Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

自転車 ホイールの梱包

2016-07-08 20:51:09 | よもやま話
自転車のホイールを送ります その為に梱包をするのですが
これは何度しても時間の掛る作業です





スポーツバイクのホイールで 27インチのチューブラー用です これを発送する為には
梱包が必要です






Campagnolo RECORD PISTE HUB
FIAMME RED LABEL PISTE RIM
45年以上経ったホイールです




ホイールに限らず梱包には段ボールが必要です
この大きさの物を買うと結構なお値段がします
一旦ばらしホイールに合せカットして使います




発送は翌日配達が可能な宅配便が便利ですが 最大寸法の
制約が有ります 縦+横+高さの合計が 160cm 悩ましい
大きさです 日本郵便のゆうパックなら 170cm まで OK です




ホイールに無理をさせない範囲でなるべく小さく纏めます
今回はピスト用の 120mm 巾ですが ロードの 130mm 巾より
ハブシャフトが長い分 ピストホイールの方が梱包の巾が広く
なります






壊れ難い様に箱詰めをしますが 箱の隙間の緩衝材は
新聞を丸めて入れるのが優しくて良いですね 
受け取った方はその処分に困るかも分りませんが・・(笑)

取り扱い注意や天地無用のお願いをしますが 運んで
頂く方が持ち易い様にも気を使っています 持ち難いと
イラっとするのは私だけでしょか 持ち易い=壊れ難い
そう信じています





芸人さんが出演されている郵便のコマーシャルにはとても好感が持てます
あの様に大切に物を運んで下さるのは大変有り難い事です でもそれを
依頼する方も壊れ難い様に梱包する努力はしないといけませんね





とても暑さを感じる花ですね 奥に写っている水色の花が涼しさを感じさせてくれます

必要な時に何時でも使える様に段ボールを買い置きしていましたが これは必要な時に
買った方が良さそうです 保管している間に反りや変形が起り使い難くなります 
まあこの様な物を買い置きする人の方が少ないか(笑)

この様な記事も書いています 【 自転車のフレームやホイールの発送 梱包とサイズ 】

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好評 小ギア外し 追加制作

2016-07-05 20:37:10 | 製作・加工
先日自作をしたスプロケットリムーバー 古くからは小ギア外しと言っていましたが
使ってみると良かったのでそれを追加で制作しました





私が保有する小ギア外しですが 厚歯用のコンパクトな物を先日自作しました






材料選びから始まり 32mm巾 6mm厚の鋼材を選び
必要な寸法と形に加工して行きます




材料の切断や削り出しをして 自分のイメージする
形に近付けて行きます






チェーンを取り付ける穴も開けないといけません
3.8mm の鉄キリを使っています






その様な工程を経て チェーンを取り付ける形に
成形出来ています





今回の工作で特に考えて加工したのは 短い方のチェーンを取付ける部分の形状です






市販品ではここが真っ直ぐな物が多いのですが
小ギアの形状に合せてアールが出来る様にしています






先程の切削跡や手に触れる所は面取りを行い
オイルストーンで仕上げています これだけで
手触りが随分違ってきます






この工具に使うチェーンも必要な長さの物を
切って用意いています  NJS 認可の 1/8規格
厚歯用です




小ギア外しに必要なパーツはこれだけです
用意をしてしまえば たったこれだけです(笑)






金属を加工し地肌が出ると直ぐに酸化が始まり
錆が発生します その錆止めを行う為に加工時に
付着した油脂を取り省きます ワコーズのフィルター
クリーナーで一旦洗い 洗剤ででも水洗いを行います




良く水を切った後 ペイントうすめ液で全体を
拭き取り 完全に油脂の付着を無くします
ここまで来れば素手でも触りたくありません




前回透明の錆び止め塗料と言うのを見つけて
初めて使ってみましたが 中々良かったので
今回もこれを使います






大きな物も小さな物もする事は同じです 時間を開け
2度塗りしています 良く車用のスプレーを使いますが
それと塗料の噴射量が違うので少し戸惑います 乾燥を
待ちましょう






3時間乾燥させました 気温に依っても違いますが
25℃ 程度の気温ならこの時間で充分次の作業が
出来ます 乾燥後の艶、この仕上がりであれば他の
処理が要らないのでとても良いですね






これからチェーンの取付けを行います アンビル(金床)
にチェーンのピッチに合せ 5mm の穴を開けてあります
チェーンのプレートから飛び出したピンの頭の逃げ場です






本体に短い方のチェーンを仮付けします




ピンの頭を慎重にハンマーで殴り ピンをチェーンに
差し込んで行きます 表裏同じ寸法だけピンが出たら
O.K です




長い方のチェーンも取付け各部を点検し注油を
すれば完成です




錆止めをスプレーする前にリューターで彫っています





これを作った時は昔から使っていた工具なので形と構造はほぼ解っていました
そんな中でもう少しこの方が良いなと言う処も有りました 今回の自作物は
その様な処を上手く折り込めていると思います この様な事が出来る環境で
有れば皆さんも是非チャレンジしてみて下さい

以前の制作風景 【 スプロケットリムーバーを 自作する 】

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NJS チェーンの 繋ぎ方

2016-07-02 20:10:31 | 自転車整備 チェーン
自転車に使われるチェーン そんな中でも競輪関係の NJS 認可チェーン
競輪競走で使うチェーンの繋ぎ方は特殊な方法です





日本独特の形態を持つ競輪 そこで使う自転車は全て NJS 認可部品に限られ
各パーツには NJS の刻印が打たれています




チェーンもその様な部品の一つで使えるのは NJS 認可
の物だけで その繋ぎ方にも制約が有ります






認可チェーンには一ヶ所色の違うリンクが有ります
そこには NJS の刻印が有り この部分がチェーンの
継手部分になっています そうです競輪競走で使う
チェーンは繋ぎの部分が決められています




継手部分の部品構成です 継手部分にはピンを使わず
ネジとナットで止めます シルバーの部分は 継手リンクプレート
ネジは 継手ボルトと継手ナット と呼びこれは日本競輪学校の
教科書に書かれているそうです






この部分のナットやネジが緩まないのですか? と良く聞かれますが
この構造を理解すると緩まない事が解ると思います
まず外側、シルバーのプレートの穴は開いているだけです
その内側のプレートにはメスネジが建ててあり そこに
ボルトをねじ込みます




ボルトをねじ込んで行くと
ボルトの頭は外プレート(シルバー)の外面に当ります
ボルトのネジ側 ☆印の部分はプレートの内面に当り
幾らネジを締めてもそれ以上締まりません その状態で
プレートの外側からナットを締め込みます 

訂正
今回この記事をお読み頂いた 競輪学校の飯田太文教官から
ご指摘を頂きました
継手ボルトを継手プレートに締め込んで行くとネジがそれ以上
締まらなくなります そこから少しネジを戻してから継手ナットを
締め込む様に学校では教えているとの事です この方がチェーンの
動きがスムーズでナットも緩まなく、ご自身が競輪選手時代も
そうされていたと言う事です ご指摘を有り難く、ここで加筆訂正
させて頂きます   2016.7.3 Kino 拝




またこれも独特の部品ですが チェーンの長さを細かく
調整する為の 半コマと言う部品を使う事も有ります 
シルバー色のプレートの右側に使われているのがそれです






通常チェーンは巾の狭い内側のローラーリンクと
巾の広い外部リンクがセットで 1駒と言います
その巾の狭い部分と広い部分の両方を持って
いるのが半コマです




この半コマにも競輪競走で使うには制約が有り
取付け方法はこの写真の場所と方向で使います
これにつては過去私のブログでも詳しくご紹介
しています




チェーンの繋ぎ方はまずナットとボルトを外します
チェーンの長さを決める時は通常の自転車と同じ
方法でチェーン切りを使って行います




自転車にチェーンを取付けた後 継手ボルトを一杯
締め込みます そこから少しネジを戻します






その後プレートから出たボルトのネジにナットを入れ
ドラーバーでボルトを保持しナットをプライヤーで
挟み締め付けて完了です





奥のグリーンと手前の紫色 不思議な感覚で引き込まれそうになります
今回のチェーンの取付けは日本の法律の基で施行されている競輪と言う世界での
決まり事です 依って一般の人が必ず守らないといけないと言う事では有りません
しかし厳しい検査に合格した NJS 認可の部品と学校での教えの真似はしても良い
ですよね

過去の人気記事 【 チェーン 半コマの使い方 】

関連記事 【 自転車 チェーンの切り方 繋ぎ方 】

コメント (5)
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