本日、東京新聞に明石小学校取り壊しの記事が掲載されていました。
9/1に中央区文化財保護審議会委員から保存・活用を求める要望書が出されたところです。
ならば、それに沿って、今一度立ち止まっての検討がなされるべきだったでしょう。
中央区文化財保護審議会委員に諮問せず、解体ありきで進めた落ち度は中央区にあります。
今、校庭では文化財発掘調査中であり、そちらが終わらねば、大きな解体工事には移れません。
すなわち、検討の時間を十分作ることができたはずであります。
であるのに、わざわざシンボルのところから壊しにかかるやり方をとる中央区に対し、非常に残念な思いを持ちます。
重要文化財相当の価値を専門家を交え検討することなく中央区は取り壊して建て替える計画を進めてきました。
そのこと自体、区民、都民、専門家、文化財保護審議会委員、マスコミなどから多くの疑問の声があがっているところでありますが、今回のこのやりかた、シンボルから壊しにかかったことに対し、多くの人が疑問を抱いています。実際、以前ブログコメントでもいただいてはいますが、まちの中で、今回のやり方に対しての疑問の声を多く聞いています。
****東京新聞(2010/09/09)*****
校舎シンボル解体
中央・明石小玄関の円柱
関東大震災を教訓に建てられた復校小の一つで、住民や卒業生から保存を求める声が上がる中、立て替え工事が進められている中央区立明石小学校で八日、校舎のシンボルでもある正面玄関両脇の円柱が解体された。
区によると、円柱は高さ約3・5メートル、直径約1メートル。同日、カッターで上下を切断した二本の円柱を、クレーンで運び出した。今後は同校敷地内で保管した後、モニュメントとして校庭に飾る予定。
立て替え計画では、旧校舎のデザインを承継する目的で、新校舎の玄関に同じ大きさと形の円柱を再現するが、強度不足を理由に、切り出した円柱の再利用はしないという。
市民団体「明石小学校の保存を望む会」メンバーの建築士・大橋智子さん(56)は「柱の解体を知って涙が出た。モニュメントや一部の再現では文化財の継承にならない。区のやり方に失望している」と話している。
(岡村淳司)
9/1に中央区文化財保護審議会委員から保存・活用を求める要望書が出されたところです。
ならば、それに沿って、今一度立ち止まっての検討がなされるべきだったでしょう。
中央区文化財保護審議会委員に諮問せず、解体ありきで進めた落ち度は中央区にあります。
今、校庭では文化財発掘調査中であり、そちらが終わらねば、大きな解体工事には移れません。
すなわち、検討の時間を十分作ることができたはずであります。
であるのに、わざわざシンボルのところから壊しにかかるやり方をとる中央区に対し、非常に残念な思いを持ちます。
重要文化財相当の価値を専門家を交え検討することなく中央区は取り壊して建て替える計画を進めてきました。
そのこと自体、区民、都民、専門家、文化財保護審議会委員、マスコミなどから多くの疑問の声があがっているところでありますが、今回のこのやりかた、シンボルから壊しにかかったことに対し、多くの人が疑問を抱いています。実際、以前ブログコメントでもいただいてはいますが、まちの中で、今回のやり方に対しての疑問の声を多く聞いています。
****東京新聞(2010/09/09)*****
校舎シンボル解体
中央・明石小玄関の円柱
関東大震災を教訓に建てられた復校小の一つで、住民や卒業生から保存を求める声が上がる中、立て替え工事が進められている中央区立明石小学校で八日、校舎のシンボルでもある正面玄関両脇の円柱が解体された。
区によると、円柱は高さ約3・5メートル、直径約1メートル。同日、カッターで上下を切断した二本の円柱を、クレーンで運び出した。今後は同校敷地内で保管した後、モニュメントとして校庭に飾る予定。
立て替え計画では、旧校舎のデザインを承継する目的で、新校舎の玄関に同じ大きさと形の円柱を再現するが、強度不足を理由に、切り出した円柱の再利用はしないという。
市民団体「明石小学校の保存を望む会」メンバーの建築士・大橋智子さん(56)は「柱の解体を知って涙が出た。モニュメントや一部の再現では文化財の継承にならない。区のやり方に失望している」と話している。
(岡村淳司)