昨夜もう一つ行われた総会は、大人たちの自然遊びの会"GGアミーゴ"。
これは、本来50歳以上の"じじい=GG"の"友達=アミーゴ"が集まって、もっぱらフライフィッシングを中心に遊ぼうという集団です。
この会の言いだしっぺは残間さんと言う世界を股にかけたフォトジャーンリストの方なのですが、あるとき「たった一つだけのフライで釣りをする『OneFlyフェスタ』というイベントをやりたい、と思ったんです」と言います。
釣りとなると、釣り人はとにかくたくさんの魚が釣りたいもので、ついつい多くの道具や餌を使って釣りたくなるもの。
虫に似せたフライ(疑似餌)を使うフライフィッシングでも、気象条件や魚の条件に合わなければすぐに別なフライに取り替えて魚に挑むことが多いのですが、釣れる場合でも使っているうちにボロボロになることはありますし、枝に引っかかって取れなくなったら糸を切って新しいフライで再チャレンジをします。
糸が切られたらすぐに新しい糸を結んで次の魚を狙います。
『OneFlyフェスタ』は糸を切られてもボロボロになっても、とにかくそのフライしか使ってはいけないという縛りの中で行う釣りで、もはや「釣りたい!」という煩悩を断ち切るようなものです。
「でもそれが究極にゴミを出さず、自然に負担をかけない釣りだと思うんです。そういう釣りのイベントを北海道の各所でやりたいと思ったけれど、まあ地域からは反対の嵐(笑)。なんでそんなことをしなくちゃならんのだ、と」
そこで残間さんは、「ああ、理想論だけ掲げてもだめなんだな。やっぱりまずはそれに賛同してくれる友達の広がりを作らなくちゃだめなんだ」と一度立ち止まることにして、それでこの"GGアミーゴ"での友達の輪づくりをはじめたというわけ。
今のところ会員数は40数名と言ったところですが、今日はそのうち18名が集まって、総会を兼ねた懇親会というわけです。
もちろん、年間の活動計画の中には仲間内での『OneFlyフェスタ』も入っています。今年は6月末に支笏湖周辺で行うことになり、そのときは静岡の掛川からも仲間が参戦することになっています。
私もOneFlyに耐えられてしかも釣れるフライを作っておかなくては。今からワクワクしています。
◆
さらに、会員の一人である登山ガイドのS君からは、夏の間に冒険フィッシングのプレゼンがあり、日高の山小屋で一泊をして自然豊かな川の超源流部へ入るという北海道ならではの登山&フライフィッシング&冒険の旅へのお誘いがありました。
ううむ、大いに心が動きます。それに、然別湖から昨年に続いてミヤベイワナ釣りのお誘いも来ました。
持つべきものは心根がフィットして、強者でレベルの高い友達。今年のシーズンも大いに充実させたいものです。