大堀川水辺公園に植栽された若いハンノキ(榛の木)にたくさんの花穂(雌雄同株)と今年実った果穂(堅果)が見られた。「山渓ハンディ図鑑樹に咲く花」によると、花は雌雄同株で、暖地では11月、寒いところでは4月、葉が展開する前に開花する。ハンノキの仲間は雄花序も雌花序も冬芽は芽鱗に包まれず露出したまま冬を越す。雄花序は長さ4~7cmで柄があり、枝先に2~5個垂れ下がってつく。雌花序は長さ3~4mmで柄があり、雄花序の下方に1~5個つく。果実は堅果。果穂は長さ1.5~2cmの卵状楕円形で10月に成熟する。果鱗は長さ5~6mmの扇形。堅果は長さ3~4mm。頂部に花柱がのこる。翼はほとんどない。
カバノキ科ハンノキ属
2015年12月6日午後6時
↓ プレートと幹の太さの比較、こんなに細くても多数の花と実を付けている。