= セメント(粉)と砂を水で練った物です




前述の修理の日から数日後 ここからはモルタルが
完全に乾いてからの仕事です






その養生日の間にステンレスの板を加工しています
必要な大きさの板に蛇口用の穴を開けています
それをタイルに貼り付けます ヒートガンは板や
タイルを暖め接着力を高める為に使っています








ステンレスとタイルにマスキングをしコグチに水が
回らない様にコーキングを打って完成です




今回の仕事では まず漏水箇所を素早く見つけるのが
一番の仕事 これはやはり今迄の経験で勘を働かせます
何ヵ所も開口を増やすと時間も補修も大変です

そして本職の修繕は上手くして当り前 
その後の補修は他の職種の職人さんに頼らず出来る範囲で
自分が行います ただこの辺はお客さんの希望を聞きながら
進めますが これで修理費がかなり抑える事が出来ます





綺麗に枯れていますね 弦に沢山生っていました朝顔の種でしょうか

お宝探し 私達の水道配管にも明確な規定では無いですが常識的な配管方法が有ります
その辺を踏まえて 配管ルートや使っている継手の種類を推測します、そして漏れる
可能性の高い部分を開口し点検します これは有る程度の知識と経験が有る無しで
大きく差の出る仕事ですね 加えて後始末の補修まで考え仕事が進められたら一人前です

コメント (4)
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