「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

新型コロナウイルス2020.1.28段階 1/28の閣議で感染症法の「指定感染症(二類感染症相当)」と検疫法の「検疫感染症」に指定。

2020-01-28 18:12:27 | 医療

 (厚労省の1/28 19時の会見前に記載しています。)
 新型コロナウイルスの動向を、注意深く見守っています。

 やるべきことは、今すでに行われているインフルエンザ予防対策(手洗い、うがい、マスク、人ごみを避ける)でよいと考えます。

 医療者側は、万が一そのような患者さんがこられた場合は、保健所に情報提供を行うようになっています。東京都の場合、東京都健康安全研究センターにおいて遺伝子検査(PCR法)を行い確定診断を付ける体制になっています。

 1/28の閣議で、感染症法の「指定感染症(二類感染症相当)」と検疫法の「検疫感染症」とすると決められたと同日夕刊の報道ではなされています。

 毎日新聞2020.1.28に「指定感染症」に関するわかりやすい図があり、掲載します。
 

 ●指定感染症の解説(忽那賢志医師):https://news.yahoo.co.jp/byline/kutsunasatoshi/20200127-00160618/

 状況が変わってきましたら、その時には、メールなどで、お伝えをして参ります。

医学誌『ランセット』最新記事:新型コロナウイルスの臨床像January 24, 2020
https://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736(20)30183-5/fulltext

医学誌『ニューイングランドジャーナルオブメディシン』記事:新型コロナウイルスの臨床像January 24, 2020
https://www.nejm.org/doi/10.1056/NEJMoa2001017

フォロー中の情報源:

 WHO:https://www.who.int/news-room/detail/23-01-2020-statement-on-the-meeting-of-the-international-health-regulations-(2005)-emergency-committee-regarding-the-outbreak-of-novel-coronavirus-(2019-ncov)
 厚労省からの情報:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
 厚労省ツイッター:https://twitter.com/MHLWitter
 国立感染症情報センターからの情報:https://www.niid.go.jp/niid/ja/diseases/ka/corona-virus/2019-ncov.html
 中央区保健所からの情報:1/28 18時段階で1/24が最終更新https://www.city.chuo.lg.jp/kenko/hokenzyo/kansen/shingatacorona.html



 NHK特設サイト:https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/

******厚労省HP抜粋2020.1.28*****
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_09159.html

4.今後の対策について
 ・1月28日、今回の新型コロナウイルス感染症に関して、感染症法に基づく「指定感染症」と検疫法の「検疫感染症」に指定する政令を閣議決定し、公布した。
 これにより、感染が疑われる方に対する入院措置やそれに伴う医療費の公費負担検疫における診察・検査等の実施が可能となる。

以上

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2020年度に第6期・第2期に向け改定作業に入る「障害福祉計画・障害児福祉計画」の最重要課題、「親亡き後」の支援:「親亡き後」のために備えておくべきことー相続の専門家 司法書士神谷直さんに聞く。

2020-01-28 09:28:13 | 医療

 「親亡き後」の支援。中央区でも、もう一歩、前進をさせねばならない課題。

 来年度に第6期・第2期に向け改定作業に入る「障害福祉計画・障害児福祉計画」(計画期間2021年~2023年の三カ年)でも、記載を充実させねばならないところの一つと考えています。

 「親亡き後」の考え方で、最も重要なことが述べられていると思います。すなわち、「自分にとって大切なもの」を大切に考えてくれる人を後見人としていくこと。


*「親亡き後」のために備えておくべきことー相続の専門家 司法書士神谷直さんに聞く。

⇒ https://plus-handicap.com/2018/01/9129/

(重要カ所を抜粋させていただきます。)

<成年後見人を見つけるのは「子どもが30歳」がちょうどいい。>

 

ー生活をしていく上で、財産管理は信頼できる人にお願いしたいものですが、そのうえで「自分にとって大切なもの」を大切に考えてくれる人じゃないと嫌ですね。神谷さんのお話を聞くとつくづく感じました。
 

成年後見人探しは親が死んでからでは遅い。子どもからすると「この人だれ?」となってしまうので、信頼関係は築きづらい。死ぬ前に誰かにバトンタッチしておかなきゃいけないのですが、それには、時間がかかります。
 

ー成年後見人を探し始める目安ってあるんでしょうか。
 

個人的には「子どもが30歳で親が60歳くらいのとき」から考えるのがいいと伝えています。平均寿命が伸びているので、もう少し親御さんの年齢が後ろのときでもいいかもしれませんが、突然死のリスクなども考えると目安は子ども30歳の頃ではないでしょうか。親にはなれないけど、好意的に関わりをもってくれるお兄さん、お姉さん探しと思っていいと思います。
 

ー成年後見人に支払うコストはどれくらいですか。
 

管理する財産にもよりますが、だいたいは月2万円程度、年間24万円を目安にしていいかなと思います。成年後見人に専門家がなるとその報酬額を家庭裁判所が決めることになっています。この報酬額を毎年払い続けていくことは簡単ではありません。ただ「親亡き後」においては必要になる制度ですので、あらかじめ目星をつけておいて、望ましい人になってもらいましょう。

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子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン):小6~高1の女子を対象に、高額な費用のワクチンが無料で受けることができます。他のワクチン同様、健康被害への調査・救済措置は行政の責任で実施。

2020-01-28 08:42:28 | 健康教育、ヘルスリテラシー

 健康教育によって、ヘルスリテラシーをつけていくことが大切です。

 そのヘルスリテラシーを持って、選択をしていくべき重要な予防接種が、子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)です。

 その是非は別にして、いろいろな意見があるという点で、記事を掲載させていただきます。

 現状、HPV予防接種のメリット・ディメリットを知る機会が十分でないところは、改善を急がねばならないと考えるもののひとりです。


●HPV接種の積極的勧奨を控えるという考え方:神戸新聞2020.1.26




●HPV接種の積極的勧奨を再開すべきという考え方:毎日新聞2020.1.27

 ぜひ、かかりつけ小児科医にも、HPV接種の是非について、御相談してみてください。

 信頼関係のあるかかりつけ医で、接種を行うことが、副反応を限りなくゼロにするうえで、最も重要な点であると、私は考えています。はじめての場所での極度の緊張状態での接種。副反応が生じた事例には、この要因が多分にあるのではないでしょうか。



以上


参考:ファクトチェック https://www.buzzfeed.com/jp/soutaromine/hpvv-mine-2

 

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