「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

ロストジェネレーションの逆襲

2007-10-17 23:25:39 | 政策・マニフェスト
ロストジェネレーション(さまよえる世代、今07年の25~35歳)

朝日新聞社の造語。
07年新年企画で登場。
私は、元旦の小児救急の現場で、
朝日新聞を手にしてこの言葉に出会った。
その時は、ここまで、
この世代が、パワーを出し、
この世代の存在感が出てくるとは、
予想だにしなかった。
私のこの一年で、
一番インパクトのある言葉である。

ちなみに、
1977年~83年生まれ(23~29歳)⇒プリクラ世代
1971年~76年生まれ(30~35歳)⇒団塊ジュニア世代



『ロストジェネレーションの逆襲』朝日新聞ロスジェネ取材班 朝日新書
本日10/17手にし、読み始めたが、
読み進めるうちに、
ロストジェネレーションのパワーに、
共鳴し、やめるにやめられず、一気に読んでしまった。


ロストジェネレーションは、
彼らが、社会に出るとき、
バブルがはじけ、
就職氷河期時代であった。
その中で、
問題意識を持ち、
行動する若者が出てきた。
将来の不安を感じ、
その不安をなんとかしようと、
行動に出た。


自分の一票で何かがかわる、政治は遠くないと
政治や選挙に関心を持ち始めた。
その投票行動が、
05年小泉政権の郵政総選挙、
07年安倍政権の参院選大敗、
これらにおおいに影響を及ぼした。

彼らの中には、自分自身で、
政治を変えてやろうと、
地盤看板かばんなしで、
果敢にも立候補し、
みごと政治家になった若者がいる。
私の友達の市議もその一人。
(本書にも登場している。)

その市議は、
若者の声の代弁者として、
声を政治に届かせようと日々努力している。

今、古い政治の障壁が崩れつつある。
利益誘導してくれていた政党が、
利益誘導できなくなってきた。

政治だけではない。
社会企業家として、NPOとして、
社会の問題点を解決していこうと、
取り組んでいる若者がいる。
あの彼も、こんなとこに登場しているじゃん。と、
本の中で予期せず出会って感動もした。
ゆるやかなネットワークで、
みんな何らかの形で、つながっているんだなあ~。
「祭」「志」の佐野哲史さん、お元気?

日本は、捨てたものじゃない。
がんばっている若者がいる!!
彼らとともに、私もがんばりたい。



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アメリカの論理

2007-10-17 17:03:22 | 政策・マニフェスト
ケネディついでに、述べたい。

1963年11月、ケネディが暗殺された。
暗殺される2ヶ月前、
ユタ州ソルト・レイク・シティで、彼は、演説している。

「この世界を、われわれの指揮命令で作り替えるなどできるものではないことを認識すべきです。・・・・すべての国はそれ自身の伝統をもち、それ自身の価値をもち、それ自身の願望をもっています・・・・」

今、冷戦が終了し、
世界の多元化、
一つの超大国の下の世界秩序ではなく、
世界の多分化性がはっきりしてきた。

にもかかわらず、アメリカは、
アメリカ社会統合の論理を、
そのまま世界統合の論理に
適用しようとしている。

アメリカの立場が、
即世界の立場であるかのような
物言いをする国になっています。

イラク戦争では、
アメリカの自由・デモクラシーの価値が、
アラブ諸国でも通用すると過信しているところに
誤りがあると私は思います。

ケネディは、気づいていたのに。

*参考文献
『ケネディとアメリカ政治』
藤本一美 編著


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わくわくする新サービス 

2007-10-17 14:40:28 | 政策・マニフェスト
昨日も書いたけど、
ケネディーの大統領就任演説(1961年1月20日)の一節、
「アメリカが君達のために何をしてくれるかではなく、
君達がアメリカのために何が出来るか考えてほしい。」
My fellow citizens of the world:ask not what
America will do for you, but what together we can
do for the freedom of man.

私自身は、行政に期待し、待つよりは、
どんどん社会に必要なことをやって行きたいと思い、
今までやってきた。

そして、今、温めている子育て支援の新サービス。
NPOフローレンスと世に出そうと考えている。
地域のボランティアが、病児を預かる病児保育を
先駆けてフローレンスは行っているが、
そのノウハウを当クリニックに技術移転頂き、
その上で、実施する計画。
今日10/17も、打ち合わせを
フローレンス代表駒崎弘樹氏等を囲み、
当クリニックで行った。

そのサービス、手ごたえはある。
患者さんからは、いいですねと、
言って頂いている。

なにごとも、やってみなくては、わからない。
やってみる。
やってみて、うまく行くようであれば、
それを根拠に、行政に、
その考え方を提案して行こうと思う。
目の前の、今日の一人を救うことから、
明日の100人を救うことへ発展させるために。

11月上旬、本格起動させる予定。
乞うご期待。
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政治家にとって大切なこと <ビジョン>

2007-10-17 07:30:26 | 政策・マニフェスト
ネットを、何気なく開いていて、
おもしろい言葉を見つけました。

勝手に引っ張ってきたので、
作者不詳とします。

以下引用。****
 行政、特に国が行ないたい事の大義名分と本音の両方を見て行く必要があります。後期高齢者や介護保険もすべてそうです。(大半は官僚と一部の政治家などの思惑の元、巧みに世論操作されています)。
 政治家は10年先、100年先を見据えたビジョンを国民に示し指導しなければなりませんし行政の内容をきちんと善悪を見極める目で見る能力が必要で、それを見極めるために議会で核心を付く質問をするのです。
 また官僚や行政から届く情報が多ければ多いほど無いのと同じです。ですから政治家の資質が問われるのです。
******

おっしゃるとおりです。
後期高齢者しかり、介護保険しかり、
特定健診しかり。
築地市場の豊洲移転しかり。
一部の経済至上主義、アメリカ追従主義のものによる
利益誘導の思惑に載せられていると感じます。
制度を作っている方は、
現場を見ていないように感じます。


私は、
医療の現場、介護の現場、子育ての現場、
そして、築地の街が、
壊れていくのを、
指をくわえてみていることが、
医師としてできませんでした。
だから、政治に参加しようとしました。


今、私ができることは、
上で決められてしまったことを、
現場で、少しでも実のあるものになるよう
修正を加えていくことです。
思いを持った中央区行政の方と、
この地域を守ることです。


政治家に求められているのは、
ビジョンを示す力、
私も、これからも惰らず修行します。
そして、行動していきます。

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