私たちも指摘してきたところです。
不透水層以下にも汚染が拡大しているから、不透水層(有楽町層)以下もきちんと汚染調査をすべきであると。
東京都側は、不透水であり、汚染は広がらないとして、汚染調査を行いませんでした。
不透水層以下に汚染が拡大していないということが専門家会議の大前提であったわけです。
その大前提が崩されました。
不透水層以下にも汚染は拡大していることが判明。
不透水層以下を無視した土壌汚染調査が無意味であり、その調査をもとにした土壌汚染対策は意味をもたなくなります。
現在、土壌汚染対策法上の「土壌汚染指定区域」に指定された場所です。
不十分な調査、不十分な土壌汚染対策工事、そして中央卸売市場建設。
このようなことでは、食の安心、安全守られません。
築地市場移転は白紙撤回すべきです。
*******東京新聞(2012/03/03)*****
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20120303/CK2012030302000044.html
豊洲新市場予定地 不透水層でも汚染確認
2012年3月3日
築地市場(中央区)が移転する豊洲新市場予定地(江東区)の土壌汚染問題で、都は二日、地表から五~九メートルに分布している不透水層(粘土層)から、基準値を超える有害物質のベンゼンが見つかった、と発表した。予定地にあったガス工場の操業に由来するとみられる。
同じ地層では、法定の基準値を超えるヒ素や鉛も見つかったが、都は「大昔に堆積した自然由来の物質」との見方を示した。
都は不透水層の上の土壌から汚染が見つかった場所を掘削して、汚染除去しており、その下の不透水層も調査していた。同層を二メートル掘り下げて問題がなければ、汚染はないと判定。汚染があった場所は土を除去する。
今回は調査対象の三百八十八地点のうち九十三地点を調べた。この結果、基準値以上のベンゼンが九地点で見つかり、最大では不透水層の深さ三メートルまで浸透していた。
ヒ素と鉛は五十三地点で基準値を超え、最大でヒ素が二十倍、鉛が二・六倍だった。
掘り出した汚染土を別の場所に埋め立て処分する際の事前試験では、四百四十一検体のうち四十二検体で鉛やヒ素、水銀が処分場の受け入れ基準を超過。これらの土は現地で除染し、新市場用地の埋め戻し土にする。
都中央卸売市場は「汚染対策工事の範囲が確定できた。予定通りの対策を行う」としている。調査結果はホームページ=http://www.toyosusinsijyo-kouji.jp/=で公表している。
◆汚染対策費返還を求め住民監査請求
築地市場の豊洲移転に反対する市場関係者らが二日、都が有害物質に汚染された市場用地を不当に高値で購入したとして、石原慎太郎知事に二百九十二億円の汚染対策費などを返還するよう求める住民監査請求をした。
不透水層以下にも汚染が拡大しているから、不透水層(有楽町層)以下もきちんと汚染調査をすべきであると。
東京都側は、不透水であり、汚染は広がらないとして、汚染調査を行いませんでした。
不透水層以下に汚染が拡大していないということが専門家会議の大前提であったわけです。
その大前提が崩されました。
不透水層以下にも汚染は拡大していることが判明。
不透水層以下を無視した土壌汚染調査が無意味であり、その調査をもとにした土壌汚染対策は意味をもたなくなります。
現在、土壌汚染対策法上の「土壌汚染指定区域」に指定された場所です。
不十分な調査、不十分な土壌汚染対策工事、そして中央卸売市場建設。
このようなことでは、食の安心、安全守られません。
築地市場移転は白紙撤回すべきです。
*******東京新聞(2012/03/03)*****
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20120303/CK2012030302000044.html
豊洲新市場予定地 不透水層でも汚染確認
2012年3月3日
築地市場(中央区)が移転する豊洲新市場予定地(江東区)の土壌汚染問題で、都は二日、地表から五~九メートルに分布している不透水層(粘土層)から、基準値を超える有害物質のベンゼンが見つかった、と発表した。予定地にあったガス工場の操業に由来するとみられる。
同じ地層では、法定の基準値を超えるヒ素や鉛も見つかったが、都は「大昔に堆積した自然由来の物質」との見方を示した。
都は不透水層の上の土壌から汚染が見つかった場所を掘削して、汚染除去しており、その下の不透水層も調査していた。同層を二メートル掘り下げて問題がなければ、汚染はないと判定。汚染があった場所は土を除去する。
今回は調査対象の三百八十八地点のうち九十三地点を調べた。この結果、基準値以上のベンゼンが九地点で見つかり、最大では不透水層の深さ三メートルまで浸透していた。
ヒ素と鉛は五十三地点で基準値を超え、最大でヒ素が二十倍、鉛が二・六倍だった。
掘り出した汚染土を別の場所に埋め立て処分する際の事前試験では、四百四十一検体のうち四十二検体で鉛やヒ素、水銀が処分場の受け入れ基準を超過。これらの土は現地で除染し、新市場用地の埋め戻し土にする。
都中央卸売市場は「汚染対策工事の範囲が確定できた。予定通りの対策を行う」としている。調査結果はホームページ=http://www.toyosusinsijyo-kouji.jp/=で公表している。
◆汚染対策費返還を求め住民監査請求
築地市場の豊洲移転に反対する市場関係者らが二日、都が有害物質に汚染された市場用地を不当に高値で購入したとして、石原慎太郎知事に二百九十二億円の汚染対策費などを返還するよう求める住民監査請求をした。