「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

一年前、人生のゴールを先にした親友。その彼を思い出すことになった一日。

2012-03-31 23:00:00 | 仲間・先生

 東日本大震災の前、昨年の二月、親友を亡くしました。
 ものすごく進行の早いがんでした。

 彼の生き様をお聞きし、そのことは、その後の私の人生の選択に影響を与えています。
 「人生は、短い。やるべきときに、やらねば。」ということもそのひとつ。

 法科大学院の入学ガイダンス、同大学院のアドバイザー制度において、アドバイザー面談後、アドバイザーの先生を同じにもつかたに、亡くした親友と勤め先が同じであったため、大企業だから聞いても普通は知らないと思いながら、でも、だめもとで、知っているか聞いてみました。
 大企業は、やはり大企業で、いままで、そんな問いをして、ヒットしたためしなし。
 だから、聞くのは、はばかれるけど、でも聞いてみました。

 知っているレベルではなく、なんと、ずっと上の大先輩で、大事にしてもらったとのことでした。
 仕事では、優しくしてもらっていたが、「お好み焼きの焼き方には、うるさかった。」と笑っておっしゃっていました。

 そして、偉大な先輩で、社内でもだれからも慕われていたことを語り、急に思い出さされた状況もあり、そのかたは、少しだけ涙組まれました。

 私も、その一日、彼のことを思い出し、過ごしました。
 彼は、優しさを形にしたようなやつだった・・・しかし、自分には厳しいやつ。

 人生のゴールを、先にした彼の生き方に負けないようにと、いままでも、思い出してきたところだが、きっと法科大学院では、そのかたにお会いするたびに思い出すことになるだろう。

 自分にとっての法科大学院。もうひとつの意味が付け加えられました。

 

 

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