『図書館戦争』の参考文献として書かれていた『国立国会図書館のしごと』を読みました。
国立国会図書館を利用するには20歳以上でなければいけず、コートやバックは持ち込めない。
図書館の本をコートやバッグに入れて持ち帰るのを防ぐためで、ロッカーに預けて入館しなければならない。
さらに、貸し出しはされておらず、利用は館内での閲覧と一部複写に限られる。
専門資料を受け取りに行った例では、地方の旧家の崩壊寸前の土蔵で埃と鼠の糞にまみれた箱から
資料を探し出した話がある。結構、肉体労働。
悩みとしては、一般資料でも、コピーを繰り返していれば痛み、国民に多くの情報を提供するという役目が
ありながら、遠い将来まで全ての資料を残さなければならないという矛盾。
面白かったものの1つは、ドイツの統一やソ連の解体の影響。
統一ドイツ、旧ソ連圏の図書館に資料を送ろうとする時、相手方の図書館の名称がどうなっているか?
住所は?資料収集方針は?等々。とにかく、それ以後はこれらの質問を盛り込んだアンケート送付に明け暮れたそうだ。
さらに、国立国会図書館の参観・見学を受け付けているというのも思いがけなく面白かった。
一般の方、高校生(図書委員)→総務課広報係
図書館の方→国内協力課連絡係
外国の方→国際協力課国際連絡係
司書課程で勉強している大学生→図書館研究所図書館情報係
受け付けるところが違うというのも思いがけないことだった。でも、立場によって知りたいことや
専門性が違うから、違って当然なのかもしれない。
『図書館戦争』を読んだ方にうけそうなのは、目録ホールにある「真理がわれらを自由にする」の文字。
国立国会図書館法の前文は、「国立国会図書館は、真理がわれらを自由にするという確信に立って、
憲法の誓約する日本の民主化と世界平和とに寄与することを使命として、ここに設立される」というもの。
なるほど、こういうことを参考にあれを書いたのだなぁ、と興味深かったです。
利用する機会があるのかどうかは分かりませんが、勉強になりました。
書かれてある文章から順番に並べただけたような面がありますので、読む方に伝わるかは
自信ありませんが、面白かったです。
国立国会図書館を利用するには20歳以上でなければいけず、コートやバックは持ち込めない。
図書館の本をコートやバッグに入れて持ち帰るのを防ぐためで、ロッカーに預けて入館しなければならない。
さらに、貸し出しはされておらず、利用は館内での閲覧と一部複写に限られる。
専門資料を受け取りに行った例では、地方の旧家の崩壊寸前の土蔵で埃と鼠の糞にまみれた箱から
資料を探し出した話がある。結構、肉体労働。
悩みとしては、一般資料でも、コピーを繰り返していれば痛み、国民に多くの情報を提供するという役目が
ありながら、遠い将来まで全ての資料を残さなければならないという矛盾。
面白かったものの1つは、ドイツの統一やソ連の解体の影響。
統一ドイツ、旧ソ連圏の図書館に資料を送ろうとする時、相手方の図書館の名称がどうなっているか?
住所は?資料収集方針は?等々。とにかく、それ以後はこれらの質問を盛り込んだアンケート送付に明け暮れたそうだ。
さらに、国立国会図書館の参観・見学を受け付けているというのも思いがけなく面白かった。
一般の方、高校生(図書委員)→総務課広報係
図書館の方→国内協力課連絡係
外国の方→国際協力課国際連絡係
司書課程で勉強している大学生→図書館研究所図書館情報係
受け付けるところが違うというのも思いがけないことだった。でも、立場によって知りたいことや
専門性が違うから、違って当然なのかもしれない。
『図書館戦争』を読んだ方にうけそうなのは、目録ホールにある「真理がわれらを自由にする」の文字。
国立国会図書館法の前文は、「国立国会図書館は、真理がわれらを自由にするという確信に立って、
憲法の誓約する日本の民主化と世界平和とに寄与することを使命として、ここに設立される」というもの。
なるほど、こういうことを参考にあれを書いたのだなぁ、と興味深かったです。
利用する機会があるのかどうかは分かりませんが、勉強になりました。
書かれてある文章から順番に並べただけたような面がありますので、読む方に伝わるかは
自信ありませんが、面白かったです。