「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

第四回定例会 本会議 一般質問  質問通告提出

2009-11-19 17:50:50 | 政策・マニフェスト

 皆様にご相談申し上げておりました一般質問を、いただいたご意見も参考にしながら、大筋は変わりませんが、以下の形で、本日11/19に提出いたしました。

 11/25火曜日 午後二時から本会議一般質問に立ちます。
 中央FMラジオ84.0MHzで、実況生中継がされます。
 もちろん、本会議場への傍聴も可能です。

****以下、通告書の内容****

平成二十一年十一月十九日

中央区議会議員   小 坂 和 輝 印 


一般質問通告書

 区の一般事務について、左記の事項について質問するため、会議規則第六十五条により、質問通告書を提出いたします。

         記

Ⅰ、区民とともに考え、創る中央区について
①行政評価へのパブリックコメントを実施中であるが、「行政評価書」を希望の区民には、配布できる体制を整えるべきと考える。
 「決算書」や「予算書」、「基本計画」なども、同様である。
 ご見解は。

②議会での十分な議論を経るために、行政評価は、決算特別委員会までに提出すべきと考えるがいかがか。
 また、各種協議会・検討委員会の最終報告は、予算特別委員会までに提出すべきと考えるがいかがか。 

③各種協議会・検討委員会などの開催日程を、区民が知ることは困難である。
 会議の開催日程を、区のホームページ上でもわかりやすく掲示すべきと考えるがいかがか。

④各種協議会・検討委員会などの傍聴可否の基準は、どう決めているのか。

⑤傍聴者に対しては、会議資料も配布する気配りが必要と考える。
 開催時間自体も、傍聴者に配慮して、できるかぎり、平日の夕方等すべきである。
 傍聴人数の制限も柔軟に対応すべきと考える。それぞれ、いかがか。

⑥各種協議会、検討委員会の課題について
)在宅療養支援協議会
*公開で開催されるべきと考えるが、いかがか。
*障がいのある方や難病・がんをもった方、ターミナルケアに対しての在宅療養支援の視点も当然入るべきと考えるがいかがか。

)自立支援協議会
*報告書が提出されたが、今後の検討は、どのように進めていくのか。特に就労支援への取り組みについてお考えを。

)コミュニティバス検討委員会
*運営開始後に、区民の足として役立っているか、収支採算性はどうか、ルートは適切かなど検討する必要がある。
 区民代表や学識経験者を入れた協議の場を設ける必要性を考えるが、いかがか。


Ⅱ将来の子ども達に誇れる中央区の街づくりについて
①定住人口十万人回復を、達成した今、今後、定住人口については、どのような方針であるのか。
 何十万人を当面の目標におくお考えか。

②まちづくり協議会では、学識経験者をいれることを再三提案しているが、実現をしていない。どのように取り組まれてきたのか。

③まちづくり協議会では、あらたな大規模住宅ができた場合、その自治会を構成員として取り込み、まちづくりの協議をすべきと考えるが。

④超高層住宅の街づくりを行ってきたが、その功罪をどのように認識しているか。
 超高層住宅の街づくりを、再検討する時期となったと考えるが、いかがか。

⑤超高層住宅の寿命は、何年か。その建替えの手法や費用負担の考え方は。

⑥低容積で地域貢献性の高い再開発の手法があると考える。
 コレクティブハウスや、グループホーム・特別養護老人ホーム・高齢者優良賃貸住宅の建設と合わせた開発手法があると考えるがいかがか。


Ⅲ環状二号線地上化と一体として進められる勝どき五丁目の再開発について
①公有地が、約八割五分を占めているエリアの開発である。
 ならば、もっと、地域貢献性を高める施設の設置を東京都に要望していくべきと考えるが。

②計画地区内に区道の部分が入っている。区道部分の住民を再開発の権利者として入れることは、法的には困難である。
 その場所の住民の権利保障の視点も入れながら再開発に取り組んでいく必要があるが、どのような補償を検討していくお考えか。

③築地市場移転、移転を前提とした二号線の地上化の計画が先行き不透明となった以上、本計画も、拙速にすすめることなく、それら計画が明らかになることを見定める必要があるのではないか。
 築地市場移転問題の方向性が明らかになるまで、一時中断し、その間に、都市計画原案を十分検討し充実したものとすることを考えるが、いかがか。


Ⅳ晴海エリアの総合スポーツ運動広場構想について
①オリンピック開催はなくなったが、晴海へのメインスタジアム整備のコンセプトは、今後の開発に生かし、区民都民のための運動施設や防災機能も含めた大規模な緑化公園として整備していくべきと考えるが、いかがか。


Ⅴ築地市場の現在地再整備について
①「政争の具にするな」という言い方を用い、議会での議論を避けさせようとする風潮が一部市場内や東京都にあるようだが、都議会での特別委員会設置でわかるように、移転問題こそ、多角的に十分議論したうえで、安心・安全な都民の台所を創るべきと考える。
 「政争の具」ということに対してのご見解は。

②専門家会議が約束した東京都による都民区民へのリスクコミュニケーションがなされていない。
 説明もなく、土壌汚染対策の予算付けを行うことは、あってはならないと考えるが、東京都に都民区民への説明の場を求める働きかけを行うべきではないか?

③東京都は、不備な土壌汚染調査の証拠資料となるコアサンプルを廃棄する方針である。科学的な検証を行うため、保存の必要性を考えるが、いかがか。

④築地市場の現在地再整備実現に向け、再整備に際しての種地提供の提案を行うなど、今こそ、行動すべきと考えるが、いかがか。

⑤このままでは、築地市場の真ん中を横切ることになる環状二号線の再度地下化を、東京都に求めていくべきと考えるが、いかがか。


Ⅵ情操を育む学び舎・明石小・中央小・明正小の改築問題について
①『基本計画2008』にある三校改築の根拠をお示しください。

②明石小学校、中央小学校、明正小学校の改築がなされるとあるが、それら小学校は、生徒数は減少していくことの旨が、過去の報告書にあり、生徒数増加に合わせて教室数を増加させるということを目的とした改築の根拠と矛盾している。この矛盾をどう解釈すればよいのか。

③老朽化というが、耐震性には現在対応している。同時期にできた常盤小学校、泰明小学校、京華小学校、十思小学校は、そのまま今後生かしていく一方で、明石小学校、中央小学校、明正小学校は、老朽化でもたないという。
 校舎の耐震性・耐久性を示す科学的根拠を示していただきたい。

④いままで、地元や保護者への改築に関しての説明や合意形成はどのようになされてきたのか。今後、どのように合意形成をうるおつもりか。
 学校敷地に存在する埋蔵文化財の保護の観点についての中央区文化財保護審議会での合意形成も合わせて問う。

⑤不要な負担を子どもたちに強いる計画であり、歴史と伝統ある学び舎で情操豊かに学ぶ機会を奪い、また、地域の皆様の心のよりどころを失うことになる。
 建築学、教育の専門家・学識経験者を交え、開かれた場で、改築ありきではなく、全面改修や一部改築も含め再度十分議論をすべきと考えるが、いかがか。

⑥議論する時間がないというのであれば、生徒数が急増した場合、日本橋地域)(日本橋小・有馬小・久松小)で適用している通学区域の「調整学区」の考え方を用いることで対処も可能であると考えるがいかがか。


Ⅶ、「教育振興基本計画」の策定について
①教育振興基本計画検討委員会で、審議されている最中である。多くの区民の声を反映させるべきと考えるが、パブリックコメントは実施するお考えは。

②教育振興基本計画検討委員会では、充実した審議がなされている。議事録も公開すべきと考えるが、いかがか。

③本計画では、生涯教育の視点もいれるということであるが、中間報告をそろそろ出す段階において、生涯教育については、検討会でどのような検討がなされているのか。

④「晴海二丁目児童館等複合施設(仮称)」で幼保一元化施設「認定こども園」が新たに実施される。
 中央区の幼児教育の中で、「幼保一元化」の目指すべき方向性はどういうものであるべきと、検討会で検討がなされているのか。

以上、

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

明石小学校等改築問題 大きく取り上げられました!

2009-11-19 11:30:19 | 教育
 地元や区民の皆様へ十分な説明もなく、強引に進められる学校改築の問題点を、マスコミの皆様が、解明くださっています。
 
 学校の施設更新の必要性は、私も理解いたしております。
 かといって、改築ありきで、拙速に、なぜ、話を進めるのでしょうか?
 改修、一部改築、改築、あらゆる選択肢の中で、考えていくべきものです。

 ぜひとも、開かれたところで、十分な議論をしていただきたいと考えます。

 昨日、朝日小学生新聞に大きく取り上げられました。

*****朝日小学生新聞(09/11/18)******


取り壊される復興小学校
関東大震災後、東京などに避難場所として建設 東京残り20校

 1926年に建てられた東京都中央区明石小学校など3校が取り壊され、建て直されることになりました。どれも関東大震災の後、災害時の避難場所として建てられた「復興小学校」と呼ばれる学校です。当時の建築様式を今に伝える復興小学校は、東京には20校しか残っていませんが、さらに減ることになりました。

校舎のデザインに歴史的価値
理由 教室がせまく雨漏りも
反対 地震に耐えられるのに

取り壊されることが決まった「復興小学校」の明石小学校

 復興小学校は、1923年に関東地方でおきた関東大震災(死者・行方不明者10万人以上)の後、いざという時に避難場所となるように、旧東京市(現在の東京23区の一部)を中心に建てられました。

 多くは丈夫な鉄筋コンクリートづくりの校舎で、全体的に丸みのある優しいデザインが特徴です。小学校と同じように避難場所となる公園が近くにあります。

 東京では117校、神奈川では31校が復興小学校として建てられましたが、戦災で壊れてしまったり、古くなったりしたことなどを理由に、多くが建て替えられました。

 東京都中央区には7校が復興小学校として残っています。今回、取り壊されることが決まったのは、明石、明正、中央の3小学校で、建てられてから80年以上がたっています。

 12月にも一部の取り壊しの工事が始められ、新校舎が2012年度中に完成する予定です。

 建て直すことになった理由について同区教育委員会副参事の遠藤誠さんは、「雨漏りがするなど建物が古くなったうえ、教室がせまく、今後、子どもの人数が増えると教室の数が足りなくなるため」と説明しています。

◇ ◇ ◇

 一方、取り壊しに反対する人たちもいます。3校は大きな地震がきても壊れないようにする工事をすませており、地震対策には問題がありません。そのため、「なぜ壊すのか分からない」という声が地元などからあがっているのです。

 明石小学校を卒業した相良恵美子さん(65歳)は「地震に耐えられる建物で、安全性がクリアできているのだから、わざわざ壊す必要はないと思う。子どもたちに古いものを大切にする心を教えるためにも、大人たちが手本となって学校を残すべき」と話します。

 また、今後、教室が足りなくなるという区の説明に対し、相良さんは「わたしたちのころは今より子どもたちの数が多かったけど、せまいと感じたことはありませんでした」とふり返ります。実際に1943年度には25学級に最大1374人が通っていたこともありました。現在は6学級で、188人が過ごしています。

 校舎のデザインも歴史的に価値があるとされています。明石小学校の校舎のデザインは曲線が多くとり入れられていて、校内の空間はゆるやか。玄関にはステンドグラスがはめこまれていて、美しく飾られています。

 都市計画を研究していて、復興小学校の建築に詳しい早稲田大学の川西崇行講師は「歴史の重みがある建物を壊すのは簡単なことだが、まったく同じものは二度とつくれません。復興小学校は建築物としてもこれまで残っている宝なのです。地震の問題もクリアしていることから、建て直さずに足りない部分などを補うだけで十分。建て直すことは税金のむだ遣い」と反対します。

複合施設として活用する場合も

 復興小学校が学校とは別の施設として活用される場合もあります。1992年度に閉校した中央区の旧京華小学校は高齢者に職業を紹介したり、コンピューターを使ったりすることができる複合施設「京華スクエア」=写真=として生まれ変わりました。

 また、98年に閉校になったものの、住民が保存を求めたことなどで取り壊されずに残った文京区の旧元町小学校は、2009年9月からほかの学校の臨時校舎として貸し出されています。区によると「期間は6年間の予定」だそうです。

 また、中央区の7校のうち、泰明小学校や常盤小学校は都の歴史的建造物の指定を受けていることから、当分取り壊される予定はありません。

朝日小学生新聞 2009年11月18日付

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする