本来、中央区文化財保護審議会から要望書がだされているなか、なんの合意形成もすることなく工事を続行することはあってはならないことであるが、それでも工事が強行されているため、そのことは置いといて現場の様子について書く。
とくに、9月7日明石小学校取り壊し工事の現場にたって、気になったことを2点書く。
ちょうど正面玄関あたりの梁の切り取った部分をレッカー車にて校舎本体からはずし、移動させる作業であった。
一点目は、粉塵について。
梁を切り取ったわけであり、こまかな粉塵がたくさん出た。
工事の近隣説明にある約束では、十分な散水をして粉塵を巻き散らかせないようにするというものであった。
しかし、粉塵対策は、いっさい顧みず、散水をレッカー作業時はいっさいせず、粉塵をまき散らしながらの作業を行っていた。
悪いことに作業は、午後3時頃であり、学校帰りの子ども達が作業している横を歩いて通過する時間にぶつかっていた。
粉塵に子ども達が暴露される危険をいっさい考えていないように感じた。
現場には、注意を入れるようにしたが、ISO取得の業者として十分注意を払っていただきたいものである。
もうひとつは、実際に切り取った梁であるが、どのような計画で切り取っているのか、その切り取った部分は今後、再生時に使うのであろうけど、有効な使い方をしていただきたいものである。
その苦労して切り取った部分だけでは、なかなか意味あるものには見えそうにない切り取り方であったため書きおく。