3/22 14時-15時、「みんなの子育て広場 あすなろの木」をお借りして、心肺蘇生のABC+AEDと、もしもの時に備えるためのABCをテーマとした小さな講習会を開催いたしました。
このような企画は、とても重要と思います。
小グループでの出張出前講座もしますので、お気軽にお声掛けください。小児科医師の使命ですので、ボランティアで出向きます。(電話03-5547-1191、メール kazuki.kosaka@e-kosaka.jp)
http://blog.goo.ne.jp/kodomogenki/e/cc0dd31e52b2a97747a251c653d53a37
来られた親御さんは、皆、心肺蘇生をされたことはあるけれど、AEDの実技は、されたことがございませんでした。
(AEDの実技をされたことがない方が多いことが、意外でした。)
<用いた機材>
心臓マッサージでは、自分のような素人が、倒れたひとを触って大丈夫なのだろうかという不安を皆さんお持ちで、さらにいうと、心臓マッサージで、「物理的に心臓の部分を圧迫して血液を脳を中心に体に送る」というイメージを、講義の中で初めてもったと皆様話されていました。
なぜ、一分間に100回、圧迫する必要があるかという最も根本的なところにいたる大事な部分であり、理論と実践を結び付けていく必要性/大切さを私自身勉強させていただきました。
使用したテキスト、『Happy-Note 2006 冬号』 miki House (vol.9 48-49ページ)での「万が一の時に、心肺蘇生のABC」 自分が執筆担当した記事。
出版当時から、変更部分を付け加えて解説。
*AED適応 修正
2006年当時 8歳以上にAED
2012年修正 1歳-未就学児 小児用パッドを貼ってAED
小学生-大人 大人用パッドを貼ってAED
*人工呼吸適応 修正
2006年当時 大人 30:2
2012年修正 大人は人工呼吸は絶対に必要ではなく、1分間に100回の心臓マッサージで、肺への空気も同時に送られる。
『Happy-Note 2006 冬号』 miki House (vol.9 48-49ページ)
AEDに関する記載が以前の内容となっている分、お気をつけください。
今は、すべての年齢に適応します。
以下は、実際に講義での板書。
「心肺蘇生のABC」とひっかけて、「震災準備のABC」。
A Area 地域の情報を知る 避難場所はどこか、それへのルートはどうするか、その地域の弱点はどこか、
B Bichiku 備蓄
C Community ご近所、地域の顔の見える関係作り
備蓄(Bichiku)の内容 拡大
意見交換をしながら書きました。
食料30日分、これを提案された親御さんは、自分たちだけの家族だけでなく、ご近所分も含めた考え方ゆえと話されていました。