京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

 「雨くさ」

2015年03月03日 | 日々の暮らしの中で
                                       
地下鉄を降りて地上への階段を上がっていたとき、少し前を行く女性二人の会話の中から聞こえてきました。
「むっちゃ雨くさ」

「くさ」って!? 階段の上にはもう空が見えていて、車が往来する音が耳に届きます。路面が雨で濡れていそうなことを察することはできました。まあ、<むっちゃ>と言うほどでもありませんでしたが。それにしても、「くさ」ってなんや!?って腑に落ちずにいたのでしたが、…まずはこう思い当たったわけです。

ひと月ほど前、魚の煮汁を煮詰めすぎて、鍋はこげこげに…。焦げ臭いにおいが漂い始めてようやく気付く出来事がありました。
「こげくさい」。ひと言で「クサーッ」ともなりそうな勢いなのですが、この「こげくさい」と「雨くさ」は同じかと。あー、でもちょっと違う。これでは、明らかににおいが漂います。
雨の匂いを言っているのではなく、「雨降ってるっぽい」ってことなんでしょう。となると、よく言われる「年寄りくさいこと言わないで」っていうのと同じでしょうか。あれこれ難しい日本語。「むっちゃ雨くさ」ってありなんでしょうかね。

鍋の焦げ付きも完全には取れず、ただ今使用不可能。ぼちぼちこすってみていますが、まったく辛気くさ!!  
コメント (6)
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