京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

すばらしき大地

2016年01月30日 | HALL家滞在記

= G'day mate from Brisbane Ⅲ =

クイーンズランド州及び国家遺産に登録されているGlasshouse Mountainsのすばらしい眺望です。去る21日、Mary Cairncross Park(メアリー ケアーンクロス パーク)を訪れました。車での移動中に、いくつかの山を間近く見上げることはこれまでにもありましたが、こうして一望するのは初めてです。


この地域は、かつてアボリジニが多く集い、儀式や取引を行ってきた特別な会合場所であったようです。彼らの伝説では、これらの山々はファミリーでティブローガーガン山が父、ビーワア山が母。他の山々も息子であったり娘であるとか。
約2600万年前、この地域は火山の中心で冷えた溶岩から形成された、とも説明されていました。オーストラリアの太古の大地のほんのほんの一端を垣間見れる気がして、一人なら日がなぼんやり眺めていても見飽きる事もなさそうな気がする、…のですが。

 

茂みでカサコソと音を立てているものがいます。小さな動物が2、3匹いて動くのが見えたのは、Jessieが言うにワラビーだと。雨林の中を一周およそ1時間のウォーキングコースが設けられていました。誰も歩こうという者はなく、とりあえずビューポイントまでと少し進んでみれば、樹齢600年の大木の前にベンチが据えられてありました。

引き返し、カフェにてランチ。2ドル硬貨を入れて望遠鏡をのぞこうとしたのですが、Tylerがしがみついて離さず、角度を調整中に時間切れ。はたからJessieもやいやい言うし、面倒なのであきらめることになりました~。

雨林内よりも蒸し暑さを感じる昨日今日。
外の日差しは強いのですが屋内や木陰は心地よく、30度を下がる気温の日々が続いていました。ここにきて少し空模様が不安定です。
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「静かで平和だね」

2016年01月29日 | HALL家滞在記

= G'day mate from Brisbane Ⅲ =

Tylerは木曜日と金曜日にだけキンディに通っています。先週は2回とも休んで一緒に過ごしましたが、今週からは彼も“新学期”。この年齢のクラスは一クラスだけだそうです。写真の両手に持つのはガールフレンドへのお手紙。エバちゃんの話題になると妙にへらへら、体をくねらせて笑いが漏れます。真っ黒に日焼けして登校しました。



こちらに着いた翌日、カラマンディ レイクに。綺麗です。遠浅で遊びやすい場所とあって人気の場所のようです。ランチを用意して二度目には父親も一緒に。

朝はJessieとTylerを車に乗せて、まずは近いキンディでTylerを降ろしてからJessieの学校まで送ることになります。時速70、80キロの道路を走って走って、通勤の車の混雑に合うことなく順調にいっても往復すると50分あまり。迎えはこの逆にピックアップですが、送り迎えは義務で毎日のこと、まっ、なかなか大変です…。

明日は日本語補習校が待っているJessieからなにやら聞こえてくるのです。「補習校やめたい」って…。算数と国語。日本語で文意を読み取り、書くことも負担になりつつあるのかもしれません。行けば頑張れるのだからと母親。私としても日本語に触れる機会は保ち続けてほしいと思うものの、なんとも言いようがありません。

子供がいれば、こうした生活自体は国を問わず誰も大して変わらないのでしょう。帰ってくるまでが「静かで平和だね」と。
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ブリスベンから

2016年01月26日 | HALL家滞在記

= G'day mate from Brisbane Ⅲ =

11日、正午の予定が20分ほど遅れてブリスベン空港に到着。預けたスーツケースを少しでも早く受け取りたい…と足早に階段を降りかけた先に、手を振って待っていてくれた三つの笑顔がありました。ケアンズ空港で乗り継ぐ待ち時間が長く、一人ではやはり長旅でした。緊張から開放された安堵感に満たされた瞬間です。

あれから2週間あまり。幸い体調の変化もなく、こちらの暑さにも馴染んで楽しく過ごしています。Hall家には、4年前にはなかった写真のような大きなパパイア木が青い空に向かって伸びている最中とあってびっくり。

明日からJessieは新学期です。教科書ではなくノートにカバーをしたり、なにやら日本では考えもつかない持ち物をあれこれ用意しています。
まずは個人もちのコンピューター。学校から指定されたソフト類を父親にインストロールしてもらい、アドレスも作って私とのメール交換もこれからは可能になりました。時間があればパソコンに向かっています。
授業で使うためにUSBを2個とコピー用紙。そして特大、ラ~ジlargeサイズだと笑いたくなる27×33もあるペンシルケース。中には、キャップをした20本の鉛筆、色鉛、カラーペン、蛍光ペン、30センチの定規、計算機、鉛筆削り、糊、消しゴム、はさみ、ホワイトボード用の黒ペンセット…などがバラでごちゃごちゃと入っています。
これらは自分の机の引き出しの中に入れたまま置いておくのだとか。Jessieが写真を撮りました。



This is Jessica that is writing this.
Tommorow is the new year of the school.
My grandama has come.(Japan to Australia)We have been to lot of really exciting places.I was so glad that she has came to Aus.
At night we have been laughing all night!!!!!!!!!!!!
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待ち遠しい

2016年01月08日 | 日々の暮らしの中で

「ヤクルト買ってきて」、これはTylerからの頼まれごとでした。娘は「高いけど、そうした乳酸菌飲料はこっちにも売っているからいいよ」と笑うのですが、やっぱりね~、ハイ!っとあの子に手渡してやりたいと思います。明日はちりめん山椒を作ります。スーツケースのあわさいに突っ込めば問題なく、これにて「お土産」の準備は完了です。

娘の夫・Jayへの品選びには、息子の力を借りることになりました。彼自身も愛用しているSMYTHONの革小物を2点。ひとつは息子からJayへということですので、喜んでくれるでしょう。

今ひとつ、必ず子供たちの前であけて、彼らの反応を見てみたいプレゼントも添えてあります。息子のアイディアで柄もお任せ。
で私は、先日JessieとTylerにも同じように用意することにしたのです。Jayには「なにこれ~~~!!」かもしれませんが、そう思っても必ず身につけるはずのものだからと息子は言います…。肌着。こんな“高級品”を自分では買ったこともありません。3人さん、私の前でファッションショー並みのことは控えてよね。
自分のために、文庫本2冊を買いました。

10日、午後8時55分に関西空港出発。ケアンズの空港で乗り継ぎ、ブリスベン空港には11日の12時到着予定です。
食料品満載のスーツケースのチェックを受けて、そして…、出口に向かえば、もう「外」はすぐそこ。出迎えの顔に出会えるのはすぐなのです。待ち遠しい~。
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食糧満載

2016年01月05日 | 日々の暮らしの中で

「…新規事のスタートに好適」と今日の運勢にあったので、暮れから出しておいたスーツケースを開けた。

娘からの頼まれものをほぼ買いそろえたし、朝から夏物衣類も見つくろって本格的に詰め込んでみた。ほぼ食料品で満杯。衣類はほとんど機内持ち込みの小ぶりのキャリーケースに詰め込むことになったが、減らす物などない上に、まだ入れなくてはならない物が多々ある。

どちらも、問題は重量。7キロまでと制限される機内持ち込みぶんでオーバーすれば、受託手荷物にしなくてはならない。いったい何キロに!? 
考えるのは明日にまわして、今夜はこのまま開けっ放し。


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「素敵な取り合わせ」

2016年01月03日 | 日々の暮らしの中で
         穏やかな天候に恵まれて三が日が過ぎました。

今日、新聞を見ていたら、この絵馬の図柄と共に「『猿に絵馬』のことわざをご存知ですか?」と続く文言が目に留まりました。

「取り合わせの良いもののたとえ」で「昔は猿を馬小屋の守護とする信仰があり、正月のうまや祭には猿が馬の手綱を握っている図柄の絵馬や神札が多く用いられたことに由来しています」と説明されてました。

思い出すことばがありました。「であいもん」です。かつてテレビでみたCMでした。
 イカと里芋を炊き合わせたんが入った小鉢が四つ、家族の食卓に並んでいます。
 子供たちは言います。
 「おかあさん、イカとおイモが同じとこに入ってる」
 「お皿けちったん?」
 「二つの材料を合わすと、お互いがますますおいしくなるんや」
 お母さんは子供たちにこう答え、そうした組み合わせを「であいもん」というのだと教えていました。

人はお互いに照らし合える。照らし合ってこそ、一人一人の命は輝きを深め、増していく。こんなことを学ばせてらったこともありましたっけ…。幅広い出会いを重ね、「素敵な取り合わせ」がいくつも訪れる一年にしていけるように、努力しなくっちゃ。

     本年もどうぞよろしくお願い致します。 
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