こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

メシアの処方箋

2007-04-27 00:00:00 | 未分類
機本伸司さんの『メシアの処方箋』を読みました。

ヒマラヤの氷河の下流にある氷河湖。それが決壊して洪水にならないようにダムが造られている。
パペティアは、そこの水位が上がらないように管理するのが仕事だ。
そんなある日、上流に氷河湖の一つが決壊し、土石流が押し寄せてきた。

その、よどんだ水の中から舟の舳先のようなものが現れ、舟の中から木簡を紐でつないだ冊のようなものが
発掘された。
そこに描かれていた花模様を解読して分かった事は?
生命倫理と生命の科学的解明。実験は、どこまでが許される範囲なのか?救いとは何か?
知りたいという気持ちは大切ですが、ある意味、科学者の怖さを感じられる物語でした。

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よしさんの掲示板で、十代の方にお勧めの本を書かせていただきましたが、なかなか難しいですね。

私が十代の頃は、新井素子さんの『星へ行く船』シリーズや久美沙織さんの『丘の家のミッキー』
氷室冴子さんの『ざ・ちぇんじ』『なんて素敵にジャパネスク』大和眞也さんの『ジュゼ』シリーズなど
読んでいましたねー。
あとは、星新一さんの文庫本を古本屋で買いまくり。高校を卒業した頃からリアルタイムで
読めるようになりました。
そして、筒井康隆さんや小松左京さんの短編集を2、3冊ずつくらい。
草上仁さんは、二十代になってから読み始めました。並行して梶尾真治さん、菅浩江さん、
大原まり子さん、岬兄悟さん、火浦功さんなど。
十代で読んだ本は大抵品切れなので、勧めにくいのです。ごめんなさい。

コメント
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