2月23日、月島三丁目の長屋学校を主催されている芝浦工業大学教授志村先生らのよびかけによるまちづくりの話し合いが開催されました。
オーラルヒストリー(地元の方が、昔の思い出を語り、それを録画したものが1-2分で編集したもの)を月島の場所と関連付けて聴講した後、このオーラルヒストリーの利用方法などの議論と、月島の将来像について話し合いました。
40名程が、5つのグループに分かれて話し合い、その進行役は、志村教授の院生。
月島の将来像として多く出された意見は、そのコミュニティーを守って行くまちづくりでした。
最後の全体でのディスカッションの際に、私も志村教授に、「この住民の声として出された月島の将来像をいかに実現をしていくか?」と、直球の質問を致しました。
もちろん、この月島の将来像を実現できる確信をもっているからこその質問でした。
なぜならば、ここまで、真剣にまちの将来のことを考えられる地元の皆様がおられるのだから。
月島の将来像の実現のプロセスに於いては、私は、以下を思い描きます。
①地元の場から、まちづくりに関する意見・考え方が出されること、②出された意見・考え方をもとに、おおきなまちづくりの考え方の流れの形成、③さまざままちの再生の手法の提示、④手法の提示だけではなく、その手法を行いたい住民を支援する仕組みの構築が大切だと考えています。
より具体的には、
1、今回の会のようなもので、地元、地域、住民から「将来像」の提案がなされること、
2、「将来像」をバックアップする大きな考え方の流れを起こす。
例えば、谷中、神田、神楽坂、佃、月島などが連携して、『下町情緒、路地裏の世界遺産(仮称)』登録を目指す。
3、リノベーション型まちづくり、コーポラティブハウスができる資金面、制度面の基盤を中央区が整備する。
4、実際に、『まちあかり舎』のようなやろうとする住民を支援する会社の参入を図る。
中央区の『都市整備公社』もまた、住民の相談に乗れるようにしていく。
ぜひ、月島の将来像を、実現してまいりましょう。
******グループ ディスカッションで出された月島の将来像H31.2.23 佃区民館*******
1、第一発表の班
2、第二発表の班
3、第三発表の班
4、第四発表の班
5、第五発表の班
以上