ロバート・シルヴァーバーグ氏の『夜の翼』を読みました。
妖精のような<翔人>怪物のような<変形人間>
<監視者><記憶者>などの職人のような人々が所属するギルドが存在する中世的文明社会。
まるでファンタジーのような世界だが、それは遥かなる未来の世界。
文明の爛熟期に、おごり高ぶった人類が犯した罪により、異星種族の侵略におびえ続け
衰退していく地球の姿だった。
侵略されながらも、かつてのような力も気力も無くなすがままの人類。
そこに救いは見出せるのか?
SFでありながら、幻想的で耽美な世界観。
これは、確かにすばらしい物語だと感じました。
他のシルヴァーバーグ氏の作品も読んでみようと思います。