「ビリ哲学」って何ですか?。サイトを見ている部員から質問された。中身は言えない、只、お前のような選手を強くする哲学だと答えた。毎日カウンターが100近く上リ、数多くの誰かも知らない部外者が見ている掲示板に、企業秘密である練習内容や精神的強化方法を書けるはずが無い。「部報を良く見て」、「合宿のミーテングを思い出せば」、他と違う事くらいは解るはずだとも話した。一つだけ言える事は「ビリ部員」を大切にしないと、ビリが次のビリを生み出すということである。ビリがビリでなくなるのは退部するか(新しいビリが生まれるが)強くなるかである。力の無い選手、意欲の無い選手等々、ビリを大切にするのが「ビリ哲学」である。
高校教育界で必修科目を取得させないカリキュラムのまま進級させた為に問題が起っている。概、国公立大学を目指す優秀な高校がほとんどで、特に地方の高校に多い。頭の良い学校、良い大学?に入れる学校、地元では認められている只一つの(その高校以外は高校で無いみたいに)高校と思われている。全てが進学、進学で、他はどうでもいい考えが蔓延している。生活指導もいい加減で、進路が全てであるから受験に関係してくる科目だけ勉強させる。こんな事は10数年前から見聞していたことであるが、今頃なんで取り上げられたのか不思議である。何をしても許される体質から生まれた「驕り」(思い上がり)でしかない。教育について皆んなが考えるチャンスである。ウヤムヤにしないで他のことも含め、全ての先入観を持つ人たちからウミ出させたらいいと思う。