京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

  Happy Halloween

2011年10月31日 | HALL家滞在記
                      = G'Day Mate from Brisban Ⅱ =

    

昨日着る予定でいたこの衣装、夕食を済ませてようやくデビューとなった。母親にメイクをしてもらう。チークをさしてリップを塗ってもらってと、幼い頃からこういうことが好きなJessie。「Jessieの言うこと聞いてや」と念を押され、初体験に同伴することにした。ろうそくの灯りは途中風に消されてしまった。

ドアから明かりが見える家々を順番に訪ねた。ドンドンドンドン!!かなり強めのノックだ。いくら待っても反応なしの家もある。「もう行こう」と促しお隣へ。家の前の道をランダーバードを超えて東から西の果てまで訪ね歩いた。
  
   「Trick or Treat!」
 
 
                           
車でやってきて降り立った真っ白なロングドレスの少女。マントを身にまとったり蜘蛛の格好で仮装した子も歩いている。グループが多かったが、私達は二人連れ。脱線もし、いざこざも生じるがよう気の合う二人組なのだ。

 

先客のあとに続いて駆け込む要領のよさも出てきた。大はしゃぎの帰り道、いっぱいになったお菓子を道にこぼすどのはしゃぎよう。興奮冷めやらぬまま、誰か来るかもしれないと今度は家までの道を急いだ。「マミィちゃ~ん!ジェシィいっぱいもらった~~」と駆け込んでいく。留守中の来客にはマミィちゃんが応対していたのだった。
       「Happy Halloween」  

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 とんだ週末

2011年10月30日 | HALL家滞在記
                      = G'Day Mate from Brisban Ⅱ =

楽しみにしていたアザヤの家でのハロウィンパーティには行くことができなかった。

 
ここ数日ホッペがほんのりと染まって気になっていたが、昨日になって腕や足・胸に細かな赤疹が認められた。学校では水疱瘡と手足口病がはやっているとのことに慌てた母親はTylerを部屋に入れて“隔離”、Jessieには接近禁止命令が出た。

風邪からだろうという医師の診断に、特に薬が処方されたわけでもなく家にあるものでよいとのことだった。熱、咳き、鼻水、のどの痛み…、「どんな症状でも大体この薬、風邪薬なんてそう色々ないしな…」と母親は言う。何か処方されたら普通以上の病気なのだろうか?? まあ、信頼しよう。

こちらに来て早々に私は百日咳の予防接種を受けた。Tylerのために受けなくてはならないものだそうで、もちろん母親はすでに済ませていた。無料だった。三世代までは義務付けられているそうな。オーストラリアの医療は優れている、そう聞いているし~。

夜中の発熱は治まったが、目がとろんとしているのがやはり病人だろう。受診後、Tylerも部屋から出されたが、母親ににマスク着用を義務付けられたJessieは、Tylerへのちょっかいもままならない。そこをすばしこく近づいてくるのがJessieだが、さすがに手数は控え気味で遠巻きに所在無くうろうろ、何をする元気もなく気を利かせてか?一人テレビで漫画を見ていることもある。するとテレビばかり見てとお叱りが飛ぶ。おかしいやらかわいそうやら…。

  
珍しい姿を眺めながらTylerを抱っこしてガレージ前で夕涼みしていた。
夜、頭上でドッカーン!!と何かが炸裂したかのような雷鳴だ。大雨に雷、草むしりなどするから!それとも…?
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 優しさ

2011年10月29日 | HALL家滞在記
                      = G'Day Mate from Brisban Ⅱ =

 

駐車場内は極力スピードを落とさなくてはならない。「段差あり」などという注意書きなどとは全く異質の「凸」が作られている。至る所に設けられているので、見落とすと大きく跳ね上がりそうだ。車社会だからこそ、歩行者は守られマナー遵守も当然のこと。子供が乗り降りする家族のためやベビーカー利用者用のための駐車スペースが広く取られていたりもする。

二車線の狭い道でありながら一車線は路上駐車で埋まる京の街とは大違いだ。そこらで車を止めての昼食・昼寝、客待ちタクシーの縦列などありえないだろう。そんな路上駐車によって車の通行が妨げられることなどはない。

ところが、だった。ショッピングセンターには無料で利用できる広大な駐車場スペースがあるために、毎日出勤に利用する車のマイ駐車場化されている率が高いとあって、料金制が導入された店舗がある。
店内でも迷い、駐車場でも出口を間違えたら「ここはどこ?」となりそうな店舗だ。うかうか長時間遊んでいられなくなった…。


昨夜から枕元においていたネコのぬいぐるみをリュックにしまっている。「Show and Tell」でクラスのみんなに話すのだという。そして質問を受けてそれに答えるのだと。何を話したのか? 以前誕生日にもらった「この子の名前は〇〇やねん」とか昨夜口にしていた。小さなウサギさんも潜ませている。

 体力を持て余すほどの子にもこんな一面が…。

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 日めくりで…

2011年10月27日 | HALL家滞在記
                      = G'Day Mate from Brisban Ⅱ =

 
ベジタブルショップに買出しに。
まもなく従兄弟アザヤの誕生日で、30日にはハロウィンパーティが催されるという。
母親が用意した衣装で予行演習?のjessie、プレゼントを用意し楽しみにしている。どんな仮装が見られることやら。

留守を預かればどこへ出ることもなく運動不足もいいところだ。抱っこをせがむかのように泣きわめくTylerは5.4キロ弱の体重がある。歩くのか!?と思わず口をついて出るが、立ち上がり?キックする力は強く、抱き上げている体をよじ登ろうとするようで、今最大の“笑点”だ。そしてにたっとした笑顔に癒されて…。

  
自転車とベビーカー利用者を伴って近所の池へウォーキングに出向いた。
父親の真似をして両足はベンチで腕立て伏せにトライするも、2周目では見事失敗、大声を響かせたJessie。こんな手伝いでもかなりのトレーニングとなりそうだ。ゴミ収集日、空になった二つをガレージ前のスロープを引っ張り上げてくれている。

       Jessie撮影
♪いいゆだな~ と口ずさみJessieのいたずらか。沐浴させる母親の傍に付きっ切りだが、これもお手伝い、かな。Tylerにフットボール選手を夢見る父親、かなえられるだろうか。たくましい姉に鍛えられ、あながち…。

日めくりで愉快なことが続く。こうして目を向ける時間の長さ、密着度が思いを深め温かなまなざしに変えてくれるのだろう。
 
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 平穏な幸せも多忙

2011年10月25日 | HALL家滞在記
                      = G'Day Mate from Brisban Ⅱ =


週末にはかれこれ1年テニススクールへ通うJessieだが、「見に来てや」の誘いも重なり覗かせてもらうことになった。同じような年恰好の子供達が、時間内に3人の指導者の指導を受けていた。ボール拾いに入る親がいたり、弟がお姉ちゃんに駆け寄って抱きつく一幕があったりとまだまだ和やかなクラスだ。

  
はるか先にはすばらしい夢も 「YOU CAN COUNT ON A QEENSLANDER」


  
スイミングスクールではちょうどセイフティウィークということもあって、いつもの指導とは異なる内容だった。相当量の運動になっているはずだが、いやはや疲れ知らずの体力にはあきれるほど…。


日本人客に人気第3位の「サーモンいくらシップ」($5.50) オーストラリアでの回転寿司の老舗「スシ・トレイン」は、1994年の開業以来現在31店舗が営業しているという。各店ごとに設置サイズが異なるので、すべてオーダーメードで発注される開店コンベア。炊飯器も最新機種を日本からというこだわりだそうな。新鮮なタスマニア産のサーモンで「炙りサーモン」、とろりと脂がのっておいしかった。
寿司がまるごとあげてある「サーモン天ぷらロール」、てりやきソースやマヨネーズたっぷり!!天かすがかかっていたりと、日本ではなかなか見かけないアイディアでの回転寿司。こうした様子はおよそわかっているのに足が向く。「お寿司が食べたくなる」のだ。

 
園芸店で見かける用具だが、Hall家にもある。だが、この3本のもの、どうやって使うものなのか定かでないのはなぜだ!?
硬い地に深く入り込んだ草の根っこなどの処理に、鎌の代用とはならない。

ケーキ作りを手伝うJessieと、そのはたで眠るだけ… 
平穏さの中にあって案外多忙…。

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 手入れ行き届けばカエルすまず

2011年10月21日 | HALL家滞在記
                     = G'Day Mate from Brisban Ⅱ =

                                          '10/2/16
前回のHall家滞在中、玄関前にJayによってきれいに植えられたマンデビラの花が好きだった。ところが今は、そのマンデビラのみならず、このときあったものは一切なくなっている。枯らしたのだろうか。理由にさして興味はないが、あまり手入れも行き届いていない。

「二人ともきれいにしたいんやけどな、どうやっていいのかがわからへんねん」と娘は言う。よ~し、それなら私の出番!とはならないから、自然と声は小さくなってしまう。せっせと庭いじりの根性もノウハウも持ち合わせていないのだ。

頂き物だという寄せ植えが庭に置いてある。ハンギング用なのだから、ちょっと釘でも打ってかければよさそうなものだ。紫蘇が鉢植えで、バジルやパセリなど数種がプランターで育っているが、その横にあって枯れずに長持ちしている。



そんな幾鉢かでも毎夕の水遣りだが、何を思ったか花を軽くかき分けて覗き込んでみた。こんな中に何?これは、何が置いてあるの?と、指先でつん!とするとコロンと動いた(ように見えた)。何!? 違う角度から花をかき分け確かめた。な~んとこんなに大きなカエルが身を潜めていたのだった。

身震い一つ!大急ぎでJessieを呼びに家に走り込む。強い見方を従え、もう一度最初から花をかき分け…、のやり直しだ。
「こわい目してるなあ」「でっかいなあ、こんなところでなにしてるんやろ」「びっくりしたなあ」「茶色いやあ。きゃあ!動いたあ」「住んでるんやろか」「そっとしといてやろう」

         よく見るとこんな大きな手

そのままそっと、水を少しサービスしておいてやりました。また明日除いてみよう。
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 めったとないおゆるし

2011年10月20日 | HALL家滞在記
「小銭持ってる?」 
夕飯後の洗いものしているとJessieが聞いてきた。何か弾む心のうちがみえみえの表情している。そして、冷蔵庫のドアに止めてある黄色の紙一枚を探し取り、母親の教える棚からサンドイッチ用の薄い茶の紙袋・マジックと必要なものを自分で揃え、タイラーを抱っこした母親の傍に座った。


黄色い紙のメニューを読み上げる母親、明日のランチには、学校の売店でホットドッグとチョコレートミルクを買って食べたいという希望に許可がおりた。そこで小銭だった。

「ホットドッグ・ソース,チーズ…$2.70 / チョコレートミルク…$1.80」
こうして袋に必要事項を書きお金を添えて準備完了。

登校後、クラスにおいてある箱にこの袋を入れておくとその日のお当番さんが買いにいってくれると教えてくれるJessie。金曜日にはそうして注文する子供の数も多いらしいが、今日(19日)は自分ひとりだったという。
クラスで一人であっても別段何の意識もなく、ホットドッグは大きかったけど足らなかったと楽しげだった。当番は当番の責任を果たし、我はただランチを楽しむ、それだけのこと。だが、それもそれぞれに学びの場ではありそうだ。

 

「Jessieはひと月に一度あるかないかやね。だってもったいないやろう?」と母親は私につぶやくが、Jessieにすればめったとないお楽しみなのだな…。
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 「みんなじょうずやったけど…」

2011年10月18日 | HALL家滞在記
                      = G'Day Mate from Brisban Ⅱ =


毎晩、ゲームしようゲームしよう!!としつこいほどに誘われてお付き合い… のはずがつい本気に??
日本でいうスゴロクゲームだが意外とあがらない。「down」では仕方なしにでも戻るが「up」で何とか先へと急ぎたいJessie。そこで、4が出てもこっそり5つ、時には6つも進んでいるし、出てもいない数でupの場所に…。ずるいんだなあ、あんまりずるいのでこっそりお返しを…。

  「かったり、まけたり、どきどきするから たのしいんだよ」
  「♪かっても まけても どきどき どん!」
 

「BOOK WEEK」における全学年での取り組みだったようだ。図書館で本を読んだ後創作したものらしい。
細かな手作業はどうもいまひとつ…?とばかり見ていたが、そうかこんなに丁寧に作業するんだと気づかされた。このような評価をしてもらえて皆で喜びあう。「みんな上手やったけど、ジェシのが一番」、先生の言葉だけは胸に大事にしまっているようだった。それでいい…。

“Well Done! I'm proud of you.” 父親はこう褒めた。

    
こうした評価には得てして「主観の相違」もあるものだ。それはそれとして、何事かにつけ、さまざまに皆が良さを讃えてもらっている。「先生はちゃんとジェシーのこと見ていてくれるんだねえ~。」「う~ん」
パワフルでエネルギッシュな持ち味がいくつもの可能性を開花させること、気長に楽しみにしておこう。思わぬ一面を楽しませてもらった。
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 ちぐはぐな…

2011年10月15日 | HALL家滞在記
= G'Day Mate from Brisban Ⅱ =


  

生後一ヶ月を迎えたTyler。かかとで突っ張ろうと、足の力が強くなった。すやすや眠る顔にはJessieの幼い頃が重なるが、やはり目元にはまた違った面影が宿る。Jayに似ているのだろうか、それがよくわからない。

この子はおしゃぶりを嫌って受け付けない。澄ました顔で口をムッと閉じたままにしたり押し込んでも器用にプイッと押し出す様がなかなか愉快だ。わが子には使ったことがなく、Jessieは生後数日から使って(使わされて?)いたしで、Tylerの仕草が新鮮でもある。

鳥の鳴き声だけ耳にしながら一人留守居で過ごす午後、本を読んでいた。中尊寺で得度する頃から、得度後の比叡山での修行、寂庵を構えた嵯峨での生活など、寂聴さんの文章だが静かに心に染みる。

  
         
                
午後3時半過ぎのこと、急に雷が鳴り出したこともあって外へ出てみた。黒い雲が湧き上がると感じたが、それが地表に、こちらに向かって層を厚くするようにもくもくと、みるみる膨らみあがる天体ショー。大きな雨音がし出したのと同時に雹まで。
5分もしたらどちらもやんだが、いつまでも溶けない雹の大きさにびっくりの上に、奇妙に美しく感じる雨後の空と…、珍しがりで嬉々としてしまった…。
 

新聞も読まない、もちろんラジオもないしテレビも見ない。NHKのニュースも聞かない。それで平気なことはない。毎日、ネットでいくつかの新聞に当たっている。だが、これもあまり心地よくない。何かに飢えているような気分がある…。
Jessieが今夜は従兄弟のアザヤの家にお泊りで不在。

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 まんまるお月さま

2011年10月12日 | HALL家滞在記
                      = G'Day Mate from Brisban Ⅱ =



夕飯の片付けを済ませて、外へ出てみた。こちらの時間で午後6時半を過ぎたばかりだった。時差は1時間、日本時間よりもこちらが早く進んでいる。

家の前の北側にはユーカリの高木が林立するが、それを外れて東かたから濃い黄色味を帯びた大きなまんまるお月さんが上がってきていた。見せてやりたくて思わずJessieを誘い出す。

                                

「ついてくる~」と叫びながら、逆に月を目掛けて走り出したり、踊りだすテンションの高さだ。…いったいこれは何なのだろう。全身で受け止める反応の大きさ。それが得てして過大なために、うるさい!しつこいよ!静かにして!やめて~!となるのだが、表現豊かでオモロイ子ではある。

今日は十六夜の月…、そうと知って23時7分、改めてもう一度と外へ出てみた。日本を遠く離れていても眺める月は唯一つ。
月に群雲花に影…、とかく邪魔は入りやすい。真っ黒な雲が切れるのを待って姿を現したお月さんをひと目見上げて、10月12日も終わろうとしている。おやすみなさい~。
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 せん無き事も

2011年10月11日 | HALL家滞在記
                      = G'Day Mate from Brisban Ⅱ =

「ものごとは記憶せず記録する」
心の内面より、毎日の出来事を客観的に記録しておくという梅棹忠夫氏の教え、知的生産の基本的心得だと読んだことがあったのを思い出す。

この二日ほどは家でTylerの様子を見ながら過ごしている時間が多かった。今日など庭に出ただけだったが、真夏日を思わせる強い日差しだ。午前5時も過ぎる頃、窓のスクリーンの隙間からは夜がいっきに明けていくほどの気配で明るさが差し込んでくるのがわかる。大きな大きな空が窓の外にあるのだ。起きよう! … か?? でとどまって、あともう少しだけとJessieと一緒に横になっている毎日である。少しばかり寝過ぎの日々に首の付け根が痛む一日だった。
何ら知的生産物などないままだけれど、こうした日々も記録しておくことにしようと思う。

本屋さんに行きたい。深まる秋の奈良はいいだろうな。思ってもせん無きこと、不可能なことばかりに気持ちが行く日はあるものだ。したいことも山ほどある…気がしてくる。あら不思議~、普段はぼんやり過ごしているくせになのだが。
雑念、煩悩の「ダンシャリ」こそ必要なのに、とってもできそうにない。あれこれ迷うことなく今を楽しめばいいことはわかっている。


 
Jessieのペット。これがまた可愛い動くおもちゃで、こうしてタオルをかけて寝かせてから学校へ。
Tylerの泣き声は強く、かかとで踏ん張りながら体を上へ移動する力が出てきているのに驚かされた。Jessie(写真右)とよく似ているとアルバムを繰っては口々に…。

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 日曜日をふたりで

2011年10月09日 | HALL家滞在記
                      = G'Day Mate from Brisban Ⅱ =


昨日は雷雨の朝だったが、すっきりとした青い空が広がった日曜日。ブリスベン28度、Jessieと約束していたので二人でシティへ遊びに行くことにした。

V字型に蛇行するブリスベン川の内側がシティと呼ばれるエリアで、通りは碁盤の目のように整然としている。南北に女性、東西には男性の名が付けられているため、自分がどこにいるか非常にわかり易い。
シティの対岸に広がるサウスバンクでのマーケットをお目当てに、は私だが、Jessieはまず「電車やバスに乗りたい!」だった。「喉が渇いたなあ~」と言いつつも「飲んだり食べたりしたらあかんねん」とマナーには意識がいく。ガムを一枚だけ口にしていた。
そして二つ目の楽しみが、1930年建造だというシティ・ホールの(市庁舎)展望台に上がることだった。中央にある92メートルの時計台内部がエレベーターで78メートルまで昇れるのに、残念ながら来年度までの工事で閉められていた。

 
 

その代わりに、ブリスベン川の橋を渡りながら目に入る観覧車に釘付け! 何度もここに来ながらtoo expensive!!? で避けてきたことが正しかったと思ったが、高さに震えたことも含め彼女の記憶には残ることだろう。大道芸に見入って正面に座り込んで最後まで動こうとしない。Jessie曰く「マジシャン」の誘導も楽しいのか、二度もこの広場で座り込んでいた。Jessieの気分転換になったら何よりな一日だった。

早口で言葉を返されたときには、自分が得ようとしている情報の単語さえ聞き取れず、全く意味不明のことがある。そんなとき一緒にいればまことに心強い見方になる六歳児。彼女に言われてみれば、ああそうか!なのに~。
六歳児とババゴンの珍道中は何かしら傍目の笑顔を誘うらしく、どこでも温かな目を向けてくれる。仮に一人でも尋ねれば何でも答えてくれるし、何とかなるさ!で歩ける勇気ある?無鉄砲なババゴン。日本語が使えないということは本当に疲れるのだが、英語がわからないからと尻込みしたマイナス思考よりも、出歩くことで得られるプラス面を数えてエンジョイしたほうがずっと得だ。

「マミィちゃんはDVD見てやるかな?お菓子食べてお昼寝してるかな…」と、Jessieの推察は正解でした。
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 ランチ

2011年10月06日 | HALL家滞在記
                      = G'Day Mate from Brisban Ⅱ =


午後3時5分前、一日の終りを告げるチャイムが鳴った。
駐車場からJessieが通うプレップの校舎までは少し距離がある。体育館始めいくつかの建物のはたを通り抜けていくが、いずれも平屋建てでプレハブかと見紛うちゃちな校舎がならんでいる。鉄筋コンクリート2階建て校舎がデーン!などとは大違いだ。その代わりいくつもの建屋が点在するだけあって敷地は広く、駐車場もだだっ広い。そこが迎えの車と人でいっぱいになるのだから賑やかだ。日本人同士、ママ友の社交場?情報収集の場でもありそうだ。

上級生達がいっせいに下校しだすのに混じって歩くJessie、後姿はまだいかにも幼く背負うリュックの大きさばかりが目立つ。中にはランチボックと帽子、宿題の関係物、それに小さなヘアーブラシと…が入っていた。
ランチには、あっという間に食べてしまいそうな量のサンドイッチとフルーツだけ。それさえも残してくることがあるという。食べる時間がないのだとか!? 食べなくても残していても特別指導もない?

日本で短期通園させてもらった近隣の幼稚園での、献立表に沿った給食を思い出す。給食時間の意義も重要性もしっかり考慮されていたのとは明らかに大きな違いがある。発育期の幼児にとって何かが欠けていそうでたまらない。週のうち5日は通う学校だ。こんな軽さの「ランチ」でよいのだろうか。

        
     むにゃむにゃむにゃ…    服だけでおおいにボーイ?  さまざまに表情が出てきている
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 足抜きの手抜き

2011年10月04日 | HALL家滞在記
                      = G'Day Nate from Brisban Ⅱ =



きれいな空が広がった。火曜日はスポーツデーと設定されている。制服もそれに見合ったものに着替えていかなくてはならない。上はエンジ、紺に白の配色でスポーツシャツ、下は紺のスカートか短パンどちらでもよいらしい。短パンに寒いので同系のジャンパーも着用して出た。
放課後はスイミング教室へ直行、なかなか大忙しの“幼稚園児”の一日だ…。その分母親と過ごす時間が増えるせいだろう、機嫌よく言葉も笑顔も多い。

Tylerをその間お守りせねばならないが、ずーっと眠っていた。ベッドの足元近くに寝せたので移してほしいと言われたが、寝てる子を起こす危険を冒すほど勇気もなく、ずっとそのままにしておいた。よく寝る賢い子だったこと~。

  

Jessieが昨日Tylerのオムツ交換に挑戦。よく見ているものだと感心、見よう見真似で覚えた手順でクリアーしていくが、この左足だけを服に通すことが言うなら唯一メンドーなことなのだ。こちらのベビー服はこうなっている。日本製のJessieのお下がりには、紐付きの打ち合わせ式も多い。Jayにはこの紐が厄介らしい。こんなところにもそれぞれの特徴を見て取ることができる。

私は左足を通さずにぎりぎりのところまでホックだけをしておく、そんな手抜きもしばしばです。

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 今日から新学期

2011年10月03日 | HALL家滞在記
                      = G'Day Mate from Brisban Ⅱ =


                           朝と一変、雷が鳴り出し雨降りに。

二週間のホリデーは終了した。昨日誕生日を迎え六歳になっての翌朝、エンジ色の大きなリュックを背負って登校するJessie。こちらでは今日から一年の最終学期が始まった。登下校は保護者の送り迎えが義務付けられている。

12月半ば頃までの二ヶ月半ほど…、早速に宿題も出されて帰宅した。「できないできない」で駄々をこねて中断…、結局夕食後に私と一緒にすることとなった。個人のレベルに合わせて課題が出されていると聞いている。当然のことながら、途中経過には個人差があっても、最終的には皆が同一レベルに達し小学校入学となることを目指すことになる。

  

宿題は英文を読んでその全文書写だった。見開きで6ページ、その片面に、登場してくる生き物の名が入れ替わって、英文は同一のパターンで表現が繰り返されるている。その書写が難問だ。もちろんスイスイ書けないし文字の大きさも揃わない。実際大変やわ~、幼稚園児レベルの宿題がこれとは…。丁寧に書こうと言うだけだ。言い出したらきりがない。やる気を損ねご機嫌斜めも間違いない。いやな宿題も楽しくできるように…、マミィちゃん工夫してや~~、とここで言っておこう。

さまざまな活動も多くはクラス単位だというから担任の姿勢次第、イベントの回数などは全く異なるらしい。幸い、保護者と共に過ごす行事を多く企画してくれていると喜んでいる。何事も一斉指導の国とは大きな違いだ。ところ変わればだが、これって「学級王国」か、かつて問題視されたことをふと思い出している。まあ「幼稚園」だしよその国のことだ、いいか~。
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