マンリョウは冬に熟す果実が美しいので栽培され、
特に名前がめでたいので、
センリョウ(千両)と共に正月の縁起物とされる。
果実は液果。
ヤブコウジ科ヤブコウジ属
常緑小低木
2014年1月16日
西光院
近所の生け垣のモチノキに沢山の果実がついた。
我が家の周りには、モチノキ科モチノキ属で赤い果実がなる木、
たとえば、セイヨウヒイラギ・クロガネモチ・ソヨゴ・ウメモドキ等が
あるが、中でもモチノキの果実が径約1cmと一番大きい。
果実の先端には4つに分かれためしべの跡が褐色に残っており、
中には4つ種子がはいっている。
参考サイト 植物雑学辞典 モチノキ
モチノキ科モチノキ属
2014年1月14日
↓ 葉が密生していることと、陽当たりの関係からか、こらから熟すまだ青い実も沢山ある。
↓ 巨木に成長したモチノキの生け垣。
メモ
・暖地の海岸に近い常緑樹林に多く見られる。
・大きなものでは、樹高30mになることもある。
・樹皮から鳥もちが採れ、品質は本種のものが最上とされた。
・名前もその特徴に由来する。
・花期は4月、前年枝の腋に黄緑色の花を多数咲かせる。
・雌雄別株で、雄花は枝に蜜につき、雌花は緑色の子房が目立つ。
・花弁は黄緑色で4枚。おしべも4本で花の直径は5mmほど。
・11月~12月には、1cmほどの果実が赤く熟して美しい。
日本文芸社「樹木図鑑」より
散歩コースにある大きなビワ(枇杷)の木に花が咲き始めた。
ビワの花はごわごわとした質感があり、花弁5枚、雄しべ多数。
未だ堅そうな蕾から、開花し始めた蕾、綺麗に開花した花などが撮れた。
バラ科ビワ属
2013年1月14日
↓ ビワの樹皮
メモ
・葉は互生し、葉柄は短い。葉の形は20cm前後の長楕円形で厚くて堅く、表面が葉脈ごとに波打つ。縁には波状の鋸歯がある。
・花期は11~12月、白い地味な花をつける。花弁は5枚。葯には毛が密に生えている。
・自家受粉が可能で、初夏に卵形をした黄橙色の実をつける。
・果実は花たくが肥厚した偽果で、全体が薄い産毛に覆われている。
・長崎県、千葉県、鹿児島県などの温暖な地域での栽培が多い事から耐寒性がないと思われがちであるが、実は耐寒性があり冬期の最低気温-10℃程度の寒冷地でも育ち結実する。
参考サイト Wikipedia ビワ
TXのガード下のゴミの吹きだまりのようなところで、
真っ黒な実が沢山実ったトウネズミモチの木があった。
この実は野鳥が好んで食べるので、ここにも勝手に生えて成長したようだ。
ネズミモチと良く似ているが、葉の裏から透かしてみると、
トウネズミモチは主脈も葉脈も良く見える。
ネズミモチは主脈のみ見える。
参考サイト 植物雑学辞典 トウネズミモチ
モクセイ科イボタノキ属
2014年1月10日
メモ
・中国原産。日本には明治初期に渡来し、現在では暖地に広く植栽されている。
・常緑小高木。良く分枝し、高さ10~15mになる。
・葉は対生。厚い革質で、表面は濃緑色。光沢あり。
・花は、6~7月、新枝の先に長さ10~20cmの大形の円錐花序を出し、白い小さな花を多数つける。
・果実は長さ8~10mm、直径5~6mmの楕円形でネズミモチよりやや太い。10~12月に黒紫色に熟す。成熟した果実は白い粉をかぶる。
・ネズミモチより葉が大きく、先が細長くとがる。
・ネズミモチは葉の中央部がもっとも幅が広いのに対して、トウネズミモチは基部近くが幅広い。
・成長が速く、丈夫なので、都市の公園や工場などの緑化樹として植えられる。塩害や大気汚染にも強い。
山渓ハンディ図鑑「樹に咲く花」より
建て売りのシンボリツリーとして植栽されたカクレミノ(隠れ蓑)の実が黒く熟していた。
果実は液果で長さ7~8mmの広楕円形で、先端に花柱が残っている。
未だ若い木なので葉に蓑のような切れ込みがはっきりわかるものが多かった。
成長するとこの切れ込みがなくなるので、果実の周りの葉には切れ込みが少ない。
ウコギ科 カクレミノ属 常緑高木、雌雄同株
別名「ミツデ・ミツナカシワ・カラミツデ」
2014年1月3日午前8時ころ
↓ カクレミノ(隠れ蓑)の全形
↓ 若い葉
↓ 成長した葉
保育園のフェンスの中でそよごの赤い実がゆれていた。
ここの保育園には、数カ所にソヨゴが植栽されているようだ。
外部の者は園内に入れないので、道路から見えるところしか撮れないが、
子どもたちの情操教育を考えての植栽がされているようだ。
ソヨゴは雌雄異株。
ソヨゴの果実は直径8mmほどの核果で、最初は上向きであるが
長い花柄の先端に実るので、次第に垂れ下がる。
参考サイト ボタニックガーデンソヨゴ
モチノキ科 モチノキ属
2014年1月3日午前8時ころ
2013/11/9撮影の保育園の別の場所で実ったソヨゴ ⇒ クリック
農家の平垣に植えられたマサキ(柾木)に沢山の実がついた。
マサキの実は 直径6~8mmの球形の果、4裂する。
種子は橙赤色の仮種皮に包まれ、落ちずにぶらさがる。
ニシキギ科ニシキギ属
2014年1月3日午前8時半ころ
↓ 球形の果で4裂し、橙赤色の仮種皮に包まれた種子が落ちないでぶら下がる。
マサキ(柾木)の花 (2009/6/26撮影)
メモ
・北海道南部以南、九州までの海岸近くの森に生育する。常緑低木。
・刈り込みに強く、密生することから生け垣や庭木としてもよく用いられる。
・斑入りのものもある。
・葉は厚く、強いつやがある。葉先が尖らず、丸っこい葉に低い鋸歯があり、葉柄は短く、対生。
・若い茎は緑色。
・花は黄緑色で小さく目立たない。
・秋に果実が熟すと裂開して橙赤色の仮種皮におおわれた種子があらわれ美しい。
・マサキの葉を餌とする昆虫としてはハチによく似たガの一種であるミノウスバが目立つ。晩秋に羽化して昼間に飛び回り、先のほうの細い枝を取り巻くように卵塊を産みつけ、翌春孵化した幼虫は集団のまま膨らみつつある新芽に食い込む。少し大きくなると成長した葉も集団で蚕食するので、部分的に葉が食い尽くされて食害箇所がよく目立つ。
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より
旅先で沢山の実をつけたニシキギ(錦木)に出会った。
ニシキギの実は果。黒っぽくなった果皮は裂開して上方にまるまって
まるで朱色の仮種皮に包まれた種子に帽子をのせたよう。
ニシキギ科ニシキギ属
別名「ヤハズニシキギ」
2013年12月10日
↓ ニシキギ(錦木)の特徴である翼がはっきり見える
↓ 標高1000mを超える山の上で見事な実
東漸寺は松戸市にある530年の歴史をもつ浄土宗のお寺である。広い境内には、春には樹齢330年のシダレザクラ(エドヒガンザクラ実生)、秋にはモミジなどたくさんの木々が心を癒してくれる。また、歴史的には旧水戸街道小金宿は東漸寺を中心に形成されていた。現在往時を偲ばせる旅籠玉屋が残されている。
2013年12月1日(日)9時40分~11時ころ
↓ 東漸寺入口
↓ 東漸寺総門を見る
↓ 総門をくぐって振り返る
↓ 山門をみる
↓ 振り返って山門をみる
↓ 中雀門を見る
↓ 中雀門を入ると右手に鐘楼
↓ 本堂を見る
↓ 本堂の前に、樹齢330年のシダレザクラが枝を張りだしている。
↓ 本堂横のオオイチョウ
↓ オオイチョウの樹の前からイチョウの絨毯と、正面に観音堂、左は本堂
↓ 樹齢330年のシダレザクラ(エドヒガンザクラ実生)の樹、右奥に観音堂
↓ 六地蔵さま
↓ 多数の石仏、ここにも左手にオオイチョウ
↓ 珍しい三葉松
↓ 旧小金宿の面影を残す旅籠玉屋
↓ 現在の街並み
歩道に玉屋の建物の柱が出ている
参考資料の説明看板など
東漸寺の紅葉も見事で、ついつい沢山撮ってしまった。
こちらもデジブックで編集しておこう。
ラクウショウの紅葉が美しかった。
かなり葉が落ちて、沢山の果実がなっている木も見えた。
ラクウショウの果実は球果。
スギ科 ヌマスギ属
別名「ヌマスギ(沼杉)」
2013年11月19日午後12時50分ころ
柏の葉第二水辺公園
↓ ラクウショウの紅葉、小さい果実が沢山見える。
↓ 水戸市植物公園で撮ったラクウショウの若い実(2009/6/19)
メモ
・北米東南部、メキシコ原産。
・水湿地、沼地、川辺などに生育。
・落葉高木。
・葉は側枝に羽状に互生。長さ1~2cmの扁平な線形で柔らかい。
・花は雌雄同株。
・名前の由来は、葉が水平に並んで付く枝を鳥の羽根に見立て、
枝ごと葉が落ちることから落羽松。
・別名のヌマスギは沼のほとりにはえることから。
山渓ハンディ図鑑「樹に咲く花」より
近くの保育園にあるウメモドキ(梅擬)は、樹の高さは大人の背丈より低いが真っ赤な実を沢山つけていた。
ウメモドキは、ウメに似ているのは花ではなく、葉や枝ぶり。雌雄異株で、6月頃本年枝の葉腋に淡紫色の花をつける。果実は核果で直径5mm位。中に核が4~5個入っている。落葉したあとも、実だけ残った枝にツグミやヒヨドリが食事にくる。ウメモドキの実には発芽を抑える物質が含まれているためそのままでは芽が出ないが、鳥に食べられて実が消化されることで糞に混ざった種がやっと発芽する。
モチノキ科 モチノキ属
2013年11月9日午前7時ころ
駒木
メモ
・分布は本州・四国・九州。日本固有。
・落葉低木。高さ2~3mになる。
参考文献 山渓ハンディ図鑑「樹に咲く花」
散歩中に2カ所でマユミ(真弓)の実を撮った。マユミ(真弓)の実は朔果で、淡紅色に熟すと4つに裂け、仮種皮に包まれた、赤い種子が現われる。赤い仮種皮が、ニシキギ科の果実の特徴。
ニシキギ科の仲間で落葉木は一般的に紅葉が綺麗なのだが、今回撮ったマユミの葉はまだ青かった。
ニシキギ科ニシキギ属
別名「ヤマニシキギ」
2013年11月9日午前7時ころ
↓ 駒木で出会ったマユミ
ここのマユミの花は(2013/5/17撮影)⇒ クリック
↓ 大堀川上流植栽地で撮影。こちらは、全体に薄いピンクの果実。
ソヨゴの赤い果実が、近くの保育園の植え込みで実っていた。
ソヨゴの果実は直径8mmほどで、最初は上向きであるが長い花柄の先端に実るので、次第に垂れ下がる。ソヨゴの葉の縁は通常波打っていて葉は革質。質感は滑らかだが、葉と葉がこすれあるとカシャカシャと音を立てる。風が吹くとこすれる音がすることが、ソヨゴの名前の由来。雌雄異株。
近所で撮影したソヨゴの雄株の花(2009/5/19) ⇒ クリック
モチノキ科 モチノキ属
2013年11月9日午前7時ころ
駒木
メモ
常緑低木または小高木。
ソヨゴは雌雄別株。
雌花は葉腋から3~4cmの花柄を出し、1個の白い花を咲かせる。
花弁は長さ2mmほどで、5枚または6枚であり、6枚の物が多い。
中心部に大きなめしべがあり、その周辺に小さな(退化した?)おしべがある。
雄花の花柄は枝分かれし、3~8個の花を付ける。
花弁は長さ1.5mmほどで、花弁の数は3~4枚であり、3~4本のおしべがある。
参考文献 山渓ハンデイ図鑑「樹に咲く花」
ヒイラギモチ(柊黐)は中国原産。常緑で赤い球形の実が冬に目立つことから、実のついた枝がクリスマスの飾りに使われる。名前は葉がヒイラギ(柊)に似ていることから。日本のヒイラギ(柊)はモクセイ科だが、ヒイラギモチはモチノキ科。雌雄異株。葉は四角形状をした長楕円形、縁に針状の鋭い刺がある。
参考サイト 森林総合研究所九州支所 ヒイラギモチ
モチノキ科モチノキ属 常緑小低木
2013年11月5日午後4時ころ
豊四季
↓ 葉の陰になっている場所では、実の色が青から赤へと変わる様子が見られる。