谷原秋桜子さんの『天使が開けた密室』を読みました。
倉西美波は、行方不明になった父親捜しの資金稼ぎにアルバイトをしている。
ある日、バイト先で客が抱えていた桐の箱を落とし、中に入っていた六十万円の皿を割ってしまう。
そんな時、「寝ているだけで一晩五千円」といううまいバイトにとびついたところ、
殺人事件に巻き込まれてしまう。
美波以外の登場人物も魅力的です。
親友の一人は、宝塚歌劇団の男役のような容貌と、高校一年生でありながら陸上部でインターハイの全国大会に
出場することが決まっている江戸っ子の立花直海。
もう一人は、先祖をたどれば平安時代までさかのぼれるという京都のお公家さんの家柄で、
人脈は政財界の大物にまで広がるというお嬢さま・西園寺かのこ。
さらに、春に引っ越してきたお隣さん・藤城修矢は天敵ながら天晴れな行動力で、
美波を窮地から救い出してくれます。
でも、結果的に美波を救い出したのは、彼女自身の優しさや純粋さだと思います。
まだまだ人も捨てたもんじゃないと思わせてくれる、素敵な物語でした。
倉西美波は、行方不明になった父親捜しの資金稼ぎにアルバイトをしている。
ある日、バイト先で客が抱えていた桐の箱を落とし、中に入っていた六十万円の皿を割ってしまう。
そんな時、「寝ているだけで一晩五千円」といううまいバイトにとびついたところ、
殺人事件に巻き込まれてしまう。
美波以外の登場人物も魅力的です。
親友の一人は、宝塚歌劇団の男役のような容貌と、高校一年生でありながら陸上部でインターハイの全国大会に
出場することが決まっている江戸っ子の立花直海。
もう一人は、先祖をたどれば平安時代までさかのぼれるという京都のお公家さんの家柄で、
人脈は政財界の大物にまで広がるというお嬢さま・西園寺かのこ。
さらに、春に引っ越してきたお隣さん・藤城修矢は天敵ながら天晴れな行動力で、
美波を窮地から救い出してくれます。
でも、結果的に美波を救い出したのは、彼女自身の優しさや純粋さだと思います。
まだまだ人も捨てたもんじゃないと思わせてくれる、素敵な物語でした。