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京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

はや田植えが始まって

2008年04月30日 | 日々の暮らしの中で
昨日は所要で滋賀県南東部へ出かけた。
蹴上付近の桜並木は、晴れやかな春の訪れで心を浮き立たせてくれたが、
今回は鮮やかな色とりどりのつつじが浄水場の高みを飾っていて強烈なお出迎え。
植えられているつつじの数は4000本以上になるらしい。
“全山真っ赤”という日も近い。

右は青蓮院、左は平安神宮の大鳥居に出るこの三条通りを東に進めば、右手に都ホテルが山を背にして建っている。
南禅寺への道は目の前。
逢坂山を抜け山科へと出て、名神インターへ向かうために通るここは、
いつも自然の息づかいを強く感じるところだ。

滋賀県ではすでに田植えをしていた。家族で田んぼに出ている。
連休のこの時期に田植えをすることは多い。
京都に比べ、視界の広がりを感じる。まだまだこれからだが、田に水がはられると辺りの景色も一変する。
すがすがしい季節の到来。やがてカエルの大合唱…。
自然の移り変わりに日々感動して生きる日本人の一人であることを実感する。

明日から5月。
5月は、珍しく大阪に足を運ぶ機会が増える月となりそうだ。


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「自分の感受性くらい」

2008年04月27日 | 日々の暮らしの中で
茨城のり子詩集『自分の感受性くらい』より
       自分の感受性くらい
     ぱさぱさに乾いてゆく心を
     ひとのせいにはするな
     みずから水やりを怠っておいて

     気難しくなってきたのを
     友人のせいにはするな
     しなやかさを失ったのはどちらなのか

     苛立つのを
     近親のせいにはするな
     なにもかも下手だったのはわたくし

     初心消えかかるのを
     暮らしのせいにはするな
     そもそもが ひよわな志にすぎなかった

     駄目なことの一切を
     時代のせいにはするな
     わずかに光る尊敬の放棄

     自分の感受性くらい
     自分で守れ
     ばかものよ

自分に水をやる。
心の土壌を潤った肥えたものにしておくために。
映画や芝居、絵画、音楽の鑑賞、読書…もそのためだろう。
人との出会いもある。
旺盛な好奇心を持って。
感動する。刺激を受ける。

しなやかな心、自分なりの価値観を持って
生きていきたいものだ。

「自分の感受性くらい 自分で守れ ばかものよ」。
たるんだ心に突き刺さる。

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あなたのお名前は?

2008年04月26日 | 日々の暮らしの中で
あなたのお名前を忘れてしまいました。

伸びすぎて、ひげ根が出放題になってしまった状態…、大きな鉢に植え替えたいと思っていた。
こんな時期に良いのか悪いのかもわからず、3月に入ってから、適当に根の出たところから切ったりして…。
小さな鉢植えを一つ作った。
姫林檎の花と前後するように咲き出すので、こんなことしたら今年は咲かないかと不安のまま、
薄暗い所に相当日数?、少し長めに、適当に置いておいた。
明るい陽射しに当てだし、冷え込む夜は中に入れ。
おそらくは不要の手間?をかけたのかもしれない。
“母体”もかなりの蕾をつけ、とうとう!一輪が咲き出した。
“親子”元気で満開の時期を迎えてくれそうだ。

あなたのお名前は?
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Nothing, special 雨だから

2008年04月24日 | 日々の暮らしの中で
朝から雨。
気温も低いので、咲き出しそうなつぼみがまだ咲かずに持ちこたえている!!
よかったよかった。なぜ私はつぼみが好きなのだろう。
花開くのが楽しみだから。おたのしみは一日延ばしがいい。

なにもせず、ちょこっと本を読んだりしては、居眠りモードで、だらっとした気分のまま一日を終えた。
私にしては珍しい。

そんな中でも、何か適当な写真はないものかとは探していた。
「my切手」を作ってみたい。新聞でその方法を知り、先日郵便局で案内書をもらって帰った。
縦横各4cmサイズの写真で申込。1シート10枚、50円と80円切手が選べる。
どの写真にしようかしら、オリジナル切手。




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いっとき俗界を離れ

2008年04月23日 | こんなところ訪ねて
両側に木々が迫り、山の懐に包み込まれるように叡山電車は進んでいく。
叡山電鉄八瀬比叡山口下車。橋を渡り川沿いに歩いて5分ぐらいのところに目的の瑠璃光院はあった。
高野川の上流、勢いある流れの音だけが響きわたる。鶯の声が時折聞こえるが、かき消されそうだ。
人も少なく、澄んだ空気を思い切り吸ってゆっくりゆっくりと楽しんで歩いた。

山門をくぐり玄関へと進むうちに、川の水音もいつか消えていることに気づき、静けさに包まれる。
「どちらからいらしたんですか?」
「静かなだけがとりえですわ。夏は涼しいですよ、その代り冬は寒いですがね」
ゆっくりして行ってくださいと、受付で僧侶の方が声をかけてくださった。

「八瀬」は「矢背」とも記され、壬申の乱で背中に矢傷を負わされた大海人皇子(天武天皇)が「八瀬の釜風呂」で傷を癒されてより、平安貴族や武士たちに「やすらぎ」の郷として愛されてきた土地である。
人里離れていそうだが、実のところさほどでもない。

豊な自然に心の浄化を感じ、エネルギーもわいてくるようだ。
しかし、きっとまた心は何かを求めふらっと私をどこかへ誘い出すだろう。


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チケットプリーズ

2008年04月21日 | HALL家の話
背中にプーさんを背負い、買い物袋をひっぱりだしてきました。
何やらいっぱい詰め込んでいます。
バッグの中にバッグ、そしてバッグ、またバッグ…、10個ほどのバッグを入れています。
バビーちゃん(赤ちゃんの人形)・うさちゃん・塗り絵・ペン・アイスクリーム、そして、おもちゃもろもろ。
ちゃんとお金(おもちゃです)も忘れません!

ビニール袋3つぶんの大量の荷物に、
    「マミィー、 おかいもん いくよ~」 
    「バスまってるよ~」
床に座ってバスを待ちます。来ました。乗る真似をします。そして、 「チケット プリーズ」って。
バスは動いていますから部屋から部屋を移動します。
    「ガタンゴトーン ガタンゴトーン」 (これはマミィの役目)
    「つぎは~~ シティ!!」
    「ついたよ~」

また部屋の移動が始まります。
    「マミィ― ここに寝て」と言います。
    ??? 
横になると、ブランケットをかけてくれて、トントンしてくれます。(このまま寝かせて―、と思っていると)
    「おっきして!!」
今度はキッチンへ移動です。
    「おりょうり するわ~」
作ってくれたものを、渡してくれて、
    「マミィ― シェアーよシェアー。オッケイ?」と何回でも「マミィー シェアーよ!」
昼間、延々と続くという母娘の週末の様子です。

子どもは、みな同じだなあと実感。
娘が犬の人形をおんぶして(ちゃんとひもでたすきがけにして)、弟を背負ったおばあちゃんの横に並び、二人が何かを話している。
同じ様に、いくらか前かがみの姿勢をとった写真があったことを記憶している。

昨夜、写真が送られてきた。朝晩だいぶ寒くなったという。
長靴をはいて公園で遊ぶ元気な姿を見て、「それでいい、元気でいいぞ」と思う。
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祭りの時期に父母を想う

2008年04月20日 | 日々の暮らしの中で
端午の節句の飾り付けも終え、祭りも近いという頃になると父母を想う。
父にとっては懐かしい帰郷、母にしたら娘や孫たちと過ごせる楽しみな訪問であったろう。
今頃は、うきうきと準備していた頃に違いない。

カメラを携え、一日中子どもに返ってお祭りを満喫していた父。
懐かしい顔に再会すれば、父と姑とは同級なので、夜は二人の間で○○ちゃん、△△君の話で盛り上がる。
どんなに楽しい時を父が過ごしていたか。饒舌で、おいしいお酒に酔っていた。
一方、母は東京育ちなので、言ってみたら私とおなじで、子供の頃から親しんでいないせいか祭りそのものには愛着が薄い。

母は必ず、柏餅の飾り物を手に取り、「これ、たあちゃんの歯型よ」と言って笑っていた。
幼かった息子が、発砲スチロール製の柏餅にかみついたのを見ていたのだ。
かわいい歯型はそれからずっと、くっきりと残っている。いとおしい歯型となった。
飾り付けるとき、それを見てクスッとし、母の言葉を思い起こしてはまた思わず笑いが漏れる。

しかし、すでに二人とも他界してしまった。父母を想う祭りの時期がやってくる。

今日は青空が広がった。先日来の雨で鴨川の水量も増え、比叡山も洗われて姿が美しい。
ほどなく新緑の美しさに目を奪われる日々になっていく。

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過剰な親心

2008年04月19日 | 日々の暮らしの中で
とろろ昆布・塩昆布・ひじき、チョコパイ、これらを入れて欲しいとのことだ。例の本と一緒に。
何を入れてあげようかと物色し、2袋づつは用意してしまう。なんでも当然お高い。あちらでは手に入らない物もある。
かと言って、重い荷物は、目をむくほどの送料がかかってしまう。
予想外の物に喜ぶ顔。そんなことに喜びを見出して、日本のOkasanは荷づくりに励んだのだった。

彼らは米飯を好んで摂る。味噌スープも欠かさない。
“姫ちゃん”は、納豆大好き、梅干し大好き、お魚大好き。
   さかな さかな さかな~~ さかなをたべーると
   あたま あたま あたま あたま~が…….
と、たどたどしくも歌っていた。

どんな顔をするだろう。こんなに大きな箱とは思っていないだろうから。
姫ちゃん、チョー可愛い服を入れたよ! スモック風なので重ねて着てね。
早く着いておくれ、早くて5・6日かなあ…。



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人のつらさに寄り添う

2008年04月18日 | 日々の暮らしの中で
『25日 尼崎JR脱線3年』(京都新聞 4月18日付)
心身の深い傷と闘いながらそれでも一歩ずつ進み始めた女性の記事を読んだ。
悲しみにふたをして「頑張ろう」と突っ張っているように見えた(治療に当たった医師談)という女性。
愛する家族や親しい友人を亡くして悲しみ嘆く人間的な感情(グリーフ)が、病的な状態に陥った時のケア、グリーフケアが注目されているという。
大家族で隣近所との付き合いもあったころの社会では、グリーフを自然に癒す人間関係があった。現代は人間関係が希薄で、孤独のうちにそれを背負って行かなくてはならなくなっているという。

読んでいて、読みながら、ある男性のブログを思い出していた。
うつに悩む男性のブログだ。時々訪問する。
自らは休職中、妻は入院中、やがて生まれる赤ちゃん、上のお姉ちゃんのお世話、家事、生計、ご自身の体調、多くのことを抱えて、不安や悩み、そして楽しみなどが吐露されている。時にはご自分への責めなども。
身体症状の不調(不眠、覚醒)のつらさ、けだるさというのか倦怠感がずっしりと伝わることがある。
そんな中、今日は、おなかの中の赤ちゃんの名前を考える、父親の嬉しい悩みの内容だった。

人はみんなそれぞれに人には言えない悲しみ・苦しみ・悩みを抱えて生きているのではないでしょうか。
重くかぶさってくることさえある彼の心情に、私が心を寄せてみることはできそうな気がする。
そのままに読み取って、つらそうな状況をどーんと重く受け止めてしまったりしている。
人のつらさに寄り添える、思いを馳せることは、きっと本来誰もにある優しさではないだろうか。
あなたのブログをやさしく見守っている人がたくさんいるはずです。

 
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子は親の鏡

2008年04月17日 | こんな本も読んでみた
    

     詩「子は親の鏡」


けなされて育つと、子どもは人をけなすようになる
とげとげした家庭で育つと、子どもは、乱暴になる
不安な気持ちで育てると、子どもも不安になる
「かわいそうな子だ」と言って育てると、子どもは、みじめな気持ちになる
子どもを馬鹿にすると、引っ込みじあんな子になる
親が他人を羨んでばかりいると、子どもも人を羨むようになる
叱りつけてばかりいると、子どもは「自分は悪い子なんだ」と思ってしまう
励ましてあげれば、子どもは、自信を持つようになる
広い心で接すれば、キレる子にはならない
誉めてあげれば、子どもは、明るい子に育つ
愛してあげれば、子どもは、人を愛することを学ぶ
認めてあげれば、子どもは、自分が好きになる
見つめてあげれば、子どもは、頑張り屋になる
分かち合うことを教えれば、子どもは、思いやりを学ぶ
親が正直であれば、子どもは、正直であることの大切さを知る
子どもに公平であれば、子どもは、正義感のある子に育つ
やさしく、思いやりを持って育てれば、子どもは、やさしい子に育つ
守ってあげれば、子どもは、強い子に育つ
和気あいあいとした家庭で育てば、
子どもは、この世の中はいいところだと思えるようになる
  ドロシー・ロー・ノルト(PHP文庫『子どもが育つ魔法の言葉』より)
    時代の中で、書き加えたり書き直したりして今に至る、という。



子どもは、日々親から学んでいる…、自省の念も込めて読み返す。

娘から、送ってほしいというリクエスト。
『赤ちゃんの知性を…』と『七田式子育て理論…』。
今日は朝から雨だったが、書店をのぞいた。他の2冊は私が。

本を読んで考えることもあるし、知識も得る。
子育てで、何か工夫する知恵を得られれば、そのきっかけになればとは思う。
知識、情報がほしいのだろう。本が手に入らないので、餓えているのかもしれない。
若いママ仲間はいるが、 “人生の先輩”と接する機会が少ないようだ。
本も…だけれど、そういう方から得ること、学ぶことが大であることをもっと知ってほしい。
何かそういうチャンスはないのか、示唆してみようか。

あとは、推理小説なんかも混ぜようか。

身も心も健やかに!!!
かわいく美しい(見かけじゃないよ)女の子に育ってほしいものね。
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バイリンガル教育

2008年04月17日 | 日々の暮らしの中で
世界子育てネット Sweet Heart
http://www.sweetnet.com/

バイリンガル情報掲示板を拝見。というのも、娘が「バイリンガルの幼児にどこまで日本語を徹底させるか」と気にかけてもいたからだが、一人の母親の投稿に様々な意見が寄せられていた。

英語圏で暮らしているので、子供の成長とともに日々英語での生活が大半を占めよう。
そうした環境のなかで日本語力をつけていくことに、親はどこまで関われるのだろう。

「覚悟がいる」とさえいわれる方がいた。「小さい時から日本語で」がいいと。
日本語から英語への移行は簡単だがその逆は難しいという方。
「兄弟げんかが英語で始まった、日本語を使うようにさえぎってでも促したほうがいいのか」という疑問に、
「そのほうが良い、でないとその後は英語化する可能性大」の意見。
習慣化しておくのが良いのだそうだ。
きちんとした日本語で、単語から、日常の会話へと母親があきらめずに教えていくことが求められるそうな。
2つの言語を使えるということより、「自分のアイデンティティーが揺らぐことが怖いと思う」という言葉もあった。

孫の生活基盤は英語圏。生活の中に言葉があるなら、当然、第一言語は英語となる。
心の発達、成長が健やかにと願う私の思い以上に、娘が親として言葉の問題を切実に捉えているのを知った。

ただ子供には、そんなにややこしくないことなのかもしれない。
いずれにしても英語圏で育つのだから、先は見えていそうな気はする。
今度会った時、姫ちゃん、英語でペラペラ話しかけないでね。


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地方紙コラム読み比べ

2008年04月15日 | 日々の暮らしの中で
   「桜前線がようやく県内に到着。」
岩手県、『岩手日報』のコラム「風土計」。4月13日。

  「岩手公園の一角に石川啄木の碑が立つ。『十五の心』が詠まれている。
  今日は二十六で生涯を閉じた啄木の命日。97回啄木忌。
  二人に、花見を楽しむ日はあったろうか。」(一部抜粋)と。

今朝の地元紙の「凡語」でも啄木が取り上げられていた。
  「1912年のきょう4月15日、東京浅草の等光寺で石川啄木の葬儀がおこなわれた。亨年二十六歳。この日も、桜は散ってしまっていただろうか」
と始まっている。そして、
  「はたらけど/ はたらけど猶わが生活楽にならざり/ ぢっと手を見る」
  有名なこの歌は、ワーキングプアと呼ばれる働く貧困層の姿と共鳴しないか。「悲しき玩具」では、困窮にあえぐ自分を責めもする。
  啄木が感じた絶望を自己責任と切り捨ててはなるまい。そこに歌が問いかける現代的意義がある。
と、結んでいる。

「47NEWS」(よんななニュース)
全国五十二新聞社と共同通信のニュースサイトがリニューアルされた。
共同通信に加盟する新聞社の「朝刊コラム読み比べコーナー」が新設。

 http://www.47news.jp/

あちこち開いてのぞいている。
♪行~ってみたいな よその国
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不機嫌は環境破壊

2008年04月13日 | 日々の暮らしの中で
なんとなくモヤモヤしている。日曜日。
気温は高いが曇天。そのせいでもなかろうが、気が晴れない。
上賀茂神社での賀茂曲水宴の催しに散歩がてら行ってみようかと計画していたが、
そんな気力も出ずのまま、昼を迎えた。なんか最近こんな気持ちの日が結構あるように思う。
本でも読んで過ごそうか… 。

けれど私は、簡単に化粧をし、着替え、近くの園芸センターに向かった。
朝刊折り込みの、「かわいい珍品種」、「新潟産シャクナゲも大量入荷!!」、等々の広告と写真に惹かれて…。

「昨日会った犬のほうがずっと賢いわ!」
「もう!やめなさいって言ったらやめなさい!一回言われたらきちんと守りなさい!」
すぐ近くから、子供に向かって母親の大声がした。
小3ぐらいのかわいい女の子と弟のようだ。しばらくするとまた、
「あなた達を連れてきたことを、今、本当に後悔しているわ」「なんで?」
「邪魔だから」「邪魔になるばっかりだから」

何がそんなに不満なのか。大声を発した女性はしゃがんで鉢を手にしている。彼女の顔を、さりげなくのぞいてしまった。いやな気分だ。
花を前にしても心が波立っていたのかも知れない。
「自分の不機嫌は環境破壊で、ダイオキシンをまき散らし、他人や子供たちの吸う空気を汚していないかと思う」
と、どなただったか。

リセットできそうにない空気の中で出会った梨の花。豊水。花芯のなんと美しいこと。
どうしてこんなに繊細な美しい構造を神様は与えたのだろう。
「きれいですね」と声をかけてくださった方がいる。
蜜蜂が飛んでいる。

ささやかな幸せをもらって帰った。

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マミィちゃんお仕事おやすみなのよ

2008年04月12日 | HALL家の話
  ♪♪ うーみは ひろいなー おおきいなぁ~~
    いーって みたいな よその 「うみ」~~

    ゆうびんやさん おはいんなさい

    とんぼのメガネは みずいろメガネ~

おお!だんだんと言葉もはっきりし、大きな声で歌ってくれる。
電話の向こうでケラケラと笑って。
「マミィちゃんおしごとおやすみなのよ~」「ダディもいっしょよ」

今夕「用はなかったんだけどね」と娘からの電話が入った。
キンディに迎えに行ったとき、自分の帽子が見当たらなかったので先生に、
“Excuse me, my hat (is) gone~” って話しているのを耳にし、びっくりした、とのことだった。
 
まだ2歳6ヵ月、そんなものだったかしら。
外で集団生活をしていると身につけるのだろうか。

週末は公園で遊んだり、家族3人で外出したりしてると言う。
送ってくれた最近の写真を使ってすこし加工編集していた。
ダウンロードしておいたフォトフレームを利用してのスクラップブック。
ワードを起動してからの作業になる。
こういうことをするのも好きで、時間はたちまち過ぎてしまう。

今度は本を読んでほしいな。
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ゆっくりゆっくり咲いて

2008年04月10日 | 日々の暮らしの中で
大岡信氏は、「春の雨」に関連して思い出される歌は多いが、として
   おもしろの春雨や 花の散らぬほど降れ  隆達小歌
を紹介されている。

雨にぬれた桜の花びらで道路がピンク色に染められている。花の盛りを過ぎれば、やがては散るゆく。

幸い、今、毎日楽しみに眺める花がある。
姫林檎の木を購入して何年目だろうか。娘を遠くに手放して…、
わざわざ遠くまで出て行くのだから、どうか姫(娘)が実を結びますようにとかこつけて。
つぼみのピンク色はひと雨ごとに濃さを増し、毎日確実に大きくなっていく。
もう開くよ~って時まで、かわいいピンクなのに、
それがほんの僅かに“はなびら”の様相を呈しだすと、白く変わっている。
摩訶不思議!?

ゆっくりゆっくり、ゆっくりと咲いてほしいのよ。
つぼみの時間を楽しませてほしいの。

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