森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

相棒Eleven第一話「聖域」

2012-10-11 09:31:07 | ドラマ(相棒)

新相棒、甲斐享(成宮寛貴)登場の初回。

ずっと番組が始まる前に流れていた予告編が軽妙な感じで期待していました。その期待は裏切られなかったように思います。

凄く面白かったです。

若手の新相棒に成宮くんを持ってきたのは、ある意味成功だったような気がします。初回なのにそう言い切ってしまうのもどうかなとは思いますが、軽すぎず重すぎずで10シリーズもの長きに渡ってやって来たこの「相棒」ワールドに、スルッと上手く入り込みましたよね。

このスルッとと言うのが、初回の一番のテーマだったと思うのですが、つまり新相棒カイトを向かえての「新相棒」ワールドに視聴者もスルッと引きずり込まなくちゃいけないというか・・・

お陰で脇を固めるレギュラー陣がいきいきとこれぞというセリフを言って、なにげにサービス満点だったと思いませんか。

いわば、今回ははチョットお祭りだったような気もします。昔はそういうセリフが楽しくて、また多くて拾いきれなかったんですよね。そんな「相棒」が戻ってきたような脚本で嬉しかったです。

いろいろ皆さまにもそれぞれ嵌るツボがあったと思うのですが、私はカイトの右京さんに言った
「友達いませんよね。」に結構笑っちゃいました。

それから米沢さんのマブダチも面白かったのですが、捜一トリオの事件解決はほとんど杉下さんのお陰という内容の掛け合いが好きでした。

まあとにかく拾い切れなかった楽しい回でした。暇か課長もラムネ監察官も幸子さんもgoodでしたよね。あれっ?陣川はどうしたのかな・・・。すぐ辞めていった特命のメンバーの中に含まれていたからいいのか、そこの所は。

それにカイトが特命に来る経緯も上手くスルッといきましたよね。

だけどこの展開・・・。

もう記憶の底に埋没してしまったので、どなたが言ったのがわからないのだけど、バッチリ予想していたような気がします。この「予想」と言うのが、「相棒」の楽しみ方の一つだと思うのですが、「相棒」ファンは本当に侮れませんよね。

私は新相棒が成宮くんと決まった時には、ラスト、彼が退場する時は、彼が犯人になるか、または「相棒」史上始めての殉職ではないかと予想したのですが(早すぎるちゅうの)、あんなに明るいキャラじゃ、この予想は外れそうです。

成宮くんは最近、役のキャラのパターンが傾いていたので、このカイト役はそういうイメージ払拭になって良かったなあと思いました。

名前も良いですよね。「か」で始まって「る」で終わるという「相棒」の名前の鉄則を今回まで知りませんでした。なんたって神戸尊の時は、私自身も「ソン」と実は呼んでいたので全く意識できず、ああ、ナルホドなあと今頃感心しています。

「徹子の部屋」では水谷さんは成宮くんに「コットン」というニックネームをつけたのだそうですね。父親の年齢なのに兄貴みたいだと他の番組で言っていました。見た方も多いかと思います。

なんか水谷さんはリアルで成宮くん、そして右京さんはカイトをかわいがってるという感じが凄くしますよね。お話の展開にもそれが表れているような気がしました。

右京さんのリクエストで特命に来ることになってしまったカイトですが、それを言い出された時の石坂父ちゃんのシメシメという「微笑みこぼれちゃうなあ、俺」的な表情が良かったですよね。

この石坂父ちゃんが、またいい味出していたので今後に期待です。

で、今回はお祭りでしたので、肝心の事件の方までなかなか感想が辿り着けなかったのですが、ゲストの賀来千香子さん、良かったです。いくらでもすっとぼけることが出来るのに、自分から殺人教唆じゃないかなどと言ってみたりして、あくまでも根津と同じ立場になりたい雰囲気で、そこに「愛」を感じました。事件自体はまあまあ。意外と予想どおりというか。タイトルは第一回にふさわしいような「聖域」ですが、あまりピンとこなかったな。「楽しい」に「シリアス」が蹴飛ばされちゃったように思います。

 

あと、カイトは思ったことが口に出ちゃうと言う癖の持ち主なんですね。

ラストの
「ここはキャバクラか。指名料、取るぞ。」はまさにそれですね。

 

とにかく「相棒」始まりました。更新はテキパキではありませんし、詳しくセリフも拾えませんが、今回も感想を書いていくつもりです。またよろしくお願い致します♪


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