「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

日々是好日(にちにちこれこうじつ)

2009-12-10 10:11:04 | 子育て・子育ち
 本日、スタッフから教わったこと。

 日々是好日(にちにちこれこうじつ)

 うれしいことがあった日も、いやなことがあった日も、
    それは二度とくり返すことのない家族との大切な一日。


 自分にとって、今日の朝は、築地市場から始まった一日でした。

 写真は、築地市場正門を新大橋通りをはさんで臨んだところ。
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いよいよ、明日12/10、説明会開催!勝どき五丁目再開発 計画(案)説明会 

2009-12-09 17:55:29 | 街づくり
 勝どき五丁目地区地区再開発 都市計画(案)説明会が明日12/10 18:30~区役所8階大会議室で開催されます。

 東京新聞(09/12/04)の記事に掲載されておりましたが、計画区域の隣接住民ら2158人(周辺区民約1550人、区外約500人)が計画を求める要望書を中央区長に提出したということです。
 11月の本会議一般質問で、私もこの再開発のもつ問題点をご指摘させていただいたところです。


 どうか、住民の合意形成の上で、再開発を行っていただきたいと思います。
 
 提出された要望書に対する区長からの誠意あるご回答も期待いたしたいと思います。
 

***以下、中央区ホームページより転載**** 

都市計画(案)の公告・縦覧および説明会のお知らせ(勝どき五丁目地区)

公告・縦覧する都市計画(案)
東京都市計画地区計画勝どき五丁目地区地区計画(再開発等促進区を定める地区計画)の決定

対象区域:勝どき五丁目地内

東京都市計画第一種市街地再開発事業勝どき五丁目地区第一種市街地再開発事業の決定

対象区域:勝どき五丁目地内


縦覧・意見書の提出期間
 平成21年12月10日(木曜日)~平成21年12月24日(木曜日)  (閉庁日を除く)
 午前9時~午後5時


縦覧場所及び意見書の提出先
 区役所5階都市整備部地域整備課
 中央区民および利害関係人の方は意見書を提出できます。



説明会の開催
 上記の都市計画(案)についての説明会を開催いたします。ご参加ください。

日時 平成21年12月10日(木) 午後6時30分から
 なお、議事が終了次第、閉会いたします。
会場 区役所8階大会議室


※こちらは「勝どき五丁目地区」の都市計画(案)の公告・縦覧のお知らせです。
  「湊二丁目東地区」の都市計画(案)の公告・縦覧のお知らせについては、別ページをご参照ください。

※詳しくはお手数ですがお問合せください。


【問合せ先】
地域整備課まちづくり推進主査
電話 03-3546-5448 03-3546-5448  ファクス 03-3546-9551

****以上、*****
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「コアサンプル廃棄差止め訴訟」第二回口頭弁論 好感触!次回2/25 環境民主主義を目指して

2009-12-09 13:35:24 | 築地を守る、築地市場現在地再整備

 「豊洲汚染土壌コアサンプル廃棄差止め訴訟」第二回口頭弁論が本日12/9無事、終わりました。

 まずは、ひとこと。「よっしゃ!」
 なぜ、「よっしゃ!」なのか。
①後ほど説明しますが、私たちの主張の中にある難しい論理構成が、裁判官に通じたこと。
②裁判官が、事実関係を明らかにするようにと明言されたこと。
③結局、裁判官から受けた感触がよかったこと。
 これらが、あげられます。
 道が開けました!!


 今回の裁判は、論理構成が難しいのです。
 だれもが、「コアサンプルを再検証のために保存すべきである。」とお感じになると思います。
 しかし、裁判の形で、もし、廃棄されれば、どのようなことが起こり、重要なのかを立証するのが難しいのです。

 その難しさとは、
 もしこれが、
 「工場ができる」⇒「健康被害が生じる」⇒「工場を建てるのをやめなさい」
 「道路ができる」⇒「景観がだめになる」⇒「道路建設をやめなさい」
 など、
 直接損害が発生する事態を、人格権に基づいて差止めすることは、論理を立てやすいといいます。
 今回は、
 「コアサンプルを廃棄する」⇒「土壌汚染対策がおろそかになる」⇒「健康被害が生じる」⇒「コアサンプルを廃棄してはならない」
 となっています。
 間に、ひとつ段階(「土壌汚染対策がおろそかになる」)が入っているのです。


 だからこそ、10/7第一回口頭弁論で、(私は、決算特別委員会に出て、裁判の傍聴には出席できていないので、現場を見てはおりませんが、)裁判官は、そっけなく、「差止めを請求する理由を充実させなさい。」といったのでしょう。もし、同じ内容を第二回の本日、繰り返していれば、裁判を、本日で閉めてしまう勢いがあったといいます。土俵に上がる前に門前払いを食らってしまう可能性が大いにあったのでした。


 第一回口頭弁論終了後から、二ヶ月間、論理の補強に弁護団の皆様は、必死に努められました。
 論理補強に、梓澤弁護団代表とご一緒に11月初旬、和歌山大学を訪問したことは、結果として意味をもてたのではないかなと少しだけ自負しています。
⇒ブログhttp://blog.goo.ne.jp/kodomogenki/e/28636ce0c2b7615cf2d0e32a76feda40

 
 そして、本日、梓澤先生率いる弁護団は、その難しい論理をクリアされました。
 「鮮やか!」でした。

 裁判官の態度が、第一回目と今回第二回目で、まったく異なっていました。(と、両方を傍聴された人が述べています。)
 
 その論理をクリアした方法とは、
 東京大学の主任教授内田先生の契約に関する著書から導き出されました。
 どのように論理を補強しようかと瞑想していた梓澤先生が、ぱっと目を開いたとき、その書物が目に入ってきて、「これだ!」と論理を手に入れられたと、先日、「第6回築地市場を考える勉強会」の場で語っていらっしゃいました。

 密接で、継続的な契約関係を結んでいるものの間には、信義則にのっとり、信頼関係を保障することが当然に必要であるということになる。
 もし、その信頼関係が裏切られるので張れば、損害賠償のみならず、損害を拡大しないこともあわせてやめることが求められる。
 密接で、継続的な契約関係とは、大家と借主の賃貸借関係などをいうが、行政法に基づく、区画指定を仲卸は受けており、今回は、大家:東京都、借主:仲卸となる。そして、東京都は、公共的な仕事を、借主である仲卸にお願いする関係になっている。
 よって、安全なところで、安全な環境の下、働く配慮義務が東京都には生じおり、これ以上の損害の拡大を防止する意味でも、コアサンプルは廃棄してはならないという論理構成となっています。

 口頭弁論後の、弁護士会館5階会議室で開催された報告会で、梓澤先生は、不明な点が以下に示すようにあるため、
①土壌に関して
有楽町層がちきんとした調査で確認されているかを明らかにされなくてはならない。土壌の液状化も起こらないと証明されなければならない。

②土壌汚染対策法に関して
土壌汚染対策法に、今は適用になっていないからといって、土壌汚染対策法上調査すべき項目が、豊洲土壌でなされていないことは、信義則上あってはならない。そのことをコアサンプルで調査すべきであり、そのためにも廃棄されてはならない。

③専門家会議に関して
専門家会議で約束された協議会の設置や都民とのリスクコミュニケーションがなされていない。

 これらの争点について、なるべくわかるように明らかにされる必要があると、裁判官も認識し、裁判で明らかにされるであろうと述べていらっしゃいました。

 私も、この裁判で期待することのひとつは、都民や中央区がどんなに東京都に要望しても実現することのできなかった、土壌汚染の現状とそれに対しての土壌汚染処理技術に関する「リスクコミュニケーション」を、法廷という公開の場で持つことでした。
 ぜひ、技術会議で提案された技術・工法の実行可能性などについて、東京都は、この法廷の場で明快に説明責任を果たしていただきたいと思います。
 さらに、突っ込むなら、この裁判が、日本の環境行政のあり方を方向付ける重要判例となり、この国に、「環境民主主義」が芽生えるきっかけとなればと思っています。


 今回は、弁護団がすばらしい論理構成を打ち立ててくださいました。
 ただ、これだけだと、やはり、第一回目と同じ印象だった可能性もあります。
 論理構成を打ち立てた弁護団の後ろに控える、大幅に増えた総勢210名の原告の存在、そして、本日も、50人程度の傍聴席を満杯にして、あふれた人が20名程度おられるほど注目度の高まり、これらの後押しがあっての本日の成果に結びついたのだと思っています。

 写真は、口頭弁論後に弁護士会館5階で開催された報告会の風景。
 40-50名が集まって、梓澤先生による裁判のご報告と闊達な意見交換がなされました。

 今後、原告団をますます増強していく方向性が示されています。
 
 次回第三回口頭弁論に向け、大いに準備して臨んで行きたいものです。
 2/25もよろしくお願い申し上げます。

 弁護団の皆様、原告団の皆様、仲卸や中央区民、都民の皆様、傍聴に来られた皆様、本日は本当にお疲れ様でございました。
 千代田区民や千代田区議の皆様も来られていらっしゃいました。今後とも連携をしていければと思っています。ありがとうございました。

 梓澤先生が「スリリングな一日」と報告会で、まず第一声、申されていました。実際、梓澤先生が乗られた列車がダイヤが乱れ、2時間の遠回りをされてようやく到着。法廷が、15分遅れで開始できたこととともに、裁判自体がスリリングだったということです。
 私も、初めて法廷で裁判を目の当たりにしましたが、道が開けたことで、とても興奮しています。

 「法は、人を守るために存在しています。」梓澤先生と出会い、このことを確信しています。

*第二次提訴を含めた訴状(全27ページ)をご希望の方は、ご連絡をください。お渡しいたします。(kazuki.kosaka@e-kosaka.jp)

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保育園・幼稚園での事故死から子ども達を守るには(1)

2009-12-08 18:51:23 | 子育て・子育ち

 本日、保育園・幼稚園 死亡事故に関する記事が各紙で掲載されています。

<記事の概要>厚生労働省7日発表:
 2004年4月以降、全国の保育所で52人の園児が死亡。
 年齢別では、0歳児の死亡数が23人と最も多く、次いで1歳児13人。
 (全国の自治体からの報告をもとに04年4月~09年11月の死亡事例)

 発生場所:最も多いのが園内で41件。
 乳幼児突然死症候群(SIDS)とみられる事例を含め、昼寝中の死亡が目立つ。

 死亡した52人のうち、認可保育所が19人で、無認可保育所が33人。
 (無認可園の入所児童数は認可園の約9分の1の約23万人で、認可園と比べて無認可園の死亡事故の発生率が高い。)

 厚労省保育課見解:「無認可園の事例には保育体制の不備や観察不足があったと考えられるものがある」

 ある団体が、実際の死亡事故事例をまとめていました。
http://www.eqg.org/fighters/data/hoikuen-jiko.htm

 その例を振り返り、二度と繰り返さないための教訓にしたいと考えます。

 下線、赤字は、小坂による。


死亡例をみて、感じたこと。
①防げた、もしくは、発生したとしても救急処置で一命をとりとめることができる例が多い。
 異物を喉に詰まらせたなら、取り出せる処置ができたはず。

②大半が、不注意により発生している。

③予想だにしない形で、発生しているものもある。
かくれんぼでの隠れた場所での発生。
10cmの水面での水死。などなど




 いままでも、区議会でも、子どもの事故をなくす取り組みの充実を当初より、取り上げてまいりました。
 皆様の通われている保育園・幼稚園、小学校、公園、児童館などで、危険箇所がございましたら、ご指摘をいただけましたら幸いです。
⇒メール kazki.kosaka@e-kosaka.jp
 
 子どもの事故死は、残念ながら、子どもの死因のトップです。
 これは、必ず予防可能です。
 なくして行きたいと思います。

 

***以下、掲載****

保育園・幼稚園 死亡事故事例
日時 事故概要 事故状況

1)2008.11.20. すべり台の手すりに服が引っ掛かり3歳女児窒息死  
 20日午後0時40分ごろ、広島・廿日市市の「くすのき幼稚園」の運動場にある滑り台で遊んでいた女児が、着ていた服の一部を手すりに引っ掛け、首を絞められる形になった。近くにいた別の園児が見つけ、教諭が助け出したが、女児は意識不明の重体となっている。
 警察の調べでは、滑り台は高さ1.5メートル、手すりは転落防止のためのもので、女児は頭からかぶっていた毛糸のポンチョが手すりの先端に引っ掛かったとみられている。当時、幼稚園は昼休み中で、運動場には園児約100人と教諭がいた。

→<続報>広島県廿日市市の「くすのき幼稚園」で、すべり台の手すりに服が引っ掛かって息を詰まらせ、重体となっていた同市内の園児の女児(3)が29日、入院先の病院で死亡した。 


2)2008.07.28. 学童保育の小学生が川遊びで流され死亡
 28日午後2時40分ごろ、神戸市灘区篠原南町の都賀(とが)川が激しい雨で一気に増水し、川遊びなどをしていた子供らが流され、河口付近で遺体が見つかった。
 兵庫県警などによると、河川敷にある都賀川公園で水遊びをしていた近くの民営学童保育所「六甲学童保育所どんぐりクラブ」に通う児童19人らのうち、5人が流され、3人は自力ではい上がったが、同市立六甲小4年生男児と同小6年女児が死亡した。 



3)2008.05.18. 1歳男児変死
 18日午後11時5分ごろ、大阪市天王寺区生玉(いくたま)前町の無認可保育所「子どもの森幼児園」から「子供がぐったりしている」と119番通報があった。救急隊が駆けつけたところ、1歳男児が心肺停止状態になっており、病院に運ばれたが、約1時間後に死亡した。外傷などはなく、大阪府警天王寺署は司法解剖をして死因を調べる。
 調べでは、当時同園は、男児を含め3人の子供を預かっており、保育士ら職員2人が勤務中だった。午後9時に消灯し、保育室のフローリングに敷いたふとんで寝かせていた。同10時50分ごろ、母親が迎えに来たため、職員が起こそうとしたところ、男児が寝たまま嘔吐(おうと)し、うつぶせの状態でぐったりしていたという。同園は、「就寝後も同じ部屋で保育士が付き添っていたが、異常には気づかなかった。」と説明している。 



4)2008.03.05. 道路に飛び出した5歳男児はねられ死亡
 5日夕方、大阪府守口市内の市道で、高瀬ひまわり保育園の敷地内から飛び出してきた5歳の男児が、進行してきた軽乗用車にはねられた。男児は収容先の病院で死亡。
 大阪府警・守口署によると、事故が起きたのは5日の午後4時45分ごろ。守口市馬場町1丁目付近の市道を走行していた軽乗用車が、道路に隣接する保育園の敷地内から飛び出してきた5歳の男児をはねた。
 男児は全身を強打。近くの病院に収容されたが、翌6日の未明に脳挫傷などが原因で死亡した。警察はクルマを運転していた34歳の男を自動車運転過失傷害の現行犯で逮捕。男児の死亡後は容疑を同致死に切り替えて調べを進めている。死亡した男児は母親が迎えに来たことに気づき、道路に飛び出したところではねられたとみられている。(注:母親と門を出た直後にはねられた、という報道もあり。) 



5)2008.01.29. 添い寝の乳児が窒息死
 29日午後9時40分ごろ、福岡県久留米市六ツ門町の託児所「ひまわり」(今年3月廃業)で職員が生後六ヶ月の女児に添い寝をして眠り込み、胸や右腕で女児の鼻や口をふさぎ、窒息死させた

→<続報>託児所で預かっていた生後6カ月の女児に添い寝をしている際に、窒息死させたとして、業務上過失致死罪に問われた託児所の元職員、徳永富美子被告(58)の初公判が11月7日に地裁久留米支部(長倉哲夫裁判官)であり、徳永被告は起訴事実を全面的に認めた。
 検察側は「女児の死亡を確信しながら、その事実を母親に告げることなく(遺体を)引き渡しており、責任を逃れようとした行動」として禁固1年を求刑した。

→<続報>福岡県久留米市の民間託児所で生後6か月の女児が死亡した事件で、業務上過失致死罪に問われた同市荘島町、元託児所職員徳永富美子被告(58)の判決が11月28日、福岡地裁久留米支部であり、長倉哲夫裁判官は、徳永被告に禁固1年、執行猶予3年の有罪判決を言い渡した。 



6)2007.11.27. 昼寝中2歳女児が死亡 
 死因は不明 27日午後2時50分ごろ、北九州市八幡西区岩崎2の認可保育所「岩崎保育園」(新川知明園長、114人) から「園児が呼吸をしていないようだ」と119番があった。市消防局の救急隊員が駆けつけたところ、2歳女児が心肺停止状態になっていた。近くの病院に搬送したが、午後3時37分、死亡が確認された。
 福岡県警八幡西署の調べなどによると、外傷や内臓疾患はなく、死因は不明。同署は28日にも司法解剖を行う方針。 同署の調べや同保育園の話によると、同2時45分ごろ、保育士の1人が昼寝をしていた女児を起こそうとしたところ、顔からすっかり血の気がひいていたという。吐しゃ物のようなものが口内にあったという
 女児はぜんそく性気管支炎で通院しており、母親がこの日朝、投薬依頼書と薬を保育園側に渡し、保育士が午前中に薬を服用させたという。 



7)2007.11.02. 生後4カ月の女児が死亡 死因は特定できず  
 山形県天童市柏木町1丁目の認可外保育施設「みんなのベビーホーム」(後藤キミエ園長)で2日、預かっていた生後4カ月の女児がぐったりしているのを保育士が発見。近くの医院を経由し県立中央病院に搬送されたが、約2時間後に死亡していたことが3日、分かった。天童署は同日、司法解剖したものの、死因は特定できなかった。担当していた保育士らについて業務上過失致死の疑いもあるとみて、関係者から事情を聴いている。
 2日午後1時半ごろ、布団にうつぶせで寝かされていた女児の様子がおかしいのに保育士が気付き、 近くの医院を経由し、救急車で県立中央病院に転送されたが、同日午後3時半に死亡が確認された。
 女児は、1日から同ホームに預けられたばかり。2日は午前9時すぎに登園。同9時半ごろから異変に気付くまで、ずっとうつぶせのまま布団に寝かされていたといい、発見当時は真下を向いたまま布団に顔を押し当てた状態で、顔色が真っ青だったという。
 当日は職員9人が出勤し、生後数カ月から3歳児までの41人を保育。零歳児の部屋では、保育士2人が交代で9人の乳児を担当していた。当初は3人で担当する予定だったが、他の部屋の保育士が足りなくなったため、2人になったという。
 認可保育所の場合、厚生労働省が定める最低基準で、乳児3人に1人以上の保育士の配置が義務付けられている。認可外施設には法的義務はないものの、市が今年夏、同ホームを調査した際、職員態勢が不十分だったことから、増員などを指導したばかりだった。同署は、こうした管理面などに問題がなかったのかも含め、捜査している。

→<続報> 天童市の認可外保育施設「みんなのベビーホーム」(後藤キミエ園長、既に閉園)で、昨年11月に生後4カ月の女児が死亡した問題で、女児の死因について「窒息死と乳幼児突然死症候群(SIDS)どちらの可能性もある」との鑑定書が出ていたことが分かった。
 天童署は後藤園長や担当保育士への業務上過失致死容疑での捜査を続ける。


 
8)2007.08.17. 学童保育の川遊びで7歳男児水死  
 17日午後2時25分ごろ、宮崎県延岡市北浦町三川内の北川支流・小川で、7歳男児がうつぶせで浮いているのを、遊びに来ていた女性が発見した。119番通報を受けて駆けつけた救急隊員が同市内の病院に運んだが、意識不明の重体。
 延岡署によると、現場は北浦町自然休養村清流荘そばのキャンプ場近く。幅20メートルで浅瀬もあり、川遊びの場となっている。
 男児は同市北浦町の古江保育所(斉堂和夫所長)の学童保育に通っており、昼過ぎから男性を含む保育士3人と園児6人、小学生10人で遊びに来ていた。

→<続報>延岡市北浦町三川内の小川で学童保育中におぼれ、意識不明の重体となっていた男児が24日午前4時1分、延岡市内の病院で死亡した。死因は低酸素性脳症。
 延岡署は保育所の監視態勢に不備があった可能性もあるとみて、業務上過失致死容疑も視野に捜査を進めている。

→<続報> 学童保育の川遊び中に男児を水死させたとして、宮崎県警延岡署は業務上過失致死の疑いで、同県延岡市の私立保育所の当時の男性所長(46)と、40代の女性保育士2人の計3人を書類送検した。
 調べでは、3人は昨年8月17日、学童保育の小学生や保育園児計16人を引率して遊びに訪れた延岡市北浦町の小川(こがわ)で、小学2年の男児をおぼれさせ、7日後に死なせた疑い。
 3人は男児が流されたことに気付かず、いなくなったことが分かってから捜索を開始していた。延岡署は現場の状況や事故後の事情聴取から、3人が川の危険個所を事前に調べたり、子ども全員に目が届く監視態勢を取ったりする注意義務を怠っていたと判断した。 



9)2007.07.27. 2歳男児送迎車に放置 熱射病で死亡
 7月27日午後5時半ごろ、北九州市小倉北区中井1の無認可保育園『中井保育園』(北村寿和園長)の女性保育士(41)から『近くの駐車場に止めた園の送迎車の中で園児がぐったりしている』と119番があった。
 市消防局の救急隊が駆け付けたところ、2歳男児が心肺停止状態になっており、病院に運ばれたが午後7時5分ごろ死亡した。熱射病とみられる。
福岡県警小倉北署は同園職員らが暖人ちゃんを3時間以上にわたり送迎車内に置き去りにした可能性が高いとみており、業務上過失致死の疑いもあるとみて関係者から事情を聞いている。 



10)2007.03.23. 学童保育の7歳男児 こんにゃくゼリーをのどに詰まらせ窒息死
 23日午後4時ごろ、三重県伊勢市古市町の学童保育所「杉の子学童クラブ」で、7歳男児がおやつに出たこんにゃくゼリーを食べて気道に詰まらせた。指導員が掃除機で吸い出そうとしたが除去できず、約3時間後に窒息死した。 



11)2006.10.15. 生後五カ月の男児が死亡 死因は不明
 和歌山県岩出市の無認可保育「しろうさぎ保育園」で十月十五日午後六時四十分ごろ、生後五カ月の男児が心肺停止状態になっていることに気付き、病院へ運んだ。乳児はいったん回復し、別の病院へ移したが、四日後に死亡した。
 死因は不明。岩出署は司法解剖し、事故の可能性があるとみて調べている。県は保育態勢が不十分だったと判断。児童福祉法に基づき十一月二十八日付で改善勧告した。施設長ら二人がいたが、いずれも保育士や看護師の資格はなかった。


 
12)2006.07.25. ミニトマト1歳女児窒息死
 静岡県東伊豆町の「稲取保育園」(鈴木八重子園長)で、1歳の女児がミニトマトをのどに詰まらせて窒息死していたことが27日、分かった。 
 下田署などによると、25日午前10時半ごろ、女児は園庭で遊んでいて、急に苦しみだした。職員が119番し、ドクターヘリで同県伊豆の国市の病院に搬送したが、間もなく死亡したという。女児ののどからは、直径約2センチのミニトマトが見つかった。
 園庭ではミニトマトを栽培しており、同署はミニトマトを女児がのみ込んだとみて職員から事情を聴いている。
 当時、園庭では保育士7人と実習生3人の10人が、女児を含む3歳以下の園児約30人を遊ばせていたという。 



13)2006.07.19. 病院の院内保育園で、生後9カ月の男児が死亡
 東京都板橋区の都立豊島病院の院内保育園で、生後9カ月の男児が死亡していたことが分かった。園を運営していたのは、保育士などの人材派遣会社「テンダーラビングケアサービス」(東京都中央区)。同社が都に提出した事故報告書によると、7月19日午後1時半ごろ、昼寝中に泣き出した男児を保育士がうつぶせにして布団に寝かせた。約1時間後、別の保育士がうつぶせ寝のまま男児がぐったりしていることに気付いた。男児は院内の集中治療室(ICU)に運ばれたが間もなく死亡した。司法解剖では「肺に炎症があった」とされた。しかし母親が開示請求したカルテには、男児の鼻腔には搬送時、凝固したミルクが詰まっていたことが記載されていたという。 



14)2006.07.13. 4歳園児が用水路に転落死
 13日午前11時10分ごろ、千葉県東金市台方の市立城西幼稚園に隣接する農業用水路で、4歳男児が倒れているのを園長が見つけた。男児は病院に運ばれたが、死亡した。東金署は誤って転落した可能性が高いとみている。
 同署や市教委によると、園庭で13日午前10時から保護者も参加して交流行事が行われていたが、行事後の点呼で男児がいないのに気付いた。 用水路は幅約80センチ、水深約10センチ。園の敷地とはフェンスと生け垣、樹木で仕切られているが、園児がくぐり抜けることもできるという。 



15)2006.01.16. 屋根からの落雪6歳男児死亡
 16日午後1時45分ごろ、福島県下郷町豊成の町立しもごう保育所(五十嵐勝幸所長)で、園庭で遊んでいた6歳と5歳の男児が屋根(高さ約7メートル)から落ちた雪に埋まった。2人は約20分後に助け出され病院に運ばれたが、6歳の男児は同日夜に死亡、5歳の男児は一時意識不明だったが回復し、軽いけが。2人の近くにいた6歳の男児も固まった雪が頭にぶつかり、頭を切るけがをした。

→<続報>福島県下郷町の町立しもごう保育所で1月、屋根から落ちた雪に埋まり、男児3人が死傷した事故で、県警捜査1課と南会津署は16日、当時の同保育所長で現下郷町公民館長の五十嵐勝幸容疑者(55)ら4人を業務上過失致死傷容疑で福島地検会津若松支部に書類送検した。
 ほかに書類送検されたのは、当時の同保育所保育係長(52)と、死亡した園児の担任だった33歳と40歳の保育士2人。 (2006.6.16.) 

(下のブログに続く)

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保育園・幼稚園での事故死から子ども達を守るには、(2)

2009-12-08 18:31:19 | 子育て・子育ち

(上のブログから続く)
16)2005.11.18. 託児所で1歳女児窒息死   
 鳥取県米子市角盤町3の無認可の民間託児所「ママ&マミーズ」(岩田結紀所長)で、18日午前11時35分ごろ、1歳女児が床の囲い(高さ約80センチ)の中に敷かれた布団の中でぐったりしているのを女性職員(37)が見つけた。119番通報で市内の病院に運ばれたが、既に死亡していた。
 県警米子署が19日、司法解剖した結果、窒息死と分かった。同署は管理上の問題があったとみて、業務上過失致死容疑で関係者から事情を聴いている。
 調べでは、女児は同9時半ごろ、職員がミルクを与えて1人で寝かせた。発見時は数枚の布団の下でうつぶせになっていた。 死亡推定の同10時ごろに年長の子どもが布団を出し入れするといい、同署は子どもが長女の上に布団を置いた可能性もあるとみている。
 所長ら職員3人は寝かしつけた後、長女の様子を確認していなかった。当時は0~4歳の乳幼児17人がいた。 



17)2005.08.10. 本棚で熱中症?かくれんぼ4歳男児が死亡 
 10日午後0時25分ごろ、埼玉県上尾市本町の同市立上尾保育所で、4歳男児が、廊下の本棚の中でぐったりしているのを、所長(59)が見つけ119番通報した。 病院に運ばれたが、約1時間半後、死亡した。死因は熱中症とみられる。
 上尾署によると、昼食をとろうとした午前11時30分ごろ、男児がいないことに所長が気付いた。所内を捜したところ、廊下の本棚(高さ1・2メートル、横90センチ、奥行き43センチ)の下段の物入れの中に座った状態でぐったりしている男児を見つけた。友人らとかくれんぼをして遊んでいたらしい。 



18)2005.04.19. 3歳園児水泳講習中にプールでおぼれ死亡
 十九日午後二時半ごろ、福岡県大牟田市草木の大牟田スイミングスクール(重松隆社長)で、みずほ保育園の3歳園児が、プールの底に沈んでいるのを同スクールのコーチが見つけた。病院に運ばれたが約三時間後に死亡した。大牟田署は死因の特定を急ぐとともに、安全管理について関係者から事情を聴いている。 
 同署の調べなどによると、章ちゃんは同日午後二時から、二十五メートルプール(水深約一メートル)で、同園など二保育園の園児約五十人を対象にした水泳講習に参加していた。 園児らは小グループに分かれ、それぞれに同スクールのコーチが付いて指導。章ちゃんのグループはプールサイドの縁を両手でつかみながら横に移動する練習中だった。足元には補助用のプラスチック製台(高さ四十センチ)が置かれていたが、担当コーチが気づいたときには、章ちゃんはプール側壁と台のすき間に沈んでいたという。

→<続報>大牟田市内のスイミングスクールで園児が水死した事故で、大牟田署は31日、スイミングスクールの経営者や当時のコーチら3人を業務上過失致死容疑で書類送検した。 (2006.2.1.) 



19)2005.03.24. 1歳男児手洗い場で死亡 
 川崎市宮前区の認可外保育園「すみれの園保育園」(現在は廃園)で二〇〇五年三月、同園に通っていた一歳六カ月の男児が手洗い場でおぼれた。
 元園長は〇五年三月二十四日午前十時五十分ごろ、園内のトイレを清掃中、男児が手洗い場に一人で行ったのを確認しながら、流し台(長さ76センチ、幅47センチ、高さ42センチ)に水を出したまま男児(身長85センチ)を近くで遊ばせ、付き添わずに放置。 五分後に清掃を終え手洗い場に行くと、水が深さ十センチになった手洗い場で、男児が顔をつけたままおぼれているのを見つけた
 男児は元園長が発見した際、うつぶせで上半身を流し台に乗せ、頭が水につかっていた。足は床に着いていなかった。
 元園長はトイレ掃除をするため、男児に「ちょっと待ってて」と声を掛けて部屋を出たという。当時、ほかの保育士は園児らと散歩中。園内にいたのは、亡くなった男児を含む園児3人と元園長、調理師だけだった。
 男児は意識不明となり、同年十月二十九日、低酸素性脳症のため死亡した。



20)2004.11.17. 園外保育中の6歳園児川に転落し死亡
 東京都世田谷区玉川3の多摩川河川敷にある区立兵庫公園で、区立新町保育園園児6歳(女児)が誤って多摩川に転落した。警視庁や東京消防庁などがヘリコプターで捜索し、約2時間後に1・5キロほど下流の同区野毛2付近で浮いているところを発見。同消防庁の水難救助隊員らが救助したが、午後6時に病院で死亡が確認された。同区では当面園外保育を中止、再発防止に取り組むという。

→<続報>東京都世田谷区の多摩川河川敷で昨年十一月、同区立新町保育園の女児=当時(6つ)=が園外保育中に川に転落、水死した事故で、警視庁捜査一課と玉川署は、安全管理を怠ったとして同保育園の前園長(56)と、引率していた三十四歳と三十二歳の元保育士二人=今年三月末に退職=を業務上過失致死の疑いで書類送検する方針を固めたとのこと。(2005.08.12.)

→<続報>世田谷区は2006年3月9日、いずれも当時の保育園長(56)と主任保育士(56)を停職3カ月、区の部長ら2人を戒告処分にしたと発表した。主任保育士と女性保育士2人の計3人で園児19人を引率していたが、主任は会議に出席するため事故前に公園を離れており、女性保育士も園児の飲み物を取るためその場を離れるなど、監視を怠った。 



21)2004.08.20. 学童保育の8歳男児割れたガラスが胸にささり死亡
 広島県福山市立山手小学校の放課後児童クラブ(学童保育)で、8月20日午後4時ごろ、小3男児が学校の廊下のガラス戸にぶつかり、割れたガラスが左胸部に刺さって、病院で手当てを受けたが約3時間後に出血多量で死亡した。事故当時は清掃中で、男児はガラス戸に飛びつく遊びをしていた。



22)2003.10.24. 4歳男児公園遊具から転落死
 兵庫県尼崎市の公園で、10月24日、登り棒で遊んでいた4歳男児が高さ約2メートルから転落してコンクリートで腹を強打引率の保育士は救急車を呼ばず、男児は駆け付けた園長の車で近くの診療所に運ばれたが、大学病院で2日後、多臓器不全で死亡した。  


 
23)2002.11.1. 10か月の乳児 昼寝中に突然死 
 福岡県宗像市の認可外保育施設「都愛幼稚園」で、11月1日午後3時ごろ、生後10か月の女児が昼寝中にぐったりしているのを担当の保育士が発見。病院に運んだが既に死亡していた。司法解剖では死因は「不詳」で、乳幼児突然死症候群(SIDS)か、鼻口や上気道閉鎖などによる窒息死の可能性があるとされた。宗像署は、布団や枕が頭部にかぶさり窒息死した可能性もあるとみており、園の管理体制に不備がなかったか調べる方針。 



24)2002.09.18 屋上駐車場から転落したワゴン車の下敷きになって3歳園児死亡 
  名古屋市緑区の私立「めぐみ保育園」で、保育園に孫を迎えに来た男性(78)が運転を誤り、屋上駐車場の鉄さくに二度衝突して、3・6メートル下の園庭に転落。整列していた3歳園児が下敷きになって死亡、園児1人が重傷を負った。男性は、業務上過失致死傷罪で罰金50万円の略式命令を受けた。 



25)2002.07.30 1歳女児ベッドを覆っていた板に首を挟まれ死亡 
 午後0時40分頃、新潟市紫竹山の無認可保育園「小林乳児園」の2階で女児(1歳11カ月)が寝たのを保育士が確認し、仕事をするために現場を離れた。 1階で仕事を済ませ30分後に戻ったところ、ベッドの内で立ち上がった女児が柵に手をかけたままベビーベッドとベッドの上を覆っていた合板のあいだに首を挟まれてぐったりしていた。死因は首圧迫による窒息死。 女児が寝ていたベッドは縦106 cm、横76 cm、脚を除いた高さ75 cmで、市販ではなく手製であった。合板は縦121 cm、横65 cm、厚さ0.4 cm、重さ約 5 kgで、使わなくなったベッドの底板であった


 
26)2002.5.21. 押入れ内の椅子に挟まり、一歳男児窒息死
  鳥取県羽合町(現湯梨浜町)立橋津保育所のほふく室内で、同室内にいた保育士が気付かない間に一歳男児が押し入れに入り込み、下段に置かれていた牛乳パック製の長いすの上に倒れていた。保育士が気付いたときには呼吸停止状態で、救急車で病院に運ばれたが翌月、多臓器不全で死亡した。

→<続報>同町や保育士らが監視義務と安全配慮義務を怠ったのが原因として、男児の両親が保育所を運営する同町を相手取り、慰謝料など約五千百七十七万円を求めていた訴訟の判決が2004/4/12、鳥取地裁であった。山田陽三裁判長は原告側の主張をほぼ認め、湯梨浜町に対して約三千五百六十万円の支払いを命じた。 



27)2002.01.22. 缶ポックリのひもが首にからまり、3歳男児死亡
 新潟県長岡市豊2の私立鵬(おおとり)幼稚園で、02年1月22日午前9時25分ごろ、同幼稚園1階の遊戯室で、3歳男児が 「缶ポックリ」と呼ばれる遊具のひもを首に絡ませてぐったりしているのをほかの園児が見つけた。男児は病院に運ばれたが4時間後に死亡した。
 「缶ポックリ」は、ひもを通した空き缶に足を載せて竹馬のようにして遊ぶ遊具。長岡署の調べによると、男児は「缶ポックリ」を 使いながら「くまさんジム」と呼ばれる網目状のロープを上り下りできる遊具に登り、事故に遭ったらしい
 「くまさんジム」は全国27カ所の幼稚園などにあり、同署は安全管理方法などを調査する一方、園児が遊具で遊ぶ際の同幼稚園の安全管理マニュアルなどを押収した。 



28)2001.10.25. 白玉団子をのどに詰まらせて、6歳女児死亡
 沖縄県の認可保育園で二〇〇一年十月二十五日、6歳女児が保育士から与えられた白玉団子をのどにつまらせた。保育士は背中をたたいて吐き出させようとしたがかなわず、心肺停止状態で病院に搬送。 女児は意識が戻らないまま二〇〇二年九月二十八日に死亡した。 



29)2001.10.17. リンゴをのどに詰まらせて、一歳男児死亡
 千葉県船橋市市立緑台保育園で、一歳男児がリンゴをのどに詰まらせて死亡した。 



30)2001.04.18. 一歳女児 人工池に落ち死亡
 横浜市戸塚区小雀町の民間保育所「みどり共同保育所」で4月18日夕、1歳女児が保育所から約30メートル離れた人工池で浮いているのが見つかり、間もなく死亡した。
 戸塚署の調べによると、女児は園児約30人とともに園庭で遊んでいて、3人の保育士が気付かないうちに出入り口から外へ出て、この人工池に落ちた
 この保育所は、地域への開放などから「門なし保育」を理念にし、出入り口に門扉を取り付けていなかった。事故の前にも、別の園児が保育所からいなくなることが何度かあり、帰宅時に園児が同じ池に転落したこともあった
 同署は、園児が出入り口から抜け出して池に転落する危険を予想できたにもかかわらず、出入り口に門扉やさくを設けるなど必要な事故防止策をとらず、担任の保育士は園庭で遊んでいた園児たちに十分に気を配っていなかった、と判断し、安全管理を怠ったとして、園長(67)と担任の保育士(30)を業務上過失致死の疑いで17日にも書類送検する。 



31)2001.03.15. 24時間保育所で乳児死亡
 東京都豊島区池袋2丁目の雑居ビル2階にある保育所「ちびっこ園池袋西」で15日午後5時5分ごろ、幼児がベッドでぐったりしている、と保母(23)から119番通報があった。
 警視庁池袋署が調べたところ、4カ月男児が意識を失っており、病院に運ばれたが16日未明に死亡した。同署は司法解剖をして死因を調べるとともに、業務上過失致死の疑いもあるとみて、同施設の責任者から事情を聴く。
 調べでは、同園のベビールームで同日午後4時45分ごろ、ベッド(縦約80センチ、横約140センチ)で寝ていた男児の顔に、横に寝ていた生後8カ月の幼児が覆いかぶさっていたのを保母が見つけた。保母が呼びかけたが、男児の反応はなかったという。
 同ルームでは、3つのベッドには2人ずつ、6つのベッドには1人ずつの計12人が寝ていた。当時、保母はいなかったという
 同園は24時間保育の無認可保育所を全国チェーンで経営している「ちびっこ園」(本社富山市)で、全国に約60カ所ある。当時、同園には、4人の保母らとゼロ歳から6歳までの約40人の幼児がいたという。
 同保育所に対しては、東京都が昨年10月、立ち入り検査をし、常勤の保育従事者が不足していると指摘していた。当時、ゼロ歳から小学生まで57人の子どもがいて7人の保育従事者が必要だったが、6人しかいなかった。  
 これに対して同保育所は今年2月、「保育従事者の募集をする」との改善報告を都に提出していた。都福祉局は、今回の事故を受け、一両日中に立ち入り検査をする方針。 



32)2001.01.19. 箱型ブランコ下敷き,4歳園児死亡 
 島根県益田市七尾町の私立益田幼稚園(永見勝徳園長、園児百一人)で、昼休みに園庭の鉄製ぶらんこで遊んでいた4歳男児が、ぶらんこの下敷きになり頭などを強く打ち、市内の病院に運ばれたが約四十分後に死亡した。 
 益田署などの調べでは、男児は昼食を終えて園庭北側にある舟形の鉄製ブランコ(長さ三メートル、幅〇・八メートル)に四人の園児と乗り遊んでいたという。その後、何らかの原因であおむけのままぶらんこの底板と地面に上半身を挟まれたらしい。詳しい原因などは調査中。 同園によると、園庭では当時、男児と同じ年少組(二十五人)の園児約十五人が遊んでおり、女性教諭が園児を監視していた。この教諭がほかの園児の面倒を見るため、ぶらんこ周辺から目を離した間に挟まれていたという。 

以上、

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12/13中央区保健所にて実施 新型インフルエンザ 集団予防接種 中央区医師会実行委員会

2009-12-07 23:00:00 | 各論:新型インフルエンザに備える
 12/13実施の集団予防接種実施に向け、主催する中央区医師会の実行委員会が開催され、私も参加してまいりました。
 夜20時から22時過ぎまで、闊達な意見交換が、行われました。

 鋭意、当院でも新型インフルエンザの予防接種を、休日や土曜日の午後に特別枠を設けて実施しておりますが、追いついておりません。
 このような集団接種実施により、多くのこども達に予防接種の機会を提供することに大いに期待を寄せており、私も全面協力させていただく所存です。

 この集団接種は、以前のブログでお知らせしたように、コールセンターに電話して受け付けた上での接種となります。


 実行委員会での議題として、
①どのような予約受付状況になっているか

②当日の医師の配置

③当日の実施マニュアルの確認

④当日発熱などで打てない子への配慮

⑤1/10やその後の集団接種の実施の必要性の検討

などが話されました。


 実行委員会で、私が重要視させていただいたことや問題提起させていただいたことは、
①安全面の確保、特に卵アレルギーの子への対処

②緊急時の対応
(酸素や救急カートの準備、聖路加病院救急や消防署との連携など)

③当日、発熱患者や、もしかして新型インフルエンザの子の紛れ込みによる集団感染が起こらないようにする配慮
(病児の隔離室の準備)

④12/13の当日枠が定員いっぱいになっても、コールセンターでは希望者を受け付けリスト化すること

⑤一回目と二回目の接種費用が異なること(中央区民は、優先接種者は、無料接種で接種費用を払いませんが、実は、接種費用に差があります。)による事務作業の増加

⑥予防接種実施ガイドラインの統一見解
(熱性けいれん後の実施間隔など)

⑦二回目の接種予約もれのないようにする配慮

などなど


 今回は、11/23に引き続き二回目の実施ですが、1000名単位の大規模な実施です。
 事故なく実施できるように、十分検討していきたいと思います。

 ワクチンの絶対量の不足はここでも、身にしみて分かっておりますが(国のワクチン行政の推進を強く要望いたしたいと思います。)、その他にも、実際にやってみて不手際やお気づきの点がございましたら、ご指摘いただけますと幸いです。
 いただきましたお声は、医師会に届け、1/10の実施に反映していければと思います。
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「豊洲汚染土壌コアサンプル廃棄差止め訴訟」第二回口頭弁論期日への傍聴のお願い

2009-12-06 19:53:35 | 築地を守る、築地市場現在地再整備
 築地市場の移転候補地豊洲の土壌汚染対策につきまして、東京都は、専門家会議の場で約束された都民とのリスクコミュニケーションの場を一切設けることなく、来年度予算に豊洲土地購入費や土壌汚染対策費を計上しようとしています。

 市場移転問題の最大の争点のひとつは、豊洲新市場予定地の地下水汚染及び土壌汚染です。東京都は、市場移転のために大規模な土壌汚染対策を行うとしていますが、この土壌汚染対策の前提となっている調査結果には多くの問題点があり、調査結果に対する科学的な検証が必要な状況です。

 しかしながら、東京都は、この科学的な検証に必要なコアサンプルを廃棄しようとしています。このままコアサンプルを廃棄されて追試ができなくなれば、土壌汚染対策の信頼性を科学的に検証する道を失うことになります。万が一そのような事態になれば、有害物資の存否を証明する道は閉ざされ、見落とされてしまった有害物質がそのまま放置されて除去できなくなる可能性が高まり、新市場開設後、市場関係者の皆様に健康被害が生じ、また、今まで築き上げてきた「築地のブランド」と「食の安全・安心」をないがしろにしてしまうことになります。

 そこで、土壌汚染対策において重要な意味を持つ調査結果に対する科学的な検証に不可欠なコアサンプルが廃棄されることがないように、8月11日に市場関係者や消費者の皆様が東京都に対して「豊洲汚染土壌コアサンプル廃棄差止め訴訟」を提起いたしました。当初原告14名(うち仲卸関係者9名)で提訴いたしましたが、次第に数が膨らみ、この度196名(うち水産仲卸関係者180名)を新たに加えて12月2日に第二次提訴(「説明義務違反の損害賠償請求」)を行うにいたりました。

 今週12月9日に第二回口頭弁論(第一回は10月7日開廷)が、開かれます。
 法廷という公開の場で、築地市場移転問題の真実が明らかにされていくことを期待いたしております。
 お一人でも多くの皆様が、法廷での傍聴に立ち会っていただけますようよろしくお願い申し上げます。




第二回口頭弁論期日

日時:12月9日(水)午前10時
場所:東京地方裁判所415号法廷
千代田区霞が関1-1-4(地下鉄東京メトロ丸の内線・日比谷線・千代田線「霞ヶ関駅」A1出口から徒歩1分,地下鉄東京メトロ有楽町線「桜田門駅」5番出口から徒歩約3分)

*期日終了後(午前10時半ころ)から弁護士会館5階にて報告会を開催いたします。
*訴えの詳細を記述した「訴状」(全27ページ)がご必要な方がいらっしゃいましたら、お届け先と氏名をご記入の上、原告団事務局まで、ファックス03-5547-1166ください。



以上

 平成21年12月
文責 小坂和輝

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届け、1万3000筆の署名

2009-12-05 23:41:54 | 築地を守る、築地市場現在地再整備
 築地市場の移転中止の要望書が、12/4に都知事に提出されました。
 要望書に寄せられた署名は1万3000筆。
 「市場を考える会」の皆様が中心となって、集められました。

 土壌汚染地への移転、世界に誇れる文化遺産の破壊、許せる話ではありません。

 各紙で掲載されていました。

*******
朝日新聞 東京面(09/12/05)

1万3000人分署名添え築地の移転中止要望
都に「市場を考える会」

 築地市場の豊洲移転に反対するNPO法人「市場を考える会」(山崎治雄理事長)が4日、移転中止を求める要望書を、約1万3千人分の署名を添えて都に提出した。
 要望書では、移転予定地の土壌汚染対策について、食の安全確保の根拠が明らかでないと指摘。
 また、築地市場は外国人観光客が多く訪れることから、「世界に誇れる食の文化遺産」と位置付け、移転中止を求めた。

*****
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豊洲汚染土壌コアサンプル廃棄差止め訴訟 第二次提訴 関連記事

2009-12-05 11:51:52 | 築地を守る、築地市場現在地再整備
 豊洲汚染土壌コアサンプル廃棄差止め訴訟 第二次提訴 関連記事がございましたので、掲載します。

****以下、記事****
 損害賠償も求め196人追加提訴 築地問題、原告210人に
2009/12/02 18:20 【共同通信】
 東京・築地市場の業者らでつくる移転反対団体のメンバーが、都に移転予定先
の土壌サンプルを廃棄しないよう求めた訴訟で、新たに196人が2日、「土壌
の安全説明が不十分で、精神的被害を受けた」として1人当たり10万円の損害
賠償請求も加え東京地裁に提訴した。
 8月に提訴した14人と合わせ、原告は210人となった。この14人も損害
賠償請求を追加した。
 原告側は、都が2007~08年に移転予定地の豊洲地区で採取した725カ
所の土壌サンプルを廃棄しないよう求め「安全かどうか科学的な検証ができなく
なる」と主張している。
 都側は10月の口頭弁論で、4カ所分については「既に廃棄した」としてい
る。
 追加提訴に加わった仲卸業者の男性(71)は「われわれは都民の台所を預
かっていると自負している。汚染された移転予定地には絶対に行かないつもり
だ」と話した。


東京・築地市場移転:豊洲土壌汚染問題 土壌廃棄差し止め提訴 原告210人
に拡大
毎日新聞 2009年12月3日 東京朝刊
 東京都中央卸売市場築地市場(中央区)が移転を予定する豊洲地区(江東区)
の土壌汚染問題を巡り、第三者機関による再調査が必要として、移転反対派の仲
卸業者ら196人が2日、都に採取した土壌サンプルを廃棄しないよう求め東京
地裁に提訴した。8月の14人の提訴に続く2次提訴。
 原告団によると、これで築地市場の仲卸業者の約4分の1が原告になったとい
う。
 新たな原告は仲卸業者180人と消費者16人。仲卸業者は「移転に強い不安
を抱いている」として、1人当たり10万円の慰謝料も求めた。【伊藤一郎】

****以上****
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必見!12/4-6 バリアフリー展覧会 月島第三小学校にて

2009-12-04 10:42:58 | 医療
バリアフリー展覧会が、月島第三小学校にて開催されるということです。

本日からです。

是非、足をお運びください。

****以下、案内****

バリアフリー展覧会

12月4~6日午前9時~午後4時。

中央区立月島第3小学校(地下鉄月島駅下車)で。

触ったにおいをかいだりして視覚に障害がある人でも楽しめる「不思議な実のなる木」や、音声解説付き絵画を展示する。

入場無料。

住友商事環境・CSR部(℡03-5166-3105)

以上、
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中央区の新型インフルエンザワクチン予防接種 集団接種

2009-12-04 08:46:54 | 各論:新型インフルエンザに備える
 新型インフルエンザワクチンの集団接種のお知らせです!!
 前回11/23に引き続き、さらに大規模に実施されます。

 確か、本日の6紙(朝日、読売、毎日、産経、日経、東京新聞)の朝刊には、お知らせのチラシが入っていたと思います。

 保健所の場所をつかって12/13と1/10に行われます。

 数に限りがございます。
 急いで、ご予約を!!

 もちろん私も一小児科医として、接種に立ち会います。

******中央区ホームページから*****

中央区医師会・日本橋医師会主催 新型インフルエンザワクチンの小児の集団的接種のお知らせ
新型インフルエンザワクチンの小児の集団的接種を中央区医師会・日本橋医師会の主催で、区民を対象に12月と1月に2つの会場で行います。

対象者
 区民で1歳から小学生3年生に相当する年齢の方

予約方法
 コールセンターで受付
 受付日時と電話番号は、各回の記載内容をご覧ください。
 先着順、接種数になりましたら予約受付を終了します。

当日持参するもの
助成券・予診票・母子手帳・予約済み通知のはがき(※)

接種回数
 1人2回まで





第1回
日時:平成21年12月13日(日)午前10時00分から午後3時00分まで

会場:中央区保健所(明石町12-1)、日本橋保健センター(日本橋堀留町1-1-1)

接種数:1,200人 

予約受付日時:平成21年12月 5日(土)・7日(月)~9日(水)午前9時から午後5時まで
  12月10日(木)午前9時から午後3時まで(最終日は午後3時まで)

コールセンター:電話番号 03-5638-5665
 先着順、接種数になりましたら予約受付を終了します。

※コールセンターで予約された方には、予約済み通知はがきを送付しますので、予防接種当日に持参してください。


第2回
日時:平成22年1月10日(日)午前10時00分から午後3時00分まで

会場:中央区保健所(明石町12-1)、日本橋保健センター(日本橋堀留町1-1-1)

接種数:1,200人
   (12月13日に次回予約された方を含みます)

予約受付日時:平成21年12月26日(土)・28日(月)午前9時から午後5時まで
  平成22年 1月 5日(火)~ 6日(水)午前9時から午後5時まで
   1月 7日(木)午前9時から午後3時まで(最終日は午後3時まで)

コールセンター:電話番号 03-5638-5665
 先着順、接種数になりましたら予約受付を終了します。


※コールセンターで予約された方には、予約済み通知はがきを送付しますので、予防接種当日に持参してください。



◎医師会の都合により、一部内容が変更になる場合があります。


中央区医師会・日本橋医師会・中央区保健所

【問合せ先】
健康推進課予防係
電話 03-3541-5930 03-3541-5930  ファクス 03-3546-9554

*****以上*****
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本日、築地市場を考える勉強会 開場午後6時、開会午後6時半 千代田区神保町駅近く日本教育会館

2009-12-03 08:49:46 | 築地を守る、築地市場現在地再整備
 いよいよ、本日開催です。
 第6回築地市場を考える勉強会

 関連記事が、本日12/3朝日新聞東京面で掲載されていました。

****朝日新聞(09/12/03)*****

 仲卸業者ら196人、都を提訴
 豊洲採取土壌の保存求め

 築地市場(中央区)移転予定地の豊洲地区(江東区)の土壌汚染問題で、同市場の仲卸業者ら196人が2日、都を相手取り、汚染調査時の採取土壌を廃棄しないように求める訴訟を東京地裁に起こした。汚染に関する業者への説明が不十分だったため精神的苦痛を受けたとして計1960万円の損害賠償も求めた。
 原告は築地市場の水産仲卸業者180人と消費者16人。移転に反対するNPO法人「市場を考える会」(山治雄理事長)が中心になり、原告を募った。採取土壌を廃棄しないよう求める訴訟は今年8月にも、仲卸業者ら14人が同地裁に起こしている。
 訴状などによると、都が2007年8月~08年8月に豊洲地区の調査で採取した725箇所の土壌を廃棄しないよう要求。土壌からは環境基準を超えるベンゼンやシアン化合物が検出されており、廃棄されると、汚染対策の信頼性を検証できなくなると指摘。有害物質が見落とされ、放置された場合には、市場で働く業者の身体が危険にさらされるなどと主張している。
 都は「訴状が届いていないのでコメントできない」としている。

*****以上******
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築地市場移転問題~ある建築家の私見~

2009-12-02 10:51:28 | 築地を守る、築地市場現在地再整備
 私の知り合いの建築家から、メールをいただきました。
 築地市場移転問題に関するある建築家の私見です。
 
 是非、多くの皆様に読んでいただきたい内容でしたので、ご本人の許可を頂き、転載いたします。

****以下、転載******

築地移転問題は、広島の鞆の浦埋め立て問題と同じレベルの
文化財破壊問題だと思います。

今、江戸時代以来の成熟した日本の食文化が世界を席巻しています。
ミシュランでの星の多さを見ればそれは自明のことで
海外に行ったときなど、日本食のすばらしさを誰もが感じていると思うはずです。

築地:TUKIJI はその日本食文化の中心で
世界に名が知られているのはご存知の通りです。
これを役所の都合で破壊してしまうのは、日本の文化に対する背信行為だと思います。


もちろん現状の施設がいろいろと問題を抱えていることは知られていますが、
これもたくさんの人たちの知恵で必ず解決していくことは可能なはずです。
極端な話、もうすこし海沿いの場所に仮の市場を作り
今の築地の施設の良いところを残しながら
再生することをも可能ではないでしょうか。

この方法は移転よりも資金が必要なことは承知していますが
TUKIJIブランドは長年の文化の蓄積で出来上がったもので
簡単に最初からつくり上げることは不可能です。
これを豊洲で一からつくり上げるにはトータルで莫大な費用と努力が必要です。
そして、豊洲が必ずしも世界のTOYOSUになりえるとは思えません。

ニュ-ヨークに観光で行くと、ブロードウェイなどといっしょにウォール街にも皆訪れます。
観光客は株を取引するわけではなく、世界的に知られた場所にやってくるのです。
築地は我国の世界的観光資源としても、もっとも重要なスポットのひとつでもあります。

また、ここを中心に上手に利用していけばあらたな景気回復策にもなるはずです。

オリンピックはせいぜい4~5年の騒ぎで、税金の持ち出しにもなり
いずれ忘れ去られてしまうものですが、
江戸以来の文化の中心地:築地はこれからも日本文化の世界への発信地になり続けます。

施設の再生費用はオリンピックに使うことに比べたら
おそらく桁違いの資金ですんでしまうでしょう。

****以上******
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いよいよ、明日開催です。第6回築地市場を考える勉強会 梓澤和幸弁護士をお招きして

2009-12-02 08:34:22 | 築地を守る、築地市場現在地再整備
 下のブログに、書きましたが、いよいよ明日12/3、第6回目の「築地市場を考える勉強会」が開催されます。

 メインテーマは、12/9に迫った「豊洲汚染土壌コアサンプル廃棄差止め訴訟」の第2回口頭弁論に向けて、裁判の経過報告を、弁護団代表梓澤和幸弁護士、弁護団事務局長大城聡弁護士らに頂く予定です。
 第2回口頭弁論に向け、弁護団の記者会見は、本日午後2時より東京地方裁判所記者クラブで予定されています。

 ちょうど、本日発行の『日刊食料新聞』にも、勉強会のご案内は掲載いただいておりました。

 今回は、残念ながら大きな会場を中央区内で抑えることができず、千代田区一ツ橋の日本教育会館 8F 第二会議室(定員168名)となります。
 中央区からは、有楽町線(進行方向一番前が便利)にて、有楽町で乗り換え、都営三田線で神保町駅でおり、A1出口から、歩いてすぐのところにあります。
 結構、行きやすい会場です!!

 現在のところ、国会で築地市場移転問題や豊洲東京ガス工場跡地の汚染問題で多くの論戦をはってこられた川内博史衆議院議員(民主党)も、ご多忙のところご出席いただけるお返事をいただいております。

 多くの皆様のご参加をお待ちいたしております。

 写真は、本日朝の築地市場。この写真を見て、皆様お感じになられませんでしょうか。やっぱり市場はこの地にあるべきだと・・・

 
 ちなみに、12/2 本日、ブーケ21で、タイムドーム明石館長の陣内先生の街づくりに関連したご講演がございます。
 大いにお勧めいたします。
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12/3夜 第6回築地市場を考える勉強会 開催 千代田区神保町駅近く日本教育会館にて

2009-12-01 19:48:16 | 築地を守る、築地市場現在地再整備
 築地市場の移転候補地 豊洲の土壌汚染対策につきましては、本年2月に「豊洲新市場予定地の土壌汚染対策工事に関する技術会議(以下、技術会議)」の最終報告書が提出され、石原慎太郎都知事は、豊洲新市場の平成26年(2014年)12月の開場を表明いたしました。

 しかし、それから9ヶ月以上が経つも、東京都は、地元中央区をはじめ都民に対し、土壌汚染の現状および技術会議で選考された“新技術”に関する実行可能性など詳細な説明を行っておりません。

 東京都は、「豊洲新市場予定地の土壌汚染対策等に関する専門家会議(以下、専門家会議)」の場で約束されたリスクコミュニケーションの場を設けるべきであると考えます。説明責任を果たすことなく、来年度予算に土壌汚染対策費を計上することは本来できないはずです。

 私達は、都民、市場関係者、区政・都政・国政の議員らの有志で、「築地市場を考える勉強会」という場を設け、豊洲土壌汚染問題や築地市場移転問題の勉強会を開催してまいりました。この度、下記のご案内の通り第6回目の勉強会を開催する予定です。

 今回の勉強会のメインのテーマは、「NPO法人市場を考える会」を中心に市場関係者や消費者の皆様が東京都に対して提起した「豊洲汚染土壌コアサンプル廃棄差止め訴訟」の裁判の経過報告です。有名な模範判例をいくつも築いてこられ、今回の裁判でも弁護団代表を率いてくださっている梓澤和幸先生にもお越しいただきます。
 幸いに、裁判は、多くの皆様の関心をひき、現在原告団は、総勢約200名に上っています。

 この裁判の重要性は、様々な不備の多かった土壌汚染の実態調査(ベンゾaピレンのデータが未公表だった点、透水係数の一桁の間違い、不透水層が存在しない箇所の存在、不透水層より深い位置への汚染の浸潤、同地点における不透水層の存在する深さの大きなズレなど)を検証するための唯一の証拠資料(コアサンプル)の隠蔽が、東京都により行われようとすることを止めさせ、法廷という公開の場で、専門家会議や技術会議の報告を再検証することにあります。

 また、勉強会では、国政報告・都政報告の時間も設けました。土壌汚染対策法改正についてや、築地市場移転問題や豊洲土壌汚染について、国政・都政の動きを踏まえ、ご参加いただいた議員の皆様にご報告をいただく予定にしております。

 多くの皆様のご参加をお待ち申し上げます。

                   
           記

日時:12月3日(木)18時半~21時(18時00分開場)

場所:日本教育会館 一ツ橋ホール 8F 第2会議室(定員168名) 
   千代田区一ツ橋2-6-2 電話03-3230-2831
   神保町駅A1またはA8出口
   竹橋駅1b出口


<プログラム>
18時00分 開場
(築地市場移転問題や差し止め訴訟に関連したビデオ上映)

18時30分 開会 
       築地市場移転問題に関する都政・国政報告

19時00分 コアサンプル廃棄差止め訴訟について報告
      一、裁判の経過報告
       弁護団代表 梓澤和幸弁護士(東京千代田法律事務所)
       弁護団事務局長 大城聡弁護士(同上)

      一、専門家会議、技術会議の問題点
       「こどもたちに残したい世界ネット」
       共同代表 水谷和子氏

報告後~20時50分   会場からの質疑応答や意見交換
    指定発言:野末 誠氏(「NPO法人市場を考える会」理事、東卸監事)

   
参加費:500円(資料代含む)

参加対象:築地市場移転問題にご関心のある皆様
    「豊洲汚染土壌コアサンプル廃棄差止め訴訟」原告団の皆様
   


以上


                           平成21年12月
                    築地市場を考える勉強会事務局  
                           文責 小坂和輝
               中央区月島3-30-3 2F 電話03-5547-1191 
                  メール:kazuki.kosaka@e-kosaka.jp
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