「ビリ哲学」その3
どんな大会でもナンバーワンになるのは大変です。自分も認め誰もが認める強い選手がいれば勝てなくて当然です。それが大きな大会になればなるほどナンバーワンは遠くなります。全国大会クラスになると勝負は分かりません。組み合わせや運が味方する事もよく有る事です。それでもナンバーワンは遠くにあるのが普通です。根性が足りないとか、気迫が足りない、とかよりも日常生活を含めて指導者側がどんな指導をするかで人は変わります。あの学校に負けるな、あの選手に勝てとか、競技での心よりも感情が先に出ている指導者や選手は大会が上になるほど1度は勝ってもその後勝てなくなるのが現実です。常にオンリーワン、自分の最高を出す、自己新を出す。たとえどんなにプレツシャーがあっても自己新を出すことは出来ます。相手との競り合いに弱い選手もいます。選手の中に気持ちが弱い選手は多いもので、諦めや自分との戦いに負けると惨めで気持ちの面から立ち直りが遅れます。メンタル面の指導にこれで良いはありません。育ちも環境も性格も、考え方も、指導者も違えば自分に合えば上手く行きますが合わなければ只の選手になります。高校生の成長期だからこそ基本的な挨拶や行動の仕方、言葉の使い方等々身につけて行くことが大切になります。厳しいのではなく社会で生きて行くのに必要な事だと思います。自信が自信を生む、生活と陸上は一体にならないと成長はありません。メンタルについては書き切れるものではありません別な機会に書いてみたいと思います。