森青花さんの『さよなら』を読みました。
嘉平は九十五歳。古い木造アパートに一人暮らしをしていた。
自分で食事を作って食べ、洗濯も掃除もする。
朝は、ラジオ体操をし、午前・午後は碁会所で碁を打つという気楽でそれなりに充実した毎日だった。
ところがある日、両足首をねんざし、若者二人に家まで送り届けてもらったが、
そこで動けなくなってしまった。
病院にもどこにも行けず、電話もなく、部屋に閉じこもったまま餓死してしまう。
霊となった嘉平は、近所や孫・子の元を訪れ、
亡くなった人々の霊魂をしばらく死体に留める方法を伝授する。
よりよい最期を迎えることになるものもあれば、悲劇的な結果をもたらした例もありました。
気に入らなかったのは、老人保健施設をあんな風に描いた事。
あんなひどい施設はありえません。私たちの努力を無にしないでほしいです。
あんなことを書くから、施設のイメージが悪くなるのです。いい加減にしてほしいものです。
嘉平は九十五歳。古い木造アパートに一人暮らしをしていた。
自分で食事を作って食べ、洗濯も掃除もする。
朝は、ラジオ体操をし、午前・午後は碁会所で碁を打つという気楽でそれなりに充実した毎日だった。
ところがある日、両足首をねんざし、若者二人に家まで送り届けてもらったが、
そこで動けなくなってしまった。
病院にもどこにも行けず、電話もなく、部屋に閉じこもったまま餓死してしまう。
霊となった嘉平は、近所や孫・子の元を訪れ、
亡くなった人々の霊魂をしばらく死体に留める方法を伝授する。
よりよい最期を迎えることになるものもあれば、悲劇的な結果をもたらした例もありました。
気に入らなかったのは、老人保健施設をあんな風に描いた事。
あんなひどい施設はありえません。私たちの努力を無にしないでほしいです。
あんなことを書くから、施設のイメージが悪くなるのです。いい加減にしてほしいものです。