こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

食卓にビールを4・5

2006-02-18 00:00:00 | 未分類
いやー、うっかりしていました。小林めぐみさん『食卓にビールを』4巻と5巻が出ていたのですね。
どちらも、馬鹿馬鹿しくて、くだらなくて(褒めてます)面白いです。

まず、4巻。

地鎮祭篇。    くまのプーさんが日本転覆を謀ります。
植林祭篇。    学校のグラウンドに、植林(?)します。
MRI篇。    原因不明の頭痛のため、病院を受診します。
双子篇。     誘拐されていた双子の人面ウサギを助けます。
ライオン篇。   オズの魔法使いです。
物産展篇。    職人さんが宇宙人です。
合宿篇。     地球を征服に来た宇宙軍と戦います。
ドラックストア篇。東銀河警察機構の刑事さんと再会します。

続いて5巻。

イカ篇。       ご近所に、イカ屋がオープンします。
ジーン篇。      学校に、ジーンハンターが集まっています。
マンホール篇。    マンホールに落ちます。
世界征服篇。     友達の進路志望は、世界征服です。
スポ根篇。      熱血少年と、そのライバルの戦いです。恋愛も、からんでいます。
狐狩り篇。      学校で狐狩りをすると、変わったものが捕まえられます。
魔王篇。       旦那が、執筆中の文章に継ぎ足しをしてしまいます。
クリスマスパーティ篇 立派なお屋敷で開かれているお見合いパーティで、殺人事件が発生します。

かなり、手短かにまとめてみました。これで、もっと面白い物語を妄想できたら、あなたは小説家になれるかもしれません。
ほとんど宇宙人がらみですが、この主人公、本当に物事に動じません。SF作家だから?(^^;)
とにかく、今回も、あほらしくて楽しく読めました。

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庭先案内1

2006-02-17 00:00:00 | 未分類
須藤真澄さんのコミックス『庭先案内1』を読みました。

ある村に老人がやってきた。彼は、旅をしながら幻燈機の映像を見せてまわっている。
その映像はとてもリアルで、海がそこにあるように感じることができた。
村の少女は、老人に弟子にして欲しいと訴えるが、断られる。それには、とても悲しい理由があった。

短編集ですが、この物語のように、優しく、温かく、切ない物語が並んでいます。
私は『It’s a small world』がお気に入りです。
こう合ってほしいという願いもこめて。

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サマー/タイム/トラベラー 1

2006-02-16 00:00:00 | 未分類
新城カズマさん『サマー/タイム/トラベラー 1』を読みました。

辺里市という地方都市の高校、県立美原高校の一代行事、マラソン大会でそれは起こった。
卓人の幼なじみ悠有が、ゴールのテープの前でぱっと消えて、テープの反対側でまた現れたらしい。
それを知った4人の仲間が、夏期休暇を利用して、この超能力の分析と開発を始めることにした。
冗談半分のように開発を続けている彼らだが、あちこちの時間で、取り返しのつかない状況から
逃れるチャンスがあったようだ。
2巻の話の展開に不安を覚えつつ、筆を置きたいと思います。

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昨日の続き

2006-02-15 00:00:00 | 未分類
さて、昨日の続きですが、最後は『出来心』

ドジな駆け出しの泥棒、親分に、お前は素質がないから廃業しろと言われる。
今までの泥棒でのあまりの間抜けぶりに呆れ果てつつ、お前にまともな盗みはできないから、
空き巣狙いでもやってみろと、細々と技術指導。

まず声をかけてみて、返事が無かったら入るが、ふいに人が出てきたら「失業しておりまして、
貧の盗みの出来心であります。家には80の母親と15を頭に5人の子供が」と泣き落としで謝ってしまう。
うまくいけば、同情されて見逃してくれる上、いくらかいただけるかもしれないなどと教えられ、
早速仕事に出掛ける。

あちこち品定めをしているうちにたどり着いたのが、貧乏長屋。
少し入り口が開いている家に入ってみると、家具一つなく、部屋の真ん中に褌がぶらさがっているだけ。
鍋に雑炊が残っているのを見つけ食べていると、家の主が帰ってきたので、台所の床下に避難。

家の主は、雑炊が食い散らかされているのを見て、泥棒かと見当をつけるが、
それを言い訳に、たまっている家賃を待ってもらおうと、大家を呼びに行く。
大家は、望み通り待ってくれると言うが、盗難届けを出さなければならないと、盗品をいちいち聞かれて困ってしまう。
苦し紛れに布団をやられたと嘘をつくと「どんな布団だ?表の生地は何だ?」「大家さんのところに干してあるやつで」
「あれは唐草だ。裏は?」「行き止まりです」「布団の裏だよ」「大家さんのは?」
「家は、丈夫であったけえから、花色木綿だ」「家でもそれなんで」
羽二重も帯もたんすも、みんな裏が花色木綿。大家が呆れ果てているところに、
隠れていた泥棒も怒って出てくる。
しかし、警察に突き出すと言われて「失業しておりまして、15の母親と80を頭に
5人の子供が、これも貧の出来心で」と言い訳する。
泥棒は見逃してもらえるが、家の主はお前もお前だ、と言われ、こそこそと台所の床下へ。
「どうしてあんな嘘ばかり並べたんだ」「これもほんの出来心でございます」

とまぁ、こんな噺です。
この噺の枕が長くてですね。9時までに終わらせなくてはいけないと言いつつ、
小三治さんのイタリア旅行の話が長引きまして「イタリアは食べ物が美味しいが、全員泥棒だ」
「冬季オリンピックの開会式はとてもセンスが良かった・・・でも泥棒ばかりだ」などと、
褒めたりけなしたり、よく行かれるらしいのですが、どっちなんだよっ!と笑ってしまいました。
結局、枕が終わったのが8時55分(^^;)5分で何を話す気なんだ。小噺か?と思ってしまいました。
心配するまでもなく、9時30分過ぎまでかかって、落語会が終了しました。
いやー、面白かったです。枕も噺も。

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柳家小三治独演会

2006-02-14 00:00:00 | 未分類
柳家小三治さんの落語を聴いてきました。

まずは、柳家三之助さんの『転失気(てんしき)』から。
知ったかぶりの和尚さんの噺です。転失気とは、おならのこと。
今回は、花屋は夫婦で、転失気を親戚に土産に持たせたり、おつけの実にして食っちゃったりしてました(^^;)
花屋も知ったかぶりなんですね。
小僧さんの名前は珍念でした。
転失気は盃だと和尚さんに嘘を教えるから、医者に自慢の転失気を見せるという押し問答が起きるわけです。
古くから前座噺として重宝された純粋の江戸落語とあります(参考文献「千字寄席」PHP文庫)

続きましては、待ってましたの柳家小三治さん。
噺は『お茶汲み』・・・本に載っていません。別題かな?
紙すき職人が、ひやかしに吉原に出掛けて、簡単でいいからと花魁を指名するわけです。
彼女は、男を見るなり激しく驚きます。しばらくして戻ってくるわけですが、
寝物語に「静岡からかけおちしてきて、金が無くなったので、男の商売のために身を落とした。
早く商売を成功させて必ず身請けに来てねと誓ったのに、手紙も来なくなった。
他のいいひとができて忘れてしまったんだろうと思っていたら、後日、亡くなっていたと知った。
お前さんは、その男にそっくりだ。年季が明けたら嫁にしてくれ」と涙ながらに訴えます。
ただ、彼女はお茶を眼につけていたわけですが(^^;)
その話を聴いた別の男が、同じように吉原に行き、同じ花魁を指名します。
ただ、この男は彼女が来た時に、驚いてみせます。そして、彼女がしたのと同じ話を、
男女を逆にして、話してみせるのです。そして・・・花魁はお茶を入れに行きました。

あと、もう1つ噺があるのですが、今日は疲れたのでこのくらいで。
初めて、演題だけでなく内容も書いてみたのですが、面白さが分かるかなぁ?

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