「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

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石原都政の検証~山口二郎氏(北海道大学教授)東京新聞コラム~

2011-01-30 22:50:04 | 築地を守る、築地市場現在地再整備
 本日1月30日、東京新聞のコラム。
 石原都政の検証について書かれていた。

 山口氏のコラムに同感である。

 築地市場移転問題を山口氏もひとつの検証すべきものとあげていただいている。
 別のブログで私もとりあげたが、豊洲6丁目東京ガス工場跡地の土壌汚染の地を、汚染があることを知りながら、時価で過去に一部購入(720億円)し今年度残りを購入(1260億円)しようとし、なおかつその土壌汚染処理は東京都が負担(586億円)することひとつとっても多いに疑問が残る。
 あまりにもおかしな土地取引であるが故に、公金返還の裁判が現在なされ(第三回公判2月8日11時~東京地方裁判所522号法廷)、残る土地購入に関しても購入を差止める裁判があらたに提訴(2月18日ごろ)されようとしている。

*****東京新聞(2011/01/30)******
山口二郎氏(北海道大学教授)

 東京都知事選挙の候補者をめぐってにぎやかな報道が続いている。誰がでるかも大事だが、十二年の石原都政は一体何をしたのかを検証することこそ、候補者選び以前の重要問題である。
 最近、一ノ宮美成+グループK21著の『黒い石原慎太郎』(宝島社)という本を読んだ。この本で書いてあることが真実ならば、石原知事による権力の私物化は犯罪的である。新銀行東京の不正融資、巨額赤字と都の出資金の毀損、築地市場移転問題、オリンピック招致活動をめぐる巨額の無駄遣いなどなど、まさに疑惑のオンパレードである。
 石原知事は民主国家の自治体の長というよりも、途上国の独裁者である。東京は首都というだけで人と金が集まり、財政は潤沢だから、無駄遣いも桁違いに大きい。都民がなぜこれらの問題に関心をもたないのか、不思議である。
 もっと不思議なことに、こと石原都政の腐敗となると、『赤旗』以外に追求するメディアが存在しない。一ノ宮氏の本は疑惑に目をつぶる既成メディアに対する告発状でもある。東京新聞くらいは都政の疑惑にきちんとメスを入れてほしい。
 知事候補者は公金の乱費について究明し、関係者の責任を追及する気があるか否かを明らかにするべきだ。東京の問題は一地方の問題ではなく、日本全体の問題でもある。

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コメント (1)
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