Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

ピストバイク ハンドルポジションを考える

2016-05-09 20:20:21 | ピスト
先日久し振りに自転車競技場を走りました その時は選手時代のポジションで
乗ったのですがさすがに少し無理が有ります ハンドルの位置を見直してみます





私のトラックレーサーにはマース型のハンドルを使っていますそのドロップ部を持つと
体重の増加と共に大きくなったお腹に太ももが当り膝が外に開いてしまいます これは
避けたい処でハンドルの握り部を上げたいと思います それをステムで対処するのでは
無くドロップの浅いハンドルで調整しようと思っています






ただ 1インチスレッドのフォークが使われている
フレームではステムとハンドルの組み合わせに
限りが有ります そんな中で 1本用意したハンドルは
BONTRAGER VC-R と言う物 現行商品として紹介も
されていますがそれとは少し違う様です 実際に寸法を
測ってみます




まずハンドルクランプは 26.0mm スレッドタイプの
ステムは概ねこの他に 25.4mm に限られます






平(たいら)な整備机の上に置きハンドルの中心までの
寸法を測っています 机からの高さは 135mm です




ハンドルの外径は 24.0mm ここからドロップの寸法を
計算すると  135mm-24.0mm÷2=123mm と言う
事ですね






ハンドルのバーエンドを壁にトン付けしています
下部の握り部分は机に密着させそれを測定の間
維持します 壁からハンドルの曲りの先端までの
距離 145mm 壁から上部フラット部までの距離 53mm
両方外面までの距離です 145mm-53mm=92mm が
リーチと呼ばれる寸法です






これを素人図面にすると こんな感じ・・






現在使っているハンドルと共にポジション全体も
測ってみます 今日は三脚をもう一つの倉庫に
置いていたのでレーザーレベルは床に直接置いて
います




垂直線はハンガー芯を通します






レベルラインはこの様な下に有りますが これを
基準にするので測定には問題有りません






これで何時もの様にレーザー光からの寸法を
図面に落しています この後これを実際の寸法に
置き換えます




今回欲しいのはハンドル周りの寸法なので
そこを赤字で追記 NITTO TRIATHLON と文字が
刻まれたハンドルを使っています






ステムを上げれば済む事だと思う方も多いと思いますが
自転車全体のバランス、容姿を考えるとステムの高さは
このままの方が自転車の形として綺麗ですから・・
これは人に依って感じ方が違うかな?






リーチも短くなるので 100mm のステムを用意すれば
良いかな それでハンドルクランプが同じ高さでも
ハンドル下部が 10mm 高くなります





明るい陽射しに青い花が鮮やかで綺麗ですね
今回している事は自分の感覚でやって行けば良いのですが 毎日練習をしている頃と違い
乗る機会自体が少ないのでそれは難しいですね、でもする事が見えているのでこの様な細かな
寸法を出して進めて行っています

上手くポジションが出せたとして、ここで懸念するのは曲がりの浅いハンドルをピストで使うと
お尻を上げた時に腕がハンドルの肩に当るかも分かりませんね それを考慮してピストでは
深曲がりや肩を逃がした形状のハンドルを使う事が多いです

次の記事 【 ピストのハンドルポジション ステムを試す 】

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自転車用 チェーン切り 398円 

2016-05-07 20:24:20 | 自転車 工具
自転車整備をするうえでは必ず必要なチェーン切り この工具も最近はとても
高価なものになりました でも従来のチェーンには今回ご紹介する物で充分
使えます




最近はチェーン切りの事をチェーンカッターなど
と言い、やたら横文字が多くなっていますそれと
関係は無いですが 1万円を超える物も珍しくは
有りません






でも従来の規格の 1/2×3/32 の薄歯用や 1/2×1/8 の
厚歯用のチェーンには これで充分です、いやこの方が
良いのかも分かりません






使い方も台紙の裏に載っていますが ごく基本的な
使い方をします




8速以上のナロータイプのチェーンに使う
チェーン切りも当然用意はしています






これはやはりピンの先が繊細ですね




この様なシングルギアの自転車には通常 厚歯の
ギアが使われ






チェーンも厚歯用の 1/2×1/8 規格の物を使います




その様なチェーンには従来のチェーン切りの方が
使い易く 私も工具袋の中に入れています




今回ホームセンターでこんなのを見掛けたので
思わず買ってしまいました 今迄ホーザンが
出していた物が 1800円程していました それと
同じでは無いと思いますが 398円なんて・・・(笑)






チェーン切りで要の 矢 の部分 ここのピンは回る
様に出来ているのでオイルを少量注しておきます






矢を本体に取り付ける時にもオイルを塗っています








この持ち手の柄はまず外す事はないですが あまり良い
メッキでは無いので錆びを防ぐ為にネジにグリスを塗って
おきました






小学校の時 持ち物には名前を書きましょうと先生が
言っていたので 名前を書いておきました(良い子)





何かのつぼみですが この後、凄く大きな青い花が咲いていました
私は自転車が好きになったのが早く、子供の頃にはこの様な工具が欲しくても
買えなかったので チェーンは釘とハンマーを使い、切ったり繋いだりしていました

でもおかげで今なら398円なら買えます 今回の工具は矢とピンは本体の芯で動いていたので
問題無く使えると思います 商品棚の中にはピンが芯からずれているものも有ったのでその辺は
注意して見た方が良いですね 一般車の整備をするのなら一つ買っておいても良いと思います

コメント (2)
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LAZER ヘルメット メンテナンスと調整

2016-05-06 20:04:30 | 自転車部品・用品
自転車に乗っている時には LAZER レーザーのヘルメットを使っています これは
とても優れた調整機能を持っていますが、最近少し調子が悪いのでメンテナンスと
調整を行います




現在使っているヘルメットは LAZER GENESIS
レーザーのジュネシス 今迄使った中でこれが
一番のお気に入りです






ヘルメットの被り具合の調整は 頭頂部に有る赤い
ダイヤルを回す事で頭の外周に有るワイヤーが頭
全体を締め付けてくれます Rollsys と言うこの機能が
素晴らしい使用感を提供してくれます






ところが最近 一旦締め付けたワイヤーが直ぐに緩み
ヘルメットが目の上に下がってきます ちょっと
調整機能の状態を見てみましょう




カバーの中は 赤い螺旋状のネジを切ったオスネジと
それに沿って動く黒い樹脂パーツが入っています






赤いダイヤルを回すと 黒いパーツがこの様に
移動します




そしてその黒いパーツには 2本のワイヤーが取り付けてあり
パーツが移動する事でワイヤーを張ったり緩めたりします
それが甘くなって 張ったワイヤーが勝手に緩んで行く様です




以前はここが軽く動く様にフッ素を塗布したりしましたが
今回は逆に動き難い様にしないといけません 逆はちょっと
難しいですね・・




良く観察すると回転部に E リングが一枚使われています
ここで細工が出来ないでしょうか






Eリングを外しました その E リングの先端を
左右に拡げました






その E リングを元の場所に収めました 
枚数を増やしても良かったですが こちらの方が
スプリングの効果もあり良さそうです 適度な固さに
なりました 大丈夫です






カバーを閉めます 両先端に細いピンが付いていましたが
それは簡単に折れてしまいます 接着剤の力を借ります








カバーの真ん中辺りの爪は大丈夫です 元の場所に
復旧します この接着剤はヘルメットの樹脂と相性が
悪いらしく次に外せる程度に接着します 大助かり(笑)





ヘルメットの寿命、耐久性は大切な事ですね 
ヘルメットに衝撃を与えたものは直ぐに交換を要します これは一度衝撃を受けた
ライナーは元に戻らないので衝撃吸収性が落ちてしまう様です

そして経過年数 紫外線や汗などの影響でライナーが劣化し衝撃吸収性が低下
するそうです 製品安全協会と日本安全帽工業会では、ヘルメットの耐久性を考え
有効期間を 商品購入後 3年と決めている様です 購入後と言うのがなんとも面白い
ですが 業界内部の取り決めですね これらの信憑性は、国産の製造メーカー
オージーケーカブトさんの Webサイト内でこの様に案内されています





最後にワックスで磨いて完成です 私のヘルメットはもうしばらく使わせて頂きます

コメント (4)
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バイス台の 美装

2016-05-04 21:23:18 | 製作・加工
私の作業所に小さなバイスを置いていますがそれの取付け台が良く汚れて
来ました それを少し綺麗にしてやりましょう




先日も使っていたバイスですが こんなに小さな物でも
とても重宝しています でも木製の台が凄く汚くなって
きました






この上で物を削ったり油を使ったり またハンダ付を
する時のフラックスが木の色をオレンジに変えます
半田コテで焦げてる所も沢山有ります






台を新しくすれば良いですが 一皮剥いて綺麗に
してやります バイスを外します 5mm のビスで
止めています






バイスを外すと何か座掘りがして有ります ああ
そう言えばそんな事をしたなあ・・ 7 年程前の
事です




座グリはこの為です バイスの裏のネジの頭が
台に当るからですね



この整備台の上では出来ません 外でやります
綺麗になって帰って来れるかな・・






カンナを使うより オービタルサンダーを使います 
ペーパーは粗い 80番で良いでしょう






当時仕事先で捨ててある奴を拾って来た木です
サンダーを当てるとこの様に元の色が出てきます




オイルやフラックスが染み込んでいるので結構
削りました 






バイスもパーツクリーナーで洗った後にオイルアップ
万力もきっと驚いています




作業台に綺麗になって帰ってきました






バイスの取り付けネジが緩かったので少し埋め木を
します 全部穴を塞がなくても爪楊枝を入れておくだけで
ネジはしっかりします






バイスを取り付けます






ネジもしっかりと締まりました これで又使えますね





綺麗にしました だからどうした? なんて言われそうですね(笑)
あまり汚いと写真で作業をご紹介するのもはばかれます 使い込んで味が有る
そう言う物も有りますが 汚いのとは又別かな・・・ この子にはまた活躍してもらいます

コメント (4)
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アクセス 3000万件pv 有難うございます

2016-05-03 20:00:12 | よもやま話
私のブログに対して皆様から頂いたアクセスが累計 3000万件pv を超えました
大変有り難くお礼を申し上げます





2009年1月4日に 私のロードレーサー と言う記事からブログが始まりました
当時は Mixi ミクシイに活気が有った時期で 私もそちらで日記を書いていましたが
知人の愉快なブログに触れ、こんな世界が有るんだとブログを始める切っ掛けになりました





今迄に使った写真は 39400枚有ります その中には自分で気に入ったものも有りますが
これはその中の一枚です





当初は簡単な説明で質素な記事が多かったのですが、最近は多くの説明を加え
読むのが疲れる様な記事になっています 自転車の整備は同じ事の繰り返しに
なりますが以前と同じ内容にしない為には、そうなるのも仕方が無いのかも分りません 
2676日の間に 1683件の記事を書いています、ネタが良く有ったものだと思います
これからも出来るだけ続けて行くつもりでいます 引き続きどうぞ宜しくお願い致します
                       2016.5.3 Kino 拝

初回の記事 【 私のロードレーサー 】

コメント (14)
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