6月30日、近くのシネコンで観てまいりました。
劇団☆新感線のお芝居は、これで4本目。そのうち3本は、このゲキ×シネで楽しませていただいています。ゲキ×シネの良い所は、なんたって顔がアップ、表情が良く分かるところだと思います。
女海賊アンヌ・ザ・トルネードの天海さんは、凄く綺麗。そして凄く男前。
思わず恋心が刺激されトキメクと言うものです。
この「薔薇とサムライ」はロックミュージカルなんですよね。お話は繋がっていませんが、「五右衛門ロック」の一応続編なんだと思います。
天海さんが歌います、踊ります。
彼女のファンなら必見の作品です。
そして新感線の凄いところは、殺陣だと思うのですが、戦闘シーンは多かったですね。
男装の姿が麗しい天海さんの宝塚時代を知りません。(今思うと、勿体無いなあ。)こんなに理想のオスカルはいないわよねと思っていたら、まるでベルバラのような衣装。彼女を見ているだけで楽しいです。
と、いくらトキメイてしまったからと言って、これだけの感想はないですね^^
もちろん主役はご存知石川五右衛門、古田新太さんです。この古田さんも、あの顔なのに(失礼!)なんでかっこよく見えてしまうのやら。頼りがいがあるからなんですよね。アンヌの素直になれない恋心も、ほんのちょっぴり切なかったです。
「五右衛門ロック」を見たときには、物語的に「あっ、ルパンだ」と感じたのですが、今回のこれにはそう言うものは感じる事はなかったのです。ただ五右衛門の変装シーンにはルパン的なものが残っていたかもしれませんね。そのシーン、凄く笑えました。
新感線のお芝居は、漫画を意識してるのですよね。それ、とってもうなずけます。それに映像多用で、まさにシネマ向きですよね。今回のお話に「深さ」的なものはなかったように思えるのは残念ですが、良く出来た楽しいお話だったと思います。
爽やかさがうっとおしい、隣国の王子シャルルに浦井建治。この方、とっても良かったです。「仮面ライダークウガ」でデビューした方なんですね。
「仮面ライダー」か・・・とか思っていたら、9月からの「仮面ライダーフォーゼ」のシナリオはこの作品の作者、中島かずきさんが書くんでしょ。面白い事間違いなしですね。(多少、無責任発言)
神田沙也加さんもお人形さんのように可愛くて、中身の詰まった女性を好演していたと思います。
山本太郎さん、髪が長いのでずっと誰だかわからなかったのです。知っていてもう一回観たい・・・・。最初京本さんかと思ってしまった。だから必殺的な音楽や場面に、ワクワクしてしまったのですが、すべて勘違い・・・ああ~
森奈みはるさんはもうゲストと言うより常連さんなのでしょうか。でも彼女がいたから宝塚チックも増しましたよね。
と、何で一人ひとりの事を書いているのか分からなくなりました。
劇団員様の芸達者なのは分かっている事なので書く必要もないですね。
ただ、栗根さんが良い人だったのでずっと疑っていました。そんなわけないよな的に。でもそれは・・・・
って、ネタバレになるのでナイショです。
薔薇サム、私もゲキシネ鑑賞でしたが、やっぱり天海さんの魅力、それに尽きますよね。
どの角度、どの距離、どの衣装、で出ても完璧にカッコよくて美しくて、あれだけ出ずっぱりで歌とダンスを続けても疲れた風もなく、男女を枠を越えたスーパーヒーローかと思いました。
話は正統でテーマ性もない純粋エンターティメントだけれど、それでこれだけ長時間飽きさせずに楽しませるのも凄い新感線の底力ですね。
他の役者では、シャルル浦井さんが良かったです。
実は、新幹線はゲキシネとDVDしかこれまで観てなくて、5月に初めて生新感線(港町純情オセロ)を観て正直ガッカリしたんですよ。そのじゅんさんも薔薇サムでは輝いてたし、『ワカドクロ』に向けて、また新感線気分が盛り上がります。
もちろん天海さんは別格です。また彼女の舞台も、機会があったら見たいです♪
新感線は舞台で見たのは「蛮幽鬼」のみですが、最初に見たゲキ×シネの「五右衛門ロック」が凄く気に入った事が、生舞台を見たいと言う欲望に走らせたのだと思います。
近頃お出掛け熱が冷めているので、『ワカドクロ』は、またいつかゲキ×シネで見たいと思っていますが、ご覧になられた感想を楽しみにしていますね。
ちなみに私も新感線のお芝居が何でもいいとは思えなくて「蜉蝣峠」は、お芝居の内容が好みに合わなくて残念に感じた事がありますよ。