京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

大胆に

2016年05月30日 | 日々の暮らしの中で

下から順番に咲き上がっていくタチアオイの花。すくっと直立の姿勢が見る者の腰を?背筋まで伸ばしそうだ。半月ぶりのウォーキングに出た。

      怠らで咲いて上りしあふひかな      才麿

 
 ぼんやり視野に入れることを「見る」とは言わない。
 見ることは相手を自分の中に取り入れることだ。
 よく見るためには、立ち止まらなければならない。

           

特徴をつかんで仕上げるのに、30分ほどだったか。仕上がりには、本人はもちろん両親ともに大好評だった。
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“愛読心”

2016年05月27日 | 日々の暮らしの中で
  【 子供は一冊の本である / その本から / われわれは何かを読み取り /
    その本に / われわれは / 何かを書き込んで / いかねばならぬ 】

ウィーン(オーストリア)のある幼稚園の廊下の壁にドイツ語で掲げてあった詩の翻訳だという。「子供はどんな本より読みごたえのある本」。そこに書き込むもことのピントが外れていないか。子供の心を読み続ける“愛読心”を大人は持つべきだ、って。…そうだな~。

          

ブロードウェイミュージカル「ピーターパン」の大阪公演のチケットを手に入れた。大人1枚、子供2枚。
母親と観る、これが彼らにとってはきっと一生の思い出になる気がする。公演は8月、母親の体調次第では私の出番もあるが、プレゼントしようと考えている。7月のボリショイサーカス京都公演と天秤にかけた。やっぱりミュージカルでしょ、という思い込みは間違いではないと思うけれど…。
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奈良で

2016年05月24日 | 日々の暮らしの中で

大阪から帰る方向は、それぞれ奈良と京都とでまったく異なるのですが、最寄りの京阪電車の駅構内で1時間にも及ぶ長い立ち話をしてから別れることが続いていました。ところがこのところ一緒に帰る仲間が増えて、二人でという機会はなくなりました。

先週、彼女の作品の合評が終わりました。が、散会後の“ちょっと一杯”の中には加わらずに帰った奈良友さん。私は次回ということで、少し余裕の生まれたこの時期、今日は奈良で落ち合ってただただおしゃべりの一日を過ごしたのでした。

奈良公園のベンチに座っていると、後ろから近付いてきたシカに腕をペロッとなめられ、おまけに日傘の柄までペロペロ。
外国人観光客や修学旅行生の多いこと! 人疲れしそうでした。 そういえば、Jayは奈良のシカを知らなかった…。
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「殿、利息でござる!」

2016年05月23日 | 映画・観劇
JessieとTyerは両親と分かれて二人だけで週末を我が家で過ごし、帰って行った。何も問題はなく、初の体験も無事にクリアー。すでに、また今度の土曜日にもと聞こえている…。
「覚えてる?」、「ねぇ、覚えてる?」を冒頭につけて、あれこれとたずねる二人。彼らの興味に耳を傾けながら「覚えてるよ!」と思い出を共有することになる。まさに言葉の架け橋。そこを渡りきることで大きく安心して、さらに広く気持ちを外に向けているのだろう。共感の大事さを感じる。連日目いっぱいで過ごした一週間だった。

 

ちょっと力を抜こうと思い、「殿、利息でござる!」という映画を観た。原作は磯田道史著『無私の日本人』所収の「穀田屋十三郎」とか。
宿場町衰退の危機に立ち向かう貧しい庶民が「知恵と勇気と我慢」で「藩に大金を貸付け、利息を巻き上げる」、「江戸時代、実在した人々の奇跡と感動の歴史秘話」。豪華キャストでなかなか見ごたえもあり、楽しんだ。仙台藩7代藩主、「殿」役にびっくり~。
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一つ一つ前へ

2016年05月18日 | HALL家の話
元気でした~。
2月28日、空港でバイバ~イ!と別れてまもなく3か月になります。
彼らの新しい住まいのある最寄りの駅前で待ち合わせ。
手を振りながらまず最初に駆け寄って来てくれたのは、やっぱりJessieでした。な~んか大きくなったみたい。
Tylerは、ダディのジェルでヘアスタイルを決めてもらって、やはり変わらないあの笑顔でした。しっかり大きくなってる気がします。英語しかしゃべらないのが、ちょっとね~。しかし、それも時間を追うごとに、日本語が増えて、ああ~、よかったという感じです。

            

父親のこれからもですが、気がかりだったJessieの編入は早速に手続きも済ませたとのこと。
帰国子女の受け入れには経験豊富な学校のようです。最近はドイツ人、フランス人の子女が編入したばかりで、休み時間には英語が(多言語でしょうが)飛び交っています、という先生のお話をうかがってきたとか。
国際色豊かな学校で、どんな影響を受けて成長していくか。それもまた楽しみにしたいと思う一つです。

Tylerの幼稚園探しはこれからです…。  
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実桜

2016年05月17日 | 日々の暮らしの中で

   桜の実。愛らしい小さな実です。熟すのはいつ頃になるのでしょう。

    16日 HALL一家が日本にやってきました。
    Jayの夢を家族みんなで応援することに決めて…。

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梶の木に花を

2016年05月11日 | 日々の暮らしの中で

昨年の秋、見あげるといっぱいの赤い実がなっているのでわかりました。梶の木でした。冬には落葉して裸ん坊。この当たり見通しもよい坂道ですが、季節は巡りいつの間にか若葉が茂り、久しぶりに見上げてみると小さな実が!


よ~くよ~く見ますとね、実の回りから白いもにゃもにゃしたものが伸びています。これって花なんだそうですよ。初めて気付きました。
葉には裂けているものだけではなく、こうした楕円のような形の葉っぱもあるのだそうです。
もう少し日にちを置いて、また覗きに行こう、ウォーキングしながら見に行こう~って楽しみができました。

風邪薬のせいで何やら胃の気分が悪く、さえない日でした。午後からのぶらぶら歩きで、思わぬ発見。まさに逆境こそ最大の好機!? とは、ちょっとたいそうでした。あ、これは… 努力の実が結ぶ? 努力に花が咲く??? 自分で言ってはいけませぬ。
もう一息、気分よくがんばろ~っと。
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目鼻がついて

2016年05月09日 | 日々の暮らしの中で
期日までに仕上げなくてはならないことがあり、その追い込みの時期を迎えた。のに、突如として喉が痛み始めて大慌て。風邪でもあるまいし、と思いながらもとりあえず風邪薬とうがいで対処。おっ!いい感じだ、と思ったのもつかの間、今度は鼻がグズグズしだしたのでした。大きく体調の変化があってはどもならんとシューチューの数日でした。


それでも昨日は少し歩いて気分転換を図った。私もどこかに飛んでいけたらなあ~、など思いながら気を新たにまたシューチュー。
朝から雨の一日。活発なのは鼻水製造機構? そのせいかちょっと目鼻もついて…。

雨にぬれてつやつやと輝く葉はグレープフルーツの木です。3月初めの時点で9センチだったのが13センチに伸びています。二枚づつ葉が十文字に、交互に交錯しながら8枚(だったか10枚だったか)で9センチ。以後、細長い葉が不ぞろいに何枚も出始めてここに至って、さて成長が順当なのか否か、それは皆目わからずです。
手入れの行き届かない庭はグリングリン~。
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若葉鮮やかに栂尾山高山寺

2016年05月02日 | こんなところ訪ねて

周山街道を車で、栂尾山高山寺(とがのおざん こうさんじ)を訪れました。




紀州有田郡で生まれた明恵上人は34歳のとき後鳥羽院から栂尾の地を賜り、60歳でこの地で入滅。学問所として賜った建物が石水院で、8畳2間の院内では岩上の松に座る明恵上人像、身近に置いて大切にしたという木彫りの狗児、母と慕い、その前で自ら右耳を切ったと言われる仏眼仏母像、鳥獣人物戯画…等々多くの文化財を(レプリカで)拝見。御廟から金堂へとあがっていく石組みもお見事です。




       大空も見えず若葉の奥深し      北 枝


苔むした石段に木漏れ日がさす。木々の若葉が目に鮮やか。何よりの御馳走を心ゆくまで味わってあとにしました。何度でも歩いてみたい、あまり手入れが行き届いていない「あるがまま」の世界文化遺産登録の古寺です。
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足沙(あしぞろえ)式 

2016年05月02日 | 催しごと
5月5日に行われる賀茂競馬(くらべうま)を前に、出走する馬の組み合わせを決める「足沙式(あしぞろえしき)」がありました。

先月末に埒が設けられた馬場を見ているので、駆け抜ける迫力もさぞやと想像はします。が、想像の域を出ることはなく、やはり一度、実際にその場で体感してみなくては…。私の足は、みやこめっせで始まった「春の古書大即売会」へと向かいました。
新緑の美しい季節、外に出かけるのもよかったな…と思ったのでした。
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