「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

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政治的表現の最中に含まれていたからといって、ヘイト・スピーチの定義に合致している表現が、ヘイト・スピーチでなくなることは、ありえないと考えます。

2019-02-18 23:00:00 | 公約2019

 前のブログに引き続きでありますが、

 日本国における「〇〇人、母国に帰れ」と表現行動することは、ヘイト・スピーチです。

 ヘイト・スピーチの一般的定義によれば、

 ①出自・属性・性的志向など(=自分では変えられないことがら)を攻撃する

 ②多数派から少数者(マイノリティ)へ向けられる

 ③単に数の多さではない(力の強いほうから弱い方へ、権力的関係)

 ④人を「個」として見ないでひとくくりに(ステレオタイプ)

 の内容を含むものとされています。

 

 「〇〇人、母国に帰れ」は、①〇〇人という出自を攻撃し、②③日本国においては、日本人という多数から〇〇人の圧倒的少数者に向けられ、④「〇〇人」というひとくくりに見て、「個」として見ないで日本から排除をするように表現をしており、ヘイト・スピーチの定義に合致すると考えます。

 たとえ、政治的表現の最中に含まれていたからといって、ヘイト・スピーチの定義に合致している表現が、ヘイト・スピーチでなくなることは、ありえないことではないでしょうか。たとえ、同時になされたものが、どんなに崇高な政治理念に基づいた政治的表現であったとしても。

 正々堂々と政治的表現のみで、議論をしていきたいと考えます。
 

 


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