東日本大震災の前、昨年の二月、親友を亡くしました。
ものすごく進行の早いがんでした。
彼の生き様をお聞きし、そのことは、その後の私の人生の選択に影響を与えています。
「人生は、短い。やるべきときに、やらねば。」ということもそのひとつ。
法科大学院の入学ガイダンス、同大学院のアドバイザー制度において、アドバイザー面談後、アドバイザーの先生を同じにもつかたに、亡くした親友と勤め先が同じであったため、大企業だから聞いても普通は知らないと思いながら、でも、だめもとで、知っているか聞いてみました。
大企業は、やはり大企業で、いままで、そんな問いをして、ヒットしたためしなし。
だから、聞くのは、はばかれるけど、でも聞いてみました。
知っているレベルではなく、なんと、ずっと上の大先輩で、大事にしてもらったとのことでした。
仕事では、優しくしてもらっていたが、「お好み焼きの焼き方には、うるさかった。」と笑っておっしゃっていました。
そして、偉大な先輩で、社内でもだれからも慕われていたことを語り、急に思い出さされた状況もあり、そのかたは、少しだけ涙組まれました。
私も、その一日、彼のことを思い出し、過ごしました。
彼は、優しさを形にしたようなやつだった・・・しかし、自分には厳しいやつ。
人生のゴールを、先にした彼の生き方に負けないようにと、いままでも、思い出してきたところだが、きっと法科大学院では、そのかたにお会いするたびに思い出すことになるだろう。
自分にとっての法科大学院。もうひとつの意味が付け加えられました。