「親の調子が良いせいか、子も今絶好調です」指揮者・広上淳一氏のお話でした。
「この中には、毎日普通に学校へ通っている小学生がいます。中学生もいます。このコンサートが終われば受験を控えた人もいます。医者の卵もいます。弁護士の卵もいるそうです。」
絶好調の子どもとは、日本唯一の自治体直営オーケストラ・京都市交響楽団の創立50周年、京都コンサートホール開館10周年を機に設立された京都市ジュニアオーケストラのことです。京都市在住・通勤通学の10歳から22歳までの団員約120名が活動しているのだと。
「おそらく日本で一番のジュニアオーケストラだと思います」と讃えられていました。
映画や舞台、なにかJessieと一緒に楽しめそうなものはないかと随分機会を探しましたが、思うようなものがありません。日本滞在もあと少しになった今、ここにきて、「京都市ジュニアオーケストラコンサート」へと一緒に出かけることができました。
ワグナー:楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第一幕への前奏曲
ハチャトゥリアン:バレエ組曲「ガイーヌ」から「剣の舞」「ばらの少女たちの踊り」「アイシエのめざめと踊り」「子守歌」「レズギンカ」
ドヴォルザーク:交響曲8番ト長調op.88
Jessieにとっては初めての体験です。5時開演で2時間たっぷり楽しんで外へ出て見たら雪がちらほら…。じっと座っていたのでエネルギーがあり余っているJessieとおしゃべりしながらの帰り道になりました。「メロディがきれいだったから好き」と言っていたのは何の曲だったか…。
途中、「いつ終わるの?」なんて小さな声が隣から聞こえました。2時間、時々は眠くなるような退屈感もあったのでしょうが、好きだと感じたメロディや強烈なリズムが記憶の片隅に少しでも残れば嬉しいなといったところです。