珍しく友人から古本まつりに行かないかと声がかかった。
百万遍知恩寺境内で始まっている(10/29~11/3)。
十夜法要を目当てに11月1日に行く予定でいたのを、ころっと変更。
膝の手術をして、まだ杖が離せない状態なので人混みは避けている。
しかし本人からの誘いなので、快く受けた。
「ブログ読んでるよ」。思わぬ一言だったが、もうずいぶん前にも一度言われた覚えがある。
言葉が刺激とって、相手の言葉に促されて、話が次から次へ発展、展開する楽しさを味わえる関係は、得難い友の一人だと実感している。
相手の言葉を聞いてその瞬間に自分も話したくなる。この状態を〈発信準備〉というらしい。
こうなると相手の話は聞けなくなる。
目の前の人の話を聞きながら他のことを考えてしまうことは私にもあるが、そういうとき、相手の言葉は私に届いていないということだ。
人の話を聞くことはそう簡単ではないということなのだが…。
ちょっと違う。
文学でも好みの範疇は異なるが、かえってそれが対話の先に視野が広がる思いがする。息が合うというのか。
四条へ出て長い一休み。そして書店に立ち寄った。
知恩寺は手ぶらで出たが、2冊購入して帰った。一冊は薦められて。