「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

2007年10月21日 銚子の夕日

2007-10-22 16:29:04 | 政策・マニフェスト
銚子市の
市長 岡野俊昭氏
市議会議長 岩井文男氏
とお話しさせていただき、
銚子市の今、抱える課題が見えてきた。

岡野市長は、
以前、中学校の校長をされていたということで、
非常にスピーチが人の心を揺さぶる。
防災訓練の挨拶で、災害の備えをしようという
人の気持ちが生まれたのではないかと、私は考える。


さて、地方都市であれば、どこも抱えているものと考えるが、
銚子市の第一の課題は、
若者の流出、高齢化。

今、高齢化率25% 人口7万人
将来的に高齢化率50% 人口5万人まで、
進むことを悲観されていた。

若い世代は、
首都圏へ出て行き、そのまま帰ってこないのだという。

産業は、
農業と漁業、醸造業、観光業があるが、若者を引き止めない。

情報基盤を整備し、SOHOの発想もあるかと考えるが、
光ケーブルは、拠点までしかとどかない。

防災訓練が実施された千葉科学大学ができ、
若者が街にくることで、多少活気がでたが、
まだまだである。

東京からの道路整備も、いまいち。
防災訓練に共に見学したベテラン中央区議は、
1時間40分で、銚子に来るらしいが、
私は、2時間強。
途中、高速をおりて走るので、
利用がっては悪い。

港湾も、もう少し大きな船が入る整備をしたいが、
国からは、予算がつかないのだという。
魚介類の加工する力は十分にもっているため、
大きな船が入り、多量の魚介類を持ち込めることで、
加工食品類の生産が上がることを期待している。


一方、銚子市議会は、26名。
政党は、共産3人、公明3人、社民など1人づつ。
後は、最大会派が、無所属議員でつくっているという。
自民党、民主党は、議員レベルではないという。


防災協定から、日頃もっと顔の見える関係を
構築していきたい。
今回、銚子市議会事務局には、
非常に良くして頂いた。
「観光の街は、ホスピタリティーを
大切にする」という精神で、
接してくださった。

子ども達の交流も、活発化すればよい。
館山の海水浴場が臨海学校として、
不適切な場合、ここ銚子を検討するのも
一案かもしれない。


私の愛する日本が、先日の帯広に引き続き、
また一つ増えた。
太平洋の景色がとってもきれいな
銚子市。




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昨日10/21、銚子市防災訓練 見学

2007-10-22 10:13:02 | 政策・マニフェスト
昨日10/21、千葉県銚子市の防災訓練を見学してきた。

東京都中央区と銚子市は、本年1月防災協定を結び、
災害時お互いが助けあうことになっている。

今回は、協定後最初の訓練であり、
中央区は、銚子市に、医薬品と消毒薬を、
救援物資として搬送する形の参加であった。
中央区の防災課の職員三名と総務の一名の計4名で、
参加していた。ご苦労様でした。

防災協定を中央区が、銚子市と結んでいることは、
非常に意味がある。
心強いパートナーなのである。
すなわち、銚子市は、
①地震に強い街。
銚子市のある地域は、岩盤がしっかりしており、
周囲の地震があったとしても、ほとんど揺れない。
今回の地震の想定も、揺れることよりは、
津波災害を想定。

②食料自給率245%
約7万人の人口。野菜も魚も豊富で、食料自給率は、
十分である。
万が一の中央区の災害において、
食料供給先として、信頼に足りうる。

③漁船用燃料豊富
普通の石油だけでなく、漁港であるゆえ、
漁船用の燃料を豊富に持つ。
これは、中央区が地震の際、
自家発電で、とまったエレベーターの
復旧を行うが、
自家発電用の燃料である。
地震時、燃料の調達が難しいだろうから、
心強い。
(共に見学したベテランの中央区議員の分析であり、
私も勉強させていただいたポイント)


さて、防災協定の最大の問題点は、
私は、その「輸送手段」だと考える。

おそらく、道路は期待できない。
もともと、整備されていないところに、
地震での分断が起こるであろう。
そうなると、空路か航路。
今回は、中央区から車で救援物資を輸送したが、
ここまでこれないであろう。
逆に、銚子から、陸路で、中央もまず難しいと考える。
今後、災害訓練のマニュアルにおける、
「ヘリによる空路」、「漁船・屋形船などによる航路」による
輸送手段の確立を見て行きたい。

現場は見てみるものである。と、昨日強く感じた。
協定書だけで、さて、実のある相互援助ができるであろうか。
実際に、
市長さん、銚子市議会議長さんらと、
お話しすることで、
その街の暖かさを感じた。
この協定書、将来きっと役立つ時が来る。
私は、確信する。

中央区の皆様、
災害時、私達には心強いパートナーがいます。
銚子市です。

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