畠中恵さんの『こころげそう 男女九人お江戸の恋ものがたり』を読みました。
幼い頃から共に遊んでいた男女九人の幼なじみ。
それが、ある事件からそれぞれの想いが揺れ動き、人生の転機が訪れる。
とても不幸な出来事から九人の心模様・恋模様は変わっていき、
一時は全員の心まで離れ離れになってしまうのではないかと思いました。
本当に、人生はままならないものですね。
彼らは、心に小さな棘を刺されたような想いを胸に抱いて生きていくのでしょう。
きっと悲しみを胸に秘めながらも、日々の小さな喜びと時の流れに心を癒されていくと思います。