こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

暴れん坊本屋さん3

2006-11-10 00:00:00 | 未分類
久世番子さんのコミックス『暴れん坊本屋さん』の3巻を読みました。

皇室の方々が読んでいると紹介された本は必ず売れるとか、ハリポタ5巻が解禁が
発売日の朝5時だったので早朝販売したら、誰も来てくれなかったとか、
書店に現れる様々な妖怪とか、色々と面白いエピソードを紹介してくれます。
これが『暴れん坊本屋さん』の最終巻だというのが残念です。
ただ、帯に『番線』の紹介があり、本にまつわるエトセトラと書かれていましたので、
本に関する話が読めるのを楽しみにしています。

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笑酔亭梅寿謎解噺2 ハナシにならん!

2006-11-09 00:00:00 | 未分類
田中啓文さん『笑酔亭梅寿謎解噺2 ハナシにならん!』を読みました。

不良少年だった梅駆(バイク)が、母校の恩師に無理矢理入門させられた落語の師匠。
それが笑酔亭梅寿だった。

連作物で、上方落語を下敷きにしています。
梅寿師匠は破天荒な人で、落語コンクールに出場するための東京までの交通費と宿泊費を着服したり、
弟子に手をあげるだけならまだしも、よその女性マネージャーに手をあげる、所属芸能プロダクションの
若社長にとんでもない恥をかかせるなど、梅駆の不良ぶりなどまだまだ小さいと思えます。

今回、大分成長した梅駆は、落語コンクールで東京の若手噺家たちの「粋」を見せ付けられた気がして
上方落語に自信を無くします。
バラエティタレントの仕込みなしの笑いの連携プレイにも圧倒され、
漫才師養成所の漫才師の卵たちを見学しては、その「笑い」にかける情熱に負けそうになります。
落語も弟子入りなんて堅苦しいことをせずに、養成所を作って育てていった方がいいのか?

落語の敷居の高さばかりじゃなく、その本当の素晴らしさも描いてあって、とても楽しく読めました。
梅駆の苦悩と成長ぶりも見所です。

でも、敷居高いですかねー?他の古典芸能に比べて格安ですし・・・
というより普通のコンサートより安いです。
毎回、どんな噺で笑わせてくれるのかなー?と楽しみに行きます。
古臭いと毛嫌いせずに、一度落語会に足をお運びください。

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新・異世界分岐点

2006-11-08 00:00:00 | 未分類
眉村卓さんの短編集『新・異世界分岐点』を読みました。

『血ィ、お呉れ』は、テレビの無い時代。黄昏時に起きた駅から長屋までの路地での不思議な物語です。
不気味だけど、命には関わらない・・・近代化される前、物の怪や不気味なものの居場所が無くなって
濃縮された場所だったのかとも感じました。

『夜風の記憶』は、講演会のために学生時代に住んでいた大阪に戻った時の出来事です。
大学時代の友人と旧交をあたためることができ、学生時代のアルサロでのバイトを懐かしんでいるうちに、
そのアルサロであるところのフロリダにたどりつきます。
日常からちょっとずれた、不思議な出来事でした。

『超能力訓練記』は、文字通り潜在的に超能力を持つ人を訓練し、その才能を開花させるという物語です。
主人公の横山が空腹時に神経が極度に鋭敏になるので、もしやと思い東京への出張のついでに
超能力協会というところを訪ねます。訓練の結果、空腹時だけとはいえ超能力を身につけ
S市へ帰った横山の知ったこととは?
本社に転勤になるまで、こういう環境で過ごさねばならないなんて、とても気の毒です。

『エイやん』は、妻を亡くした浦上が幼い頃住んでいた悪い思い出しかないN区を
さまよってみようと訪ねたときの話です。
この体験のおかげで、浦上は自分のアイデンティティを取り戻します。
お前も頑張れと励まされているように感じました。

『芳香と変身』は、香りによって若返ってしまった男の話です。
第二の人生を送ると言えば聞こえはいいが、生きていくためにはあらゆる問題が立ちはだかるのです。
あんまり、幸せじゃなさそうですね。

『マントとマスク』は、正義の味方の物語です。
そう!正義の味方にも日常があり、肉体の衰えがあるのです。
おかしくも、切ない物語でした。

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デス博士の島その他の物語

2006-11-07 00:00:00 | 未分類
ジーン・ウルフ氏『デス博士の島その他の物語』を読みました。

表題作の『デス博士の島その他の物語』は、どこが面白いのか解りませんでした。

『アイランド博士の死』は、少年ニコラスが犯罪を犯して島流しにでもあったように感じられる設定なのですが、
そうじゃないようですね。話の流れとしては面白いのですが、設定があいまいなのが落ち着きません。

『死の島の博士』は、殺人罪で有罪となったアルヴァードに癌が発見され、治療法が発見されるまで
冷凍睡眠に入れられることになったという解りやすい話。ある特許が関わっていたり、
覚醒後に面会に来た人々とのかかわりあいなど、結構、面白く読めました。

『アメリカの七夜』は、文明が崩壊した未来のアメリカにやってきたイランの御曹司の経験が
日記としてつづられています。様々な廃墟の描写が寂寞感をもたらします。これも、面白かったです。

『眼閃の奇蹟』これが一番面白かったです。近未来、超管理社会になったアメリカを
盲目の少年が放浪しています。
彼の前には親切な中年男、狂った元教育長、足の悪い少女などが現れ、様々な面で手助けをしてくれます。
彼は、現実と幻想の世界の区別がつきません。
ただ、起きているときは暗く、夢を見ている時は色鮮やかな世界が広がるのです。
ところどころ『オズの魔法使い』の登場人物が現れるところも面白いですね。

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半分しか読めなかったよ~(;_;)

2006-11-06 00:00:00 | 未分類
今日は読書が進まず、半分しか読めませんでした(泣)
明日には読み終えたいところです。

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