こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

オクシタニア 上

2007-01-07 00:00:00 | 未分類
佐藤賢一さん『オクシタニア』上巻を読みました。

時代は十三世紀。
地味な田舎領主であるシモン四世・ドゥ・モンフォールは、立派な体格の割に小心者であった。
その彼が信仰を心の拠りどころとしたところで、十字軍を率いてオクシタニアを征服した。

一方、オクシタニアのエドモン・ダヴィヌスは幼なじみであり思い人のジラルダと結婚したものの、
彼女はカタリ派に入信してしまい、苦悩の日々を送る。

また、トロサ伯アモン七世は、父と同じ轍は踏まないと誓ったはずなのに、ローマ法王の手のものに捕らえられ、
改悛の儀の名の下、大勢の民の前で屈辱的な目に合わされる。
彼は、神など信じないと誓う。

十字軍の遠征は、世界史の中では起こったとしか記述がなかったような記憶がありますが、
様々な思いが交錯した出来事だったのだろうと感じます。
それにしても、中身が充実している分、読むのも大変です。
明日、下巻の感想は書けないかもしれません。

今日は、七草粥をいただきました。
ただし、ぶりの照り焼きも食べたので、胃を休める効果は期待できません(^^;)

コメント
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