京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

 ひげを買う!?

2015年06月30日 | HALL家の話
 
「あしたひげを買いに行く~」
 と言っていたTyler。
「どこへ買いに行くの?」と聞くと「ウール ワ―ス」と返ってきました。
ショッピングセンターの名前です。

父親とお風呂に入ったあと、そんな話になったのだとか。
果たしてひげは買えたのでしょうか。
聞いてみなくてはいけません…。
電話でのわずかな会話も気分が休まるひとときになります。

ひと月余り、気持ちの上で余裕のない日を過ごしてきてしまって…、でも、それも今日で終わり。

 【ここにいのちをいただいて
  どうぞこうぞ
  わたしにできますのは
  四行五行の自己表現 】

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 「観音の里めぐり」2

2015年06月22日 | 奥琵琶湖・湖北路を訪ねて
再び「観音の里めぐり-奥びわ湖観音巡礼」ツアーに参加、徳圓寺ー和蔵堂ー腹帯観音堂ー洞壽院ー全長寺ー黒田観音堂と6ヵ寺をめぐった。


写真左手にある和蔵堂では、会議出席のために不在の住職に変わって92歳の老坊守さんが、唇と裳に朱が残り、両の足裏を見せてかかとで立つ不思議な立ち姿の十一面観音像についてお話し下さった。井上靖さんはこの像を見て「立ち去り難い仏さまですね」と言われたそうだ。立ち去り難く感じる、とっても素敵な老坊守さんだった。


姉川合戦の難を逃れ、88年もの間、池に沈められていたと伝わる十一面観音像。晒しを巻いて泥まみれになっていた観音像を川から救いだしたと。お腹が少しふっくらした像だったために、晒しが巻かれたまま、安産祈願の観音さまとして祀られているらしい。安産にまつわるそれらしい話も残っており信仰も厚いようだ。美智子さまと雅子さまご懐妊時には腹帯を献上し、お礼状が送られてきたとのこと。姪っ子にお守りをいただいたので、さっそく送るとしよう。


湖北の寺でも最北端にある祠壽院。川のせせらぎを耳にしながら、苔むした老杉が連なる参道を上って行くのは、しばし「世俗を離れて」という心地。こんな場所を歩くのは?…と思っても、いつ以来のことか思い出せない。
宮家との縁も深く、本堂内には菊の御紋章がつき、徳川家の帰依も受けた曹洞宗の名刹。道場でもある。禅寺らしい素晴らしい霊域。冬は全山真っ白、雪が深く生活には苦労もあるが、寺を守っていくのに一生懸命だと口にされた55代目のきりりっとした若い素敵なお坊さん。良い声で、お話が聞けた。…と思っていたが、聞いていたのは声だったのかも。この場所に立ってみることだけで価値がある、と思う。

水上勉の小説『湖と琴』の舞台、大音の村落をバスで通り過ぎた。映画をみたと言われる女性ガイドさんの語りは熱っぽい。
お椀を逆さにしたような竹生島を遠望。月出、菅浦、大浦、塩津、葛籠尾崎、賤ヶ岳…と2013年にウォーキングツアーで歩いた懐かしい地名を幾度となく耳にし、所によってはその場を通り、と今日は観音巡りとはまた違った部分で気持ちがはずむ楽しさもあった。
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 量と質

2015年06月20日 | 日々の暮らしの中で

量が質に転化することはありうるのだから、時間をかければ成就する…ってか~。ほな、ここは頑張り時! と? ひとまず、ひとまずだけど午前中に形にした。いつも、何度も「ひとまず、ひとまず」と繰り返し口にしている気がする。でも今日の「ひとまず」は、最終段階を前にしてのひと休みとなって、かなりホッとした気分。だわ。


ポストをのぞくと、高野山夏季大学の聴講証が送られてきていた。これで7月31日から2白3日で高野山行きが確定。
『破門』で直木賞を受賞された黒川博行氏の講演がある。少し前、書店で文庫本を書棚から抜き取って開いてはみたが、すぐに戻してしまった。なにも知らずにいるのでは失礼なことかとも思うが、読んでみようという気すらおきない。もうしわけないが、おそらくこのままパスだろう。

グレープフルーツの種から芽が出て、ご覧のとおりの成長です。葉の緑の艶やかさに驚かされる。


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 芽

2015年06月15日 | 日々の暮らしの中で

今朝、気付くと芽が出ていました。何の芽でしょう~。
普段、輸入物ばかりいただいていますが、日本でも大きな果実がいくつもつけた立派な木があるお宅を、テレビで紹介していました。そこで物は試しと、私も種を4つ埋めておいたのです。いつ頃だったか…。何にもすることなく、ただ水と目だけはかけて、ひと月は過ぎているはず。昨日はまだ何も気配はなかったと思うのですが、となると、一晩でこれほど一気に!? 

グレープフルーツのタネから出た芽です。この先はどんな経過をたどるのでしょうか。何かいい事ありそうな~。芽を摘まれないように気をつけないといけません…。



先日お参りする機会があった東本願寺。阿弥陀堂の素屋根が半分ほどスライドされて姿を現していました。
2005年に北隣の御影(ごえい)堂修復のために造られた素屋根を、修復工事終了後、阿弥陀堂までスライドした再利用で覆ったのです。6年ぶりの姿でした。7月いっぱいで全て撤去されるそうですから、御影堂と阿弥陀堂は10年ぶりに並び立ちます。早く目にしたい、楽しみな姿です。
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 楽しくふらりふらり

2015年06月06日 | 日々の暮らしの中で
今月は父の日がやって来る。娘の夫Jayのために何かをと思い、下見に街に出た。「お父さん、お仕事ご苦労様。…」とでもなるのか? 「お父さん」という呼称もおかしいのだけれど、まあいいか。あちらには父の日がないと聞いているから、気持ちを贈ることにしよう。息子と同い年だが、品選びが難しい。


北欧雑貨を売る店に立ち寄った。可愛さにつられて手にとって、Jessieが喜びそうだなとつい思う。日本のこけしを模した、韓国のキンドル風の人形飾りをつけたボールペンがある。これら、ズバリ安い。チープと言えば安価の意味にプラス、時には「粗悪品」の意も含むようだから、「リーズナブル」と言ったほうが耳触りもよいか。書き味は気になるが、段ボール箱を開けた時のお楽しみとして、合格品だろう。
なんといっても主役は彼女たちの「お父さん」、Jayなのだ。

【この手で 
 日々を
 かきわけているようなれど
 気がつけば
 仏の 手のまにまに】
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 昼寝

2015年06月02日 | 日々の暮らしの中で

連日の日差しの強さに、午後からではウォーキングに出る意欲を失い、機会も減りがちになる。そこで、月も変わって6月になったのを機に、朝7時ごろからの1時間を歩きに出ることにしてみた。早朝も夕刻陽が落ちてからも無理、となると一番良さそうな時間帯にはなるのだが、果たして続くかどうか…。これからは日付の変わらないうちに寝ることにしよう、などとも歩きながら考えた。これまで何度も考えたことを、昨日も考えた。

           

朝は張り切って出るものの、このパターンに身体が慣れないのは当然だが、どうも身体が重く、疲れた感じで頭はすっきりしないまま一日が終わってしまう。思考力は低下、ぼんやりした頭で読書の午後となった。朝から歩いて昼寝では、ちいっと時間がもったい。昼寝などしてられようか? 朝のウォーキングを止めたほうがよいのかしら。することもしないで気も引ける、誰に?ってことだが…。にしても、眠気を催してくる時はなんとも快く、そのままひと寝入りはまことにもって極楽、心地よい時間。

ところで、「昼寝」を「午睡」と言いかえると、こちらは「優雅で品のいい言葉」になるという。ただ、ステテコをはいてウチワでばたばたのスタイルでは「午睡」とは言い難い。「午睡」というにはそれにふさわしいしつらえが必要だと谷川俊太郎さんが言われていた。海上でなら豪華客船のデッキの上での話だと。年齢や人生経験も無視できない要素で、二十歳そこそこの青二才に許すわけにはいかないとおっしゃる。せめて白髪の2本や3本はあってほしいのだそうな。
五十余年に及ぶ勤勉を続けて至った谷川さんの境地、楽しい昼寝考など読みながらうっかり! うとうとっと、ほんの少し…。

                                     (グルコサミンの新聞折り込み広告より拝借)







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