京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

 あと4日を残して

2013年12月27日 | JessicaとTylerの日本滞在記
悪いことは続くものです…。


今日は突然洗濯機が故障。脱水機能が十分に働きません…。
色とりどりの大小の洗濯物が放り込まれて、ここのところフル回転の日々。とうとう悲鳴を上げたか、絞り切れずにお役目も終了です。新型が出たからといって決して飛びつくことのない暮らしも今回はこれまで。明日、新品が届きます。
グレードがアップされても、ちっとも嬉しさはありません。長年使いなれて親しんだものを手放すのですから洗濯機とは言えやはり残念、惜しい気がします…。けど仕方ありません。

午後4時半過ぎ、みぞれが降りだしました。気付いた娘が
「今日はやっぱり寒い! 寒いわ~」
と言う傍で大喜びのJessieは、束ねるだけの長さを残して髪を切りました。

「よいお年を」
終業式の日に担任の先生が教えてくださったとのこと。その日の帰り、クラスの男の子から
「Jessie、よいお年を~」
と。言われての挨拶が
「バイバーイ!」
だったとは…。
それでも新しく彼女が覚えた言葉です。丁寧に腰を折り、今日はやたら家の中で「よいお年を」と口にしていました。

今年もあと4日。息子の帰りを待っています。
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 クッキーとミルクとニンジンを

2013年12月25日 | JessicaとTylerの日本滞在記

24日の晩には、サンタさんのためにクッキーとミルクを、トナカイのために人参をテーブルに用意して眠るそうです。
そこで…、あいにく牛乳もなくって…、この際!ということになりました。
お煎餅とお茶を用意しました。ここは日本なのだから、まあいいか~ということです。朝起きると、人参の先っぽが大きくかじられていました。

この慣習、「お礼」(Jessie曰く)は父親が子供の頃にもしていたとか。24日のクリスマスイブは日本のような大騒ぎもなく、家族でそろって過ごしているようです。

                            
「シャンタさん、バスプリーズ、でんちゃプリーズ」
Tylerのお願いはかないました。
「一日これで家にいられるね」
とからかわれるほど2歳児は大喜び。
「シャンタさん、ありがとござます」
何やらよく聞き取れない、名付けて“エイリアン・ランゲージ”で気持ちよさそうに目をつむり、首を振り、高らかに歌い上げ?最後に頭をペコリ。手にはマイクを持ったつもりです。
Jessieはお気に入りのハローキティのこまごまとしたものなどをあれこれと…。二人ともご機嫌さんで一日を過ごしました。

「どうしてお茶の代わりにビア(ビール)を置いておかなかったの?」
とは、電話でのJayでした。

いつにないクリスマスの晩となりました。
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 一足飛びには・・・

2013年12月23日 | JessicaとTylerの日本滞在記

   12月21日土曜日
 今日、わたしはかぞくとくらまおんせんへ行きました。出たり入ったりしました。
 みぞれがふっていました。
 電車が大すきな弟がものすごいよろこんでいました。

   12月23日月曜日
 今日、けんばんハーモニカを練習しました。
 「コギツネ」と「タンバリンの輪」をしました。さいしょはむずかしかったのに、だんだんじょうずになりました。
 ほうか後、クラスの友だちがゆびつかいを教えてくれて、うれしかったです。

日本に来て初めて鍵盤ハーモニカにトライしています。放課後練習しているJessieをクラスの友達が囲み、心配げに見守りながら教えてくれていたそうです。先生はそっとその光景を写真に収められたとか…。
とぎれとぎれだったメロディーが、母親の指導?で随分と上手になりました。

冬休みに入ってようやくJessieも一緒に出歩ける日がでてきました。比叡山の冠雪に声を上げながら「雪が降らないかなあ」と…。「今、あなたに贈りたい漢字コンテスト」(漢検)に「雪」の1字を選んでメッセージを添えたJessieでした。

今回、日本に帰国する直前に受験してきた漢字検定試験に合格しました。日本語補習校で週に1度だけの国語の勉強、宿題で補充されるぶん家庭学習の量が増えて大変です。先ず1年生の漢字、10級に合格です。来年6月、2年生の漢字に挑戦すると意欲満々。いつか何かの役に立つ、と期待しています。

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 おかげさまで 

2013年12月18日 | JessicaとTylerの日本滞在記

「ちょっとこわいの~」
ぼんやりしている子でもなさそうですが、「のんびりしている」と言われることが多いらしいタイラーは、公園の滑り台も拒否して、途中からでも滑ろうとしません。上に登るのは苦手、こわがりなのでしょうか。「ちょっとこわい~」が得意です。

13日(金)に入院の手続きをとり、週末を外泊の形で家で過ごしたタイラー。ドロ鼻が出たりしたので心配しましたが、16日午後、アデノイドの手術は予定通りに行われました。術後の経過もよさそうです。
17日、「よーぐるとたべた~い」と駄々をこねていましたが、プリンのみの許可。出されるお粥さんを美味しそうにすべていただき、昼過ぎには左足にしていた点滴が外されました。

外見は充分に元気だと思うのですが、睡眠時の不規則な呼吸や日常の呼吸の仕方が改善されていけば、もっともっとやんちゃなパワーが発揮されるのかもしれません。
なんとも言えない柔らかな笑顔が消えて、2歳児タイラーの存在の大きさを思い知るこの三日間です。

明日は退院できそうだと連絡が入りました。
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 「ジェシジェシ、ゴー!ゴー!」

2013年12月12日 | JessicaとTylerの日本滞在記

「ただいま! ジェシ今日5400メートル走った!!」と 声から先に帰ってきました。

本番の頑張りに期待して「カツ」にしようと話はまとまって、昨晩はヒレカツで縁起をかつぎました。2歳児も肉なら「チキンチキン」と大喜びです。決められた距離でタイムを計るマラソン大会ではなく、30分内でどれだけ走れたかを記録するものです。
「御園橋ー西賀茂橋」間の東西の河川敷を、橋に上がって降りてぐるっと一周。2キロのコースを2周して、さらに終了の笛がなるまでの1400メートルがプラスされる頑張りを見せました。
              
歩けばタイムは遅くなるので制限時間内で走れる距離数が減るわけなのでしょう…。5年生に続いて2年生がスタート。大小入り混じったランナーの中から赤白帽のない赤系の靴を履いたJessieを見つけ、目の前を通過するたびに3回声援を送れたわけで、応援のし甲斐がありました。
Tylerも応援に向かいました。「ジェシ、ジェシ、ゴー!ゴー!!」
橋の上から手を振ってみせ、母親に抱っこされたTylerに笑顔でハイタッチの余裕? 練習を重ねて自信もついたか、好調は持続されました。

高校時代、3キロの持久走でも途中棄権でさぼっていた私。よくまあ8歳の子が5キロを超える走りをするものだと感心するばかりです。
「つかれたらジョギングみたいにして走って、絶対に歩かなかった」と胸を張ります。よく頑張りました。



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 風邪の子

2013年12月09日 | JessicaとTylerの日本滞在記


        咳の子のなぞなぞあそびきりもなや   (中村  汀女)

病院通いの一日でした。
朝からTylerを耳鼻咽喉科と小児科へ。すべてを終えたのは受付を済ませてからなんと4時間半後。ほとんどが待ち時間でした。14時30分、病院から大急ぎでJessieの学校へ迎えに回って、夕食後、今度はJessieを連れて夜間診療でクリニックを受診。
昨日から鼻をぐずぐず、ともに風邪気味です。軽く咳をする初期ですが、二人ともが大事を控えた身。悪化しないようにと早めの受診となりました。

12日、Jessieはマラソン大会です。無理に参加させるつもりはなくとも、本人がやる気満々。今日はゆっくり走れと言い聞かせておいても、15分でいつもは10周(1㌔)のペースを9周に落として、25周。計34周(3.4㌔)を走ったというから、異常なほどのパワーに驚かされます。「30分間」で個々がどれだけの距離を走れるかといったマラソン大会なのだとか。賀茂川の河川敷を走ります。せっかく頑張って練習を続けてきただけに、参加させたいのはやまやま。それだけに本番でダウンしないようにと体調管理に家族は気を揉むことになります。

一方、タイラーは16日にアデノイドの手術を予定しています。帰国間もない時期に受診し、予定が組まれました。この予定のまま順調に終わってほしいと祈るばかりです。息苦しそうな寝息を聞かずにすむように…。

さすがに早く寝てほしいと思った今夜、騒々しさが消えたのは20時半。ちょっと疲れたかな。やはり疲れました。夕食が手抜きです。


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 冬日和

2013年12月02日 | JessicaとTylerの日本滞在記

風もないのにイチョウの葉が舞い落ちてきます。
街路樹の落ち葉の処理には毎年多くの苦情が市に寄せられるのだそうですが、散り敷かれ吹き寄せられた木の葉が道路を彩っています。そんな紅や黄の葉っぱをTylerと拾いながら、歩いて歩いて賀茂川畔へ。冬日和の日曜日。前日からの約束で、お弁当を持って出かけました。なぜかJessieは落ち葉になど目もくれません…。

トンビがクルリと輪を描いて、ユリカモメが飛び交います。ハトが群れ、カモが飛び立ちます。「見て見て! お空を見て!」、このあとに続く呼びかけは「ターくん!」です。素直に空を見上げて「とりとり」と。この子の反応の楽しさがそうさせるのです。

Jessieはマラソン大会を控えていて、ジョギングを楽しむ人たちにまじって、大真面目で持ち前の馬力を発揮。本番の走りさながら。キック力の強さに呆れかえって、走る後ろ姿をみていました。「陸上をやらせようか」とは母親です。「加減する」ということを知りません。がむしゃらです。
姉のあとを追って、2歳児も小さな短い脚をちょこちょこ運んで、どこまでも…。と、いきなりターンしてにこにこ顔で、またちょこちょこと戻ってきます。かわいらしいこと~。

「走っていると風があたって気持ちがいい」とはJessie。穏やかな一日でした。






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